5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
されば追っかけて、また一つ外国人からの注文がありました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
さて、差し当っての責任として、私が主として師匠東雲師の葬送のことを取り計らわねばならぬ次第となったのであります。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
この時代のことで、おもしろい話がある。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
さて、五体の観音は師匠の所有に帰し「まあ、よかった」と師匠とともに私は一安心しました。 | |||
氷れる花嫁 | 渡辺温 | 5分以内 | |
(溶明)晴れたる空。 | |||
京都人の夜景色 | 村山槐多 | 5分以内 | |
ま、綺麗やおへんかどうえこのたそがれの明るさや暗さやどうどつしやろ紫の空のいろ空中に女の毛がからまるま、見とみやすなよろしゆおすえな西空がうつすらと薄紅い玻璃みたいにどうどつしやろえええなあほんまに綺麗えな、きらきらしてまぶしい灯がとぼる、アーク燈も電気も提灯もホイツスラーの薄ら明かりにあては立つて居る四条大橋じつと北を見つめながら虹の様に五色に霞んでるえ北山が河原の水の仰山さ、... | |||
宇都野さんの歌 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
ある一人の歌人の歌を、つづけて二、三十も読んでいると、自然にその作者の顔が浮んで来る。 | |||
御返事(石原純君へ) | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
御手紙を難有う。 | |||
少年に文化を嗣ぐこゝろを | 中井正一 | 5分以内 | |
大塚金之助博士に或雜誌記者が、博士の一生に最も感銘深かった記憶は何でございますかとたずねた。 | |||
雪 | 中井正一 | 5分以内 | |
朝から、空は暗く、チラチラ窓のふちから、雪が散りこぼれて來た。 | |||
最上川 | 斎藤茂吉 | 5分以内 | |
最上川は私の郷里の川だから、世の人のいふ『お国自慢』の一つとして記述することが山ほどあるやうに思ふのであるが、私は少年の頃東京に来てしまつて、物おぼえのついた以後特に文筆を弄しはじめた以後の経験が誠に尠(すくな)いので、その僅の経験を綴(つづ)り合せれば、ただ懐しい川として心中に残るのみである。 | |||
露伴先生 | 斎藤茂吉 | 5分以内 | |
昭和九年の冬に、岩波茂雄さんの厚意によつてはじめて露伴先生にお目にかかり、その時は熱海ホテルで数日を楽しく過ごした。 | |||
気仙沼 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
女川から気仙沼へ行く気で午後三時の船に乗る。 | |||
装幀について | 高村光太郎 | 5分以内 | |
装幀美の極致は比例にあるといふのが私の持論である。 | |||
智恵子の紙絵 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
精神病者に簡単な手工をすすめるのはいいときいてゐたので、智恵子が病院に入院して、半年もたち、昂奮がやや鎮静した頃、私は智恵子の平常好きだつた千代紙を持つていつた。 | |||
「汐くみ」の画に就いて | 上村松園 | 5分以内 | |
「汐くみ」は私としては相当に苦心を費やし、努力を払うた作品でございます。 | |||
朝顔日記の深雪と淀君 | 上村松園 | 5分以内 | |
美人画といって画家が美人を専門に描くようになったのは日本では浮世絵以後のことだろうと思われますが、浮世絵画家のうちで私は春信と長春が好きです。 | |||
良夜 | 徳冨蘆花 | 5分以内 | |
良夜とは今宵ならむ。 | |||
花月の夜 | 徳冨蘆花 | 5分以内 | |
戸を明くれば、十六日の月桜の梢(こずゑ)にあり。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
ちょうど、その時分、虎の門際の辰(たつ)ノ口に工部省で建てた工部学校というものが出来ました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
その時分の私の住居は、下谷西町三番地(旧立花家の屋敷跡の一部)にありました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
それから、また暫くの後、或る日私が仕事場で仕事をしていると、一人の百姓のような風体をした老人が格子戸を開けて訪ねて来ました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
それから、もう一つ、歳の市をやったことがあります。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
ついでながら師匠東雲師の家の跡のことをいって置きましょう。 | |||
易者の哲理 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
