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5分以内で読める漢那浪笛の短編作品

青空文庫で公開されている漢那浪笛の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
ふるさと漢那浪笛
5分以内
無言 常によく見る女なれど、 心の欲を云ひいでむ、 また、語るべき機会もなく、 胸もどかしく、過ぎゆくか。
砂上の低唱漢那浪笛
5分以内
満つと見しこの天地は足ずありぬ心を いづちやるも空虚のみ 海の香しめる暁を 今日片時の浜下り 磯の霞に酔ひしれて 哀れ吾が世の夢に泣く 浪路逢かた見渡たして 満潮時を恨み泣く 千鳥の声に胸冷えて 哀れ吾が世の夢に泣く 花葉かざれる海の底 そや湧きかへる黒潮は 憂しや吾が身の宿世にて 哀れ吾が世の夢に泣く 足跡しげき砂の上 深かき想ひに眼を閉ちて 世の運命を思へば 哀れ吾が世の夢に泣く 悲哀
帰省漢那浪笛
5分以内
若夏の入江の西に、 萎ゆる帆を静かにたゝみ、 大船の錨なぐるや、 波止場には、吾かなつかしき 南国の男女のあまた、 すゝみよる、艀むかへぬ。
新らしき悲しみにうつる時漢那浪笛
5分以内
うら若かき日の悲しきあこかれ―― 草葉の息吹きかへす甘き馨り、 艶はしき花の笑ひもながめて過ぎぬ。
車室漢那浪笛
5分以内
一頭のやせ馬に、 ひかれゆく黒塗りのかた馬車。
恋しき最後の丘漢那浪笛
5分以内
その一 うら若かき頃の、悲しきあこがれ……… 草葉の息ふきかへす甘き香り、 艶はしき花の笑ひもながめて過ぎぬ、 木の間にさへずる、鳥の歌をきゝ、 悲しみは眼を閉ぢて、暫時やすらひもせし、 されど、とく新らしき悲しみに転りぬ、 何をもて、この闇を照さむ、 空を仰げば恐ろし……… いざさらば、独り琉球節の一曲を、 口笛にふるわせ、 うらやすき墓場のほとりにさ迷はむ、 そは音なき響きを(聞)かんとや…
まよわし漢那浪笛
5分以内
わが思ふ女ありやなしや。
かの日の歌【一】漢那浪笛
5分以内
南の国の黄昏れ、 空は紅き笑ひを残して静かなり。
燃えよ心漢那浪笛
5分以内
君にささぐる心のきほひ、 火と燃え肉は爛れおちぬ。
玉盃の曲漢那浪笛
5分以内
ふくよかの顔面あげて 紅潮の浜にさすごと 華やかの笑みひろごりて まなざしの光すゞしく わが胸の奥には深く よろこびの影こそ跳れ わが耳に絃づる歌は 鶯の啼く音をこめね あたたかき玉の腕に 瑠璃色の酒瓶たたけば 白百合の花よりすべる 露のごと湧くや甘酒 玉盃の縁にあふれて 白銀や黄金の花の そこゐには咲きそむものと 口ごもる若き恋人 手をのべて盃をうくれば わが心天の永久春 美しき追憶ばか
漢那浪笛
5分以内
淋しき日悲しき思ひ 吾が心弄し去んぬる。
古街漢那浪笛
5分以内
黄昏時を四五分すぎたあと、 薄闇を縫ふて、紅い々々燈の華が、 冬咲きの仏相花のやうにちらつく。
秋 なげかひ漢那浪笛
5分以内
せちになげける秋の木立に、 青める月の、病めるいぶき。
秋の小曲漢那浪笛
5分以内
※ 秋の木の葉がふるひ出す、 ものにおびへた眼の色は、 たゞ白びかり――何を見る。
つかれ漢那浪笛
5分以内
淋しき夜の音づれ、 つかれし眼にうつり わなゝき震ふ心は、たゆむ隙なく、 あるかなきかの影にも似たれ。
吸い殻漢那浪笛
5分以内
午前七時、 時刻が来たいざ学校へ。
あやどり漢那浪笛
5分以内
静けき海のかなた、 日影しのびいる、森の奥に、 彩鳥の声すと、きゝぬ。
暮れ方の窓漢那浪笛
5分以内
常に夢見る女のすがた! 夕暮れ方、 しめやかな窓にしのんで来る。
哀詩数篇漢那浪笛
5分以内
くらがり なすによしなき哀れさよ、 早や日数経て、今日の日も 暗がりわたる物おもひ。
あやしき楽の音漢那浪笛
5分以内
かつて、きゝし折りなき楽の音! 今宵、心にしのび入る。
かの日漢那浪笛
5分以内
あまき歓楽の日は、 束の間に決別をつげ…… 物のかたち、淋しき色に濡れて、 墓場の景色をくりひろげぬ。
かの日の歌【二】漢那浪笛
5分以内
※ 音なき秋の空をながめて、 木の葉は淡き吐息をもらし、 色みな、悲しきメロディなり。
かの日の歌【三】漢那浪笛
5分以内
※ 温たかき玉は、君が手より、 すべり落ちぬ。
かの日の歌【四】漢那浪笛
5分以内
※ ささへかねたる苦痛の重さ! 心と肉とは、時ふるへり。
かの日の歌【五】漢那浪笛
5分以内
※ 気味わるき、 十二月の、ひねもす。
棕梠のそよぎ漢那浪笛
5分以内
黄ばんだ一本の棕梠、 痛ましく裂けた葉のそよぎ。
漢那浪笛
5分以内
記念のための瀬戸焼の盃、 淋しい日の慰めに、とり出して、 泡盛をつぐ。
最後の丘漢那浪笛
5分以内
なつかしい丘の上、 棕呂の若葉のそよぎに、小鳥の唄。
おびえ漢那浪笛
5分以内
咲きし華はしぼみて、 わが世は暗がりわたり。
友の死を懐ふ夜漢那浪笛
5分以内
弥生ついたち、はつ燕、 海のあなたの静けき国の 便りもて来ぬ、うれしき文を。
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