恋しき最後の丘
漢那浪笛
『恋しき最後の丘』は青空文庫で公開されている漢那浪笛の短編作品。638文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 638文字 |
| 人気 | 329PV |
| 書き出し書出 | その一 うら若かき頃の、悲しきあこがれ……… 草葉の息ふきかへす甘き香り、 艶はしき花の笑ひもながめて過ぎぬ、 木の間にさへずる、鳥の歌をきゝ、 悲しみは眼を閉ぢて、暫時やすらひもせし、 されど、とく新らしき悲しみに転りぬ、 何をもて、この闇を照さむ、 空を仰げば恐ろし……… いざさらば、独り琉球節の一曲を、 口笛にふるわせ、 うらやすき墓場のほとりにさ迷はむ、 そは音なき響きを(聞)かんとや… |
| 初出 | 「琉球新報」1911(明治44)年11月12日 |
| 底本 | 沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ |
| 表記 |
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