すべての易者たちは、彼の神秘な筮竹を探りながら、威嚇するやうな調子で言ふ。 | |||
一夕観 | 北村透谷 | 5分以内 | |
其ある宵われ※(まど)にあたりて横はる。 | |||
思想の聖殿 | 北村透谷 | 5分以内 | |
思想の領地は栄光ある天門より暗濛たる深谷に広がれり。 | |||
兆民居士安くにかある | 北村透谷 | 5分以内 | |
多くの仏学者中に於てルーソー、ボルテールの深刻なる思想を咀嚼(そしやく)し、之を我が邦人に伝へたるもの兆民居士を以て最とす。 | |||
漫罵 | 北村透谷 | 5分以内 | |
一夕友と与に歩して銀街を過ぎ、木挽町に入らんとす、第二橋辺に至れば都城の繁熱漸く薄らぎ、家々の燭影水に落ちて、はじめて詩興生ず。 | |||
研堂釣規 | 石井研堂 | 5分以内 | |
人は、遊ばんが為めに職業に勉むるに非ず、職業に勉めしが為めに遊ぶなり。 | |||
茶話 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
茶話2・27フランク・ハリスと云へば聞えた英国の文芸家だが、(ハリスを英人だと言へば或(あるひ)は憤り出すかも知れない、生れは愛蘭で今は亜米利加にゐるが、自分では巴里人の積りでゐるらしいから)今度の戦争について、持前の皮肉な調子で、「独逸は屹度最後の独逸人となるまで戦ふだらう、露西亜人もまた最後の露西亜人となるまで戦ふだらうが、唯英吉利人は――さうさ、英吉利人は最後の仏蘭西人がといふところまでは行るに相違ない」と言つてゐる。 | |||
音に就いて | 太宰治 | 5分以内 | |
文字を読みながら、そこに表現されてある音響が、いつまでも耳にこびりついて、離れないことがあるだろう。 | |||
純真 | 太宰治 | 5分以内 | |
「純真」なんて概念は、ひょっとしたら、アメリカ生活あたりにそのお手本があったのかも知れない。 | |||
茶話 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
暗示5・中央公論かういふ話がある。 | |||
昆虫図 | 久生十蘭 | 5分以内 | |
伴団六は、青木と同じく、大して才能のなさそうな貧乏画かきで、地続きの古ぼけたアトリエに、年増くさい女と二人で住んでいた。 | |||
水草 | 久生十蘭 | 5分以内 | |
朝の十時ごろ、俳友の国手石亭が葱(ねぎ)とビールをさげてやってきた。 | |||
俳句と云ふもの | 森鴎外 | 5分以内 | |
○俳句と云ものを始て見たのは十五六歳の時であつたと思ふ。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
そこで、この会名の相談になったのでありますが、牙彫家の集団の会であるから、牙彫の「牙」という文字を入れるか、入れないかという間題になった。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
当日は会の発表祝賀会を兼ねて製作展覧を催したのでありました。 | |||
著作権の問題 | 伊丹万作 | 5分以内 | |
社会の各層に民主化の動きが活溌になつてくると同時に、映画界もようやく長夜の眠りから覚めて――というとまだ体裁がよいが、実はいやおうなしにたたき起された形で、まだ眠そうな眼をぼんやりと見開きながらあくびばかりくりかえしている状態である。 | |||
東京宝塚劇場の再開に憶う | 小林一三 | 5分以内 | |
私は、関西で創立した宝塚歌劇を、何んとか東都に進出させ度いとかんがえて東京の市村座・歌舞伎座・新橋演舞場・帝国劇場等に出演させて、その様子を見て居りましたところ、充分成功する見透しがついたので、昭和七年、今の東宝株式会社の前身、株式会社東京宝塚劇場を設立し、日比谷の一角に、宝塚歌劇が常打できる東京宝塚劇場の建設にかかったのであります。 | |||
怪青年モセイ | 夢野久作 | 5分以内 | |
夏冬繁緒、河東茂生、滋岡透、そのほかいろいろ……田舎者の私は、みんな別々の人間のペンネームかと思っていた。 | |||
古い日記の中から | 夢野久作 | 5分以内 | |
俺に取って金は空気と同じものだ、何が税金だと直木が笑った。 | |||
良心・第一義 | 夢野久作 | 5分以内 | |
良心財産を私有する勿れ心念を私有する勿れ汝の全霊を万有進化の流れと共鳴一致せしめよ常に無限なれ万古に清朗なれ良心は一切の本能が互いに統制し、自他の共鳴を完全にして、人文の進化を極致に導き来り、導きつつあり、導き行かんとする人類共通の最重大の本能也。 | |||
どろぼう猫 | 夢野久作 | 5分以内 | |
お天気のいい日に斑猫が縁側に坐ってしきりに顔を撫で廻しておりました。 | |||
ミミズ酒と美女 | 佐藤垢石 | 5分以内 | |
梅雨の、わが庭に蚯蚓(みみず)が這いだしてきた。 | |||
石亀のこと | 佐藤垢石 | 5分以内 | |
鮎は、毛鈎や友鈎で掛けるばかりでなく、餌に食いつくのは、誰も知っている。 | |||
石を食う | 佐藤垢石 | 5分以内 | |
岩魚は、石を食う。 | |||
鰍の卵について | 佐藤垢石 | 5分以内 | |
私の、山女魚釣りを習った場所は奥利根であった。 | |||
寒鮒 | 佐藤垢石 | 5分以内 | |
静寂といおうか、閑雅といおうか、釣りの醍醐味をしみじみと堪能するには、寒鮒釣りを措いて他に釣趣を求め得られないであろう。 |