5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
251-300件 / 全4,785件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| かはたれ時 | 柳田国男 | 5分以内 | |
黄昏を雀色時ということは、誰が言い始めたか知らぬが、日本人でなければこしらえられぬ新語であった。 | |||
| 中原中也君の印象 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
中原君の詩はよく讀んだが、個人としては極めて淺い知合だつた。 | |||
| 夏の夜の話 | 中原中也 | 5分以内 | |
夏も半ばを過ぎてゐた。 | |||
| 永井荷風 | 佐藤春夫 | 5分以内 | |
先生に関しては約半世紀の追想があり、既に蕪稿も千枚近く書いて来た。 | |||
| 秋と漫歩 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
四季を通じて、私は秋という季節が一番好きである。 | |||
| 「支那游記」自序 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
「支那游記」一巻は畢竟天の僕に恵んだ(或は僕に災いした)Journalist 的才能の産物である。 | |||
| 久米正雄氏の事 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
久米は官能の鋭敏な田舎者です。 | |||
| (酒) | 中原中也 | 5分以内 | |
酒 梅 原因が分りません 蜘蛛は五月雨に逃げ場を失ひました キセルを折れ キセルを折れ 犬が骨を…… ヘン、如何です? | |||
| 天皇と競馬 | 吉川英治 | 5分以内 | |
五月五日には天皇賞レースがある。 | |||
| 『心』予告 | 夏目漱石 | 5分以内 | |
今度は短篇をいくつか書いて見たいと思ひます、その一つ一つには違つた名をつけて行く積ですが予告の必要上全体の題が御入用かとも存じます故それを「心」と致して置きます。 | |||
| 肉食之説 | 福沢諭吉 | 5分以内 | |
天地の間に生るゝ動物は肉食のものと肉を喰はざるものとあり。 | |||
| 性格と表情 | 小津安二郎 | 5分以内 | |
表情がうまい、というだけでは、いけないと思うんだ。 | |||
| 妙齢 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
雨の日のつれ/″\に、佛、教へてのたまはく、昔某の國に一婦ありて女を生めり。 | |||
| 復員 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
四郎は南の島から復員した。 | |||
| 「復員殺人事件」について | 坂口安吾 | 5分以内 | |
七八月にわたって病気のため「復員殺人事件」が中絶、申しわけありません。 | |||
| 年賀郵便 | 岡本綺堂 | 5分以内 | |
新年の東京を見わたして、著るしく寂しいように感じられるのは、回礼者の減少である。 | |||
| 天河と星の数 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
天の河が無数の星の集合したものだという事は今日では誰も知っているが、何故にあのような帯状をなして密集しているかという事はちょっと分らぬ疑問である。 | |||
| 電車 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
第一双の眼の所有者 (むしゃくしゃした若い古物商。紋付と黄の風呂敷) 第二双の眼の所有者 (大学生。制服制帽。大きなめがね。灰色ヅックの提鞄) 第一双の眼(いや、いらっしゃい、今日は。よいお天気でございます。) 第二双の眼(何を哂ってやがるんだ。) (失礼いたしました。へいへい。えゝと、あなたさまはメフィストさんのご子息さん。今日はどちらへ。) (何だ失敬な。) (あ、左様で。あ、左様でございま | |||
| 太平洋食堂 | 大石誠之助 | 5分以内 | |
私事先月の初から急に思ひ立ち、当地に太平洋食堂と云ふ一つのレストラントを設けんとて、俄かに家屋を新築、器具装飾の買入等非常にいそがしく、目下夜を日についで働いて居ります。 | |||
| 蠅のはなし | 小泉八雲 | 5分以内 | |
二百年ばかり前に、京都に飾屋九兵衞という商人が居た。 | |||
| 映画『新・平家物語』 | 溝口健二 | 5分以内 | |
清盛が、叡山の僧兵にかつがれた神輿に、矢を射込む場面を、撮影しているところだ。 | |||
| 漱石山房の冬 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
わたしは年少のW君と、旧友のMに案内されながら、久しぶりに先生の書斎へはひつた。 | |||
| 博士問題の成行 | 夏目漱石 | 5分以内 | |
二月二十一日に学位を辞退してから、二カ月近くの今日に至るまで、当局者と余とは何らの交渉もなく打過ぎた。 | |||
| 現代と浄土宗 | 佐藤春夫 | 5分以内 | |
現代と宗教 現代は科学の時代であるという。 | |||
| 古本屋 | 中原中也 | 5分以内 | |
夕飯を終へると、彼はがつかりしたといつた風に夕空を眺めながら、妻楊子を使ひはじめた。 | |||
| 南洲手抄言志録 | 勝海舟 | 5分以内 | |
詠詩 亡友南洲氏。 | |||
| 夏 | 北原白秋 | 5分以内 | |
近景ニ一本ノ葦、 遠景ニ不二ノ山、 不二ヨリモサラニ高ク、 新鮮ニ葦ハ戦ゲリ。 | |||
| おしどり | 小泉八雲 | 5分以内 | |
陸奥の国、田村の郷の住人、村允と云う鷹使でありかつ猟師である男がいた。 | |||
| 尊重すべき困つた代物 | 佐藤春夫 | 5分以内 | |
「青い花」に出てゐた一見童話風の、しかしその内部には近代人の自己分裂と精神薄弱の自己反省を伴つた現実感を、風の如く、さりげなくしみじみと漂はせて骨格の卑しくないもののあるのを発見したのは一年も前の事であつたらう。 | |||
