玉盃の曲
漢那浪笛
『玉盃の曲』は青空文庫で公開されている漢那浪笛の短編作品。295文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 295文字 |
| 人気 | 276PV |
| 書き出し書出 | ふくよかの顔面あげて 紅潮の浜にさすごと 華やかの笑みひろごりて まなざしの光すゞしく わが胸の奥には深く よろこびの影こそ跳れ わが耳に絃づる歌は 鶯の啼く音をこめね あたたかき玉の腕に 瑠璃色の酒瓶たたけば 白百合の花よりすべる 露のごと湧くや甘酒 玉盃の縁にあふれて 白銀や黄金の花の そこゐには咲きそむものと 口ごもる若き恋人 手をのべて盃をうくれば わが心天の永久春 美しき追憶ばか |
| 初出 | 「芸苑 第二巻第二号」1907(明治40)年2月 |
| 底本 | 沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ |
| 表記 |
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