5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 北原白秋氏の肖像 | 木下杢太郎 | 5分以内 | |
……願ふは極秘、かの奇しき紅の夢……(「邪宗門」) 性慾の如くまつ青な太陽が金色の髪を散して、 異教の寺の晩鐘の呻吟のやうに高らかに、然しさびしく、 河の底へ……底へ……底へ……と沈む時に、 幻想の黒い帆前は 滑つて行く……音もなく…… 明るい灰色の硝子の外で、 氏は倚れる窗の後で――。 | |||
| 荷 | 金史良 | 5分以内 | |
棒の両端に叺を吊して、ぶらんぶらん担ぎ廻る例の「皆喰爺」が、寮の裏で見える度に、私は尹書房を思い出すのだ。 | |||
| 女の顔 | 黒田清輝 | 5分以内 | |
その時代によつて多少の相異はあるがクラシツクの方では正しい形を美の標準としてゐる。 | |||
| 棕梠のそよぎ | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
黄ばんだ一本の棕梠、 痛ましく裂けた葉のそよぎ。 | |||
| 言語体の文章と浮雲 | 幸田露伴 | 5分以内 | |
二葉亭主人の逝去は、文壇に取っての恨事で、如何にも残念に存じます。 | |||
| 水 | 幸田露伴 | 5分以内 | |
一切の味は水を藉らざれば其の味を発する能はず。 | |||
| 紀行文家の群れ | 小島烏水 | 5分以内 | |
明治文壇には、紀行文家と称せられる一群の顔ぶれがあった。 | |||
| 菜の花 | 小島烏水 | 5分以内 | |
市街に住まっているものの不平は、郊外がドシドシ潰されて、人家や製造場などが建つことである、建つのは構わぬが、ユトリだとか、懐ろぎだとかいう気分が、亡くなって、堪まらないほど窮屈になる、たとえやにこくても、隙間もなく押し寄せた家並びを見ていると、時々気が詰まる、もし人家の傍に、一寸した畠でもあれば、それが如何に些細なものであっても、何だか緩和されるような気になる、そうして庭園のように、他所行きの花卉 | |||
| 貧を記す | 堺利彦 | 5分以内 | |
月曜付録に文を投ぜんの約あり。 | |||
| 面白き二個の広告 | 堺利彦 | 5分以内 | |
吾人はこのごろの新聞紙上において実に面白き二個の広告を見当たりたり。 | |||
| 盃 | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
記念のための瀬戸焼の盃、 淋しい日の慰めに、とり出して、 泡盛をつぐ。 | |||
| 婦人の笑顔 | 島崎藤村 | 5分以内 | |
古人の言葉に、 「おふくは、鼻の低いかはりに、瞼が高うて、好いをなごじやの、なんのかのとて、いつかいお世話でござんす。」 これは、名高い昔の禅僧が残した言葉で、おふくが文を持つ立姿の図に、その画賛として書かれたものであるといふ。 | |||
| 再婚について | 島崎藤村 | 5分以内 | |
神坂も今は秋の収穫でいそがしくもまた楽しい時と思います。 | |||
| 森の声 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
自分は今春日の山路に立つてゐる。 | |||
| 手品師と蕃山 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
手品といふものは、余り沢山見ると下らなくなるが、一つ二つ見るのは面白いものだ。 | |||
| 幽霊の芝居見 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
欧洲大戦の時、西部戦線にゐた英軍の塹壕内では、死んだキツチナア元帥が俘虜になつて独逸にゐるといふ噂が頻りにあつた。 | |||
| 魚の憂鬱 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
池のほとりに来た。 | |||
| 駒台の発案者 | 関根金次郎 | 5分以内 | |
京橋の新富町に、小松将棋所といふのがあつた。 | |||
| 時 | 鷹野つぎ | 5分以内 | |
郷里の方の学校友達から、ふと二三度の便りがあつてから、しばらくして彼の女の息子を東京の学校へ入学させる用事をかねて、私をまで訪ねてくれた。 | |||
| 幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
町内に安床という床屋がありました。 | |||
| 幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
さて、いよいよ話が決まりましたその夜、父は私に向い、今日までは親の側にいて我儘は出来ても、明日からは他人の中に出ては、そんな事は出来ぬ。 | |||
| 幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
床屋の話が出たついで故、ちょっと話しましょう。 | |||
| 幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
木寄せのことを、ざっと話して置きましょう。 | |||
| 幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
話が少し元へ返って、私の十二の時が文久三年、十三が確か元治元年の甲子年であった。 | |||
| 幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 5分以内 | |
