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夢と幻を見る家

今野大力

『夢と幻を見る家』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。258文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
258文字
人気
226PV
書出

寝室とも書斎とも名附け難い私の室 ここで私は私の好きな事をする 私の家は小さな家である 北国のヌタプカムシペ山脈の畔である 上川平野の隅であるチュウベツを言う アイヌ人種が五十年の昔 鹿を追い熊を追い 狐を追った処である 今まだ太古の伝説鮮やかなる 殖民地の一小邑である 私はここに住んでいる そして小さな安らかな新しい材木の香のする家に 父母があたえた、ささやかな幸福を ひたぶるに恋して ゆっく

初出「詩と人生」1924(大正13)年7月
底本今野大力作品集
表記
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