頌歌
富永太郎
『頌歌』は青空文庫で公開されている富永太郎の短編作品。154文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 154文字 |
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書き出し書出 | 鋼の波にアベラール沈み鉛の艫(とも)にエロイーズ浮む骸炭は澪(みを)に乗り直立する彼岸花を捧げて走り『死』は半ば脣(くち)を開いて水を恋ひまた燠(おき)を霊床とするすべては緑礬のみづ底に息をつく象牙球の腹部の内側に。 |
初出 | 「山繭 第四号」1925(大正14)年3月 |
底本 | 富永太郎詩集 |
表記 | 新字旧仮名 |
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