師匠東雲師の家が諏訪町へ引っ越して、三、四年も経つ中に、珍しかった硝子戸のようなものも、一般ではないが流行って来る。 | |||
| ある眼 | 竹久夢二 | 5分以内 | |
「あんな娘をどこが好いんだ、と訊かれると、さあ、ちよつと一口に言へないが」さう云つて、画家のAは話し出した。 | |||
| 富士に就いて | 太宰治 | 5分以内 | |
甲州の御坂峠の頂上に、天下茶屋という、ささやかな茶店がある。 | |||
| 容貌 | 太宰治 | 5分以内 | |
私の顔は、このごろまた、ひとまわり大きくなったようである。 | |||
| 小志 | 太宰治 | 5分以内 | |
イエスが十字架につけられて、そのとき脱ぎ捨て給いし真白な下着は、上から下まで縫い目なしの全部その形のままに織った実にめずらしい衣だったので、兵卒どもはその品の高尚典雅に嘆息をもらしたと聖書に録されてあったけれども、 妻よ、 イエスならぬ市井のただの弱虫が、毎日こうして苦しんで、そうして、もしも死なねばならぬ時が来たならば、縫い目なしの下着は望まぬ、せめてキャラコの純白のパンツ一つを作ってはかせ | |||
| パウロの混乱 | 太宰治 | 5分以内 | |
先日、竹村書房は、今官一君の第一創作集「海鴎の章」を出版した。 | |||
| 再生 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
秦の始皇の時、王道平という男があった。 | |||
| 老犬の怪 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
漢の時、東華郡の陳司空が死んで葬っておくと、一年ばかりして不意に家へ帰ってきた。 | |||
| 老狐の怪 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
志玄という僧があったが、戒行の厳しい僧で、法衣も布以外の物は身に著けない。 | |||
| 豕 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
李汾は山水が好きで四明山にいた。 | |||
| 義猴記 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
支那の万暦年中、毘陵に猿曳の乞児があって、日々一疋の猴を伴れて、街坊に往き、それに技をさして銭を貰っていたが、数年の後にその金が集まって五六両になった。 | |||
| 瞳人語 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
長安に、方棟という男があった。 | |||
| 酒友 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
車という男は、貧乏でありながら酒ばかり飲んでいた。 | |||
| 栄螺 | 田畑修一郎 | 5分以内 | |
私はもう何年か夏の海に遠ざかっている。 | |||
| 新茶のかおり | 田山花袋 | 5分以内 | |
樹々の若葉の美しいのが殊に嬉しい。 | |||
| 木蓮 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
白木蓮は花が咲いてしまつてから葉が出る。 | |||
| 草とり | 徳冨蘆花 | 5分以内 | |
一 六、七、八、九の月は、農家は草と合戦である。 | |||
| 家庭の痛恨 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
西洋の風習では、その妻が良人と共に社交に出で、多くの異性と舞踏をし、宴会の席上で酒をすすめ、ピアノを弾き、唄をうたひ、文学を論じ、時に艶めかしき媚態を示して、人々の注意と愛情を惹かうと努める。 | |||
| 装幀の意義 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
書物に於ける装幀の趣味は、絵画に於ける額縁や表装と同じく、一つの明白な芸術の「続き」ではないか。 | |||
| 井戸の底に埃の溜つた話 | 葉山嘉樹 | 5分以内 | |
よく田舎にある、野つ原の真ん中に、灌木だの歯朶だのに、穴の縁を茂らせて、底には石や土が、埋めかけて匙を投げてある、あの古井戸の底になら、埃が溜つたつて、別に面白くも可笑しくもない。 | |||
| 月の夜 | 樋口一葉 | 5分以内 | |
村雲すこし有るもよし、無きもよし、みがき立てたるやうの月のかげに尺八の音の聞えたる、上手ならばいとをかしかるべし、三味も同じこと、琴は西片町あたりの垣根ごしに聞たるが、いと良き月に弾く人のかげも見まほしく、物がたりめきて床しかりし、親しき友に別れたる頃の月いとなぐさめがたうも有るかな、千里のほかまでと思ひやるに添ひても行かれぬものなれば唯うらやましうて、これを仮に鏡となしたらば人のかげも映るべしや | |||
| 最後の丘 | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
なつかしい丘の上、 棕呂の若葉のそよぎに、小鳥の唄。 | |||
| 余話 | 牧野信一 | 5分以内 | |
厳格らしい母だつた。 | |||
| 山想う心 | 松濤明 | 5分以内 | |
星の鈍くまたたく夜、麦田の上を身を切るような風が渡る。 | |||
| おびえ | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
咲きし華はしぼみて、 わが世は暗がりわたり。 | |||
| なかじきり | 森鴎外 | 5分以内 | |
老いはようやく身に迫ってくる。 | |||