横臥合掌
富永太郎
『横臥合掌』は青空文庫で公開されている富永太郎の短編作品。152文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 152文字 |
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| 書き出し書出 | 病みさらぼへたこの肉身を 湿りたるわくら葉に横たへよう わがまはりにはすくすくと 節の間長き竹が生え 冬の夜の黒い疾い風ゆゑに 茎は戛々の音を立てる 節の間長き竹の茎は 我が頭上に黒々と天蓋を捧げ 網目なすそのひと葉ひと葉は 夜半の白い霜を帯び いとも鋭い葉先をさし延べ わが力ない心臓の方をゆびさす |
| 初出 | |
| 底本 | 富永太郎詩集 |
| 表記 |
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