| ロマンチツクな絵本 | 三岸好太郎 | 5分以内 | |
黒いトカゲ 弱い外光の中、舟底椅子にもたれてウトウトと昼寝をしたのだがさめた。 | |||
| 熱海の春 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
拜啓 三十日夜、相州酒匂松濤園に一泊、間近に富士を望み松原に寄する夕波の趣佳し。 | |||
| 月見草 | 山之口貘 | 5分以内 | |
現在のところに住んで、まる六年になる。 | |||
| 折紙 | 中勘助 | 5分以内 | |
私はまたその妹とすごした海岸の夏をわすれたことはない。 | |||
| 悲しい新宿 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
世田谷へ移つてから、新宿へ出る機會が多くなつた。 | |||
| 人間が家畜食 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
山の中に三十年の朝夕起臥、ほとんど社交のない生活を営みながら、わたしは時に快速船のように何事も進ませずにはいられないくせをもっている。 | |||
| 織部という陶器 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
私の独断によると、織部という陶器は、古田織部という茶人の意匠及び発明に始まるものではない。 | |||
| 家畜食に甘んずる多くの人々 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
ひとは偉そうな顔はしていても、また自由、自由と、自由を叫んでみても、みながみな、家畜に等しく、宛てがわれたままの食べ物を口にして、うまいとかまずいとかいってはいるが、日常の事務的行為として三度の食事の不自由に気がつかない。 | |||
| うろこ雲 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
そらいちめんに青白いうろこ雲が浮かび月はその一切れに入って鈍い虹を掲げる。 | |||
| 相撲と力学 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
力学というのは物体に作用する力の釣り合いや力の作用によって起る物体の運動を数学的に論ずる六かしい学問である。 | |||
| 原爆体験以後 | 原民喜 | 5分以内 | |
幼いときから広島で育ち、付小に行く途中にあった土手町の桜並木、付中通学時代では國泰寺の楠木をなつかしく思いだす、その後広島をはなれて終戦前に広島に帰り、戦前の広島の最後の姿をみるとともに幟町で原爆にあった その悲惨な有様は文字などではとてもあらわし切れるものではなく、体験者でないと判らぬものだった、その後東京で私が不思議に負傷しなかったのをみて「原爆なんて……」ととんでもないことをいう人にあい | |||
| (58号の電車で女郎買に行つた男が) | 中原中也 | 5分以内 | |
58号の電車で女郎買に行つた男が 梅毒になつた 彼は12の如き沈黙の男であつたに 腕 々 々 交通巡査には煩悶はないのか 自殺せぬ自殺の体験者は 障子に手を突込んで裏側からみてゐました アカデミッシャンは予想の把持者なのに…… 今日天からウヅラ豆が 畠の上に落ちてゐました | |||
| かすかな声 | 太宰治 | 5分以内 | |
信じるより他は無いと思う。 | |||
| 鎌倉 | 芳賀矢一 | 5分以内 | |
七里が浜のいそ伝い 稲村が崎 名将の 剣投ぜし古戦場 極楽寺坂越え行けば 長谷観音の堂近く 露坐の大仏おわします 由比の浜べを右に見て 雪の下村過ぎ行けば 八幡宮の御社 上るや石のきざはしの 左に高き大銀杏 問わばや 遠き世々の跡 若宮堂の舞の袖 しずのおだまきくりかえし かえせし人をしのびつつ 鎌倉宮にもうでては 尽きせぬ | |||
| 遺書 | 原民喜 | 5分以内 | |
原守夫氏宛 遺書 長い間御世話になりました 後に思ひ残すことは何もありません あまりあてにもなりませんがもし今後私の著書が出版された際にはその印税を時彦に相続させて下さいみなさんによろしく 原民喜 原守夫様 永井すみ子氏宛 長い間 御世話にばかりなりました 貞恵と死別れて六年あまりも生きてまいりました もう後に思ひ残すことは何もありません そちらにあづけてある私の夜 | |||
| 大大阪のれいめい | 安西冬衛 | 5分以内 | |
光は東方から かわらぬ真理の曙に立つて 今、大淀の流れに影を映すわれらの都大大阪。 | |||
| トンボの死 | 山川方夫 | 5分以内 | |
二人が知りあったのは、青年の夏休みのアルバイトからだった。 | |||
| 〔われらが書に順ひて〕 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
われらが書に順ひて その三稜の壇に立ち クラリネットとオボーもて 七たび青くひらめける 四連音符をつゞけ奏し あたり雨降るけしきにて ひたすら吹けるそのときに いつかわれらの前に立ち かなしき川をうち流し 渦まく風をあげありし かの逞ましき肩もてる 黒き上着はそも誰なりし | |||
| 安達ヶ原の鬼婆々異考 | 中山太郎 | 5分以内 | |
「東北文化研究」創刊號の餘白録に、喜田先生の「安達ヶ原の鬼婆々」を讀んで、先生の御高見もさる事ながら、これに就いては小生も先年から多少考へてゐるところがあるので、こゝに異考として先生の驥尾に附し、敢て御笑ひ草までに書きつけるとした。 | |||
| 真夏の幻覚 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
八月の炎天の下、屋根普請に三四人の工人達が屋根を這ったり上ったり降りたりしていた。 | |||
| 俗即菩提 | 吉川英治 | 5分以内 | |
みんな金を持って、金を捨てにゆく群衆が、どうして皆あんなに愉快そうな顔を揃えてゆくだろうか。 | |||
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。

