5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1,701-1,750件 / 全4,785件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 縮緬のこころ | 岡本かの子 | 5分以内 | |
おめしちりめんといふ名で覚えてゐる――それでつくられてゐた明治三十年代、私の幼年時代のねんねこ。 | |||
| 愚なる(?!)母の散文詩 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
わたしは今、お化粧をせつせとして居ます。 | |||
| 風と裾 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
春の雷が鳴つてから俄に暖気を増し、さくら一盛り迎へ送りして、今や風光る清明の季に入らうとしてゐる。 | |||
| 夏秋表 | 立原道造 | 5分以内 | |
その一 私はふたつのさびしい虫のいのちと交感を持った。 | |||
| 農民芸術概論 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
序論 ……われらはいっしょにこれから何を論ずるか…… 農民芸術の興隆 ……何故われらの芸術がいま起らねばならないか…… 農民芸術の本質 ……何がわれらの芸術の心臓をなすものであるか…… 農民芸術の分野 ……どんな工合にそれが分類され得るか…… 農民芸術の諸主義 ……それらのなかにどんな主張が可能であるか…… 農民芸術の製作 ……いかに着手しいかに進んで行ったらいいか…… 農 | |||
| 虫干し | 鷹野つぎ | 5分以内 | |
海の南風をうけている浜松の夏は、日盛りでもどこか磯風の通う涼しさがありましたが、夜は海の吐き出す熱気のために、却って蒸暑い時もあるのでした。 | |||
| 荒雄川のほとり | 佐左木俊郎 | 5分以内 | |
私の郷里は(宮城県玉造郡一栗村上野目天王寺)――奥羽山脈と北上山脈との余波に追い狭められた谷間の村落である。 | |||
| コンラッドの描きたる自然について | 夏目漱石 | 5分以内 | |
一月二十七日の読売新聞で日高未徹君は、余の国民記者に話した、コンラッドの小説は自然に重きをおき過ぎるの結果主客顛倒の傾があると云う所見を非難せられた。 | |||
| ケーベル先生の告別 | 夏目漱石 | 5分以内 | |
ケーベル先生は今日(八月十二日)日本を去るはずになっている。 | |||
| 氷屋の旗 | 石川啄木 | 5分以内 | |
親しい人の顔が、時として、凝乎と見てゐる間に見る見る肖ても肖つかぬ顔――顔を組立ててゐる線と線とが離れ/\になつた様な、唯不釣合な醜い形に見えて来る事がある。 | |||
| 路傍の雑草 | 島崎藤村 | 5分以内 | |
学校の往還に――すべての物が白雪に掩はれて居る中で――日の映つた石垣の間などに春待顔な雑草を見つけることは、私の楽しみに成つて来た。 | |||
| 「享楽座」のぷろろぐ | 辻潤 | 5分以内 | |
ダダはスピノザを夢見て いつでも「鴨緑江節」を口吟んでいる だから 白蛇姫に恋して 宿場女郎を抱くのである 浅草の塔が火の柱になって その灰燼から生まれたのが 青臭い“La Variete d'Epicure”なのだ 万物流転の悲哀を背負って タンバリンとカスタネットを鳴らす 紅と白粉の子等よ! 君達の靴下の穴を気にするな※ ひたすら「パンタライ」の呪文を唱えて 若き男達の唇と股とを祝福せよ 怪 | |||
| ビルディング | 夢野久作 | 5分以内 | |
巨大な四角いビルディングである。 | |||
| 夫人探索 | 夢野久作 | 5分以内 | |
一 「百万円あったら、ああしよう……こうしよう」 と空想していた青年中村芳夫は、思いもかけぬ伯母の遺産を受け継いで一躍百万長者になった。 | |||
| 雨の夜 | 樋口一葉 | 5分以内 | |
庭の芭蕉のいと高やかに延びて、葉は垣根の上やがて五尺もこえつべし、今歳はいかなれば斯くいつまでも丈のひくきなど言ひてしを夏の末つかた極めて暑かりしに唯一日ふつか、三日とも数へずして驚くばかりに成ぬ、秋かぜ少しそよ/\とすれば端のかたより果敢なげに破れて風情次第に淋しくなるほど雨の夜の音なひこれこそは哀れなれ、こまかき雨ははら/\と音して草村がくれ鳴こほろぎのふしをも乱さず、風一しきり颯と降くるは彼 | |||
| 走ラヌ名馬 | 太宰治 | 5分以内 | |
何ヲ書コウトイウ、アテ無クシテ、イワバオ稲荷サンノ境内ニポカント立ッテイテ、面白クモナイ絵馬眺メナガラ、ドウシヨウカナア、ト心定マラズ、定マラヌママニ、フラフラ歩キ出シテ、腐リカケタル杉ノ大木、根株ニマツワリ、ヘバリツイテイル枯レタ蔦一スジヲ、ステッキデパリパリ剥ギトリ、ベツダン深キ意味ナク、ツギニハ、エイット大声、狐ノ石像ニ打ッテカカッテ、コレマタ、ベツダン高イ思念ノ故デナイ。 | |||
| なまけ者と雨 | 若山牧水 | 5分以内 | |
降るか照るか、私は曇日を最も嫌ふ。 | |||
| 五月雨 | 吉江喬松 | 5分以内 | |
五月雨が音を立てゝ降りそゝいでゐた。 | |||
| 醜婦を呵す | 泉鏡花 | 5分以内 | |
村夫子は謂ふ、美の女性に貴ぶべきは、其面の美なるにはあらずして、単に其意の美なるにありと。 | |||
| 鵜飼 | 横光利一 | 5分以内 | |
どこかで計画しているだろうと思うようなこと、想像で計り知られるようなこと、実際これはこうなる、あれはああなると思うような何んでもない、簡単なことが渦巻き返して来ると、ルーレットの盤の停止点を見詰めるように、停るまでは動きが分らなくなるという魔力に人はかかってしまう。 | |||
| 運動会の風景 | 葉山嘉樹 | 5分以内 | |
上 あくまでも蒼く晴れ上つた空であり、渓谷には微風さへもない。 | |||
| 若葉の雨 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
野も、山も、青葉若葉となりました。 | |||
| 遺言三種 | 森鴎外 | 5分以内 | |
遺言 壱 予ハ予ノ死後遺ス所ノ財産ヲ両半ニ平分シ左ノ弐条件ヲ附シテ壱半ヲ予ノ相続者予ノ長男森於菟ニ与ヘ壱半ヲ予ノ母森みねニ与フベシ 弐 予ノ祖母森きよノ生活費予ノ妻森しけガ生家荒木氏ニ復籍シ若クハ他家ニ再嫁スルニ至ルマデノ生活費予ノ弟潤三郎ガ他家ニ養ハレ若クハ自活ノ方法成立スルニ至ルマデノ生活費及教育費予ノ長女茉莉ガ他家ニ嫁スルニ至ルマデノ生活費及教育費並他家ニ嫁スル時ノ支度費ハ予ノ死後森於菟ガ | |||
| 悠々荘 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
十月のある午後、僕等三人は話し合いながら、松の中の小みちを歩いていた。 | |||
| 霜夜 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
霜夜の記憶の一つ。 | |||
| 竜村平蔵氏の芸術 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
現代はせち辛い世の中である。 | |||
| 横須賀小景 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
カフエ 僕は或カフエの隅に半熟の卵を食べてゐた。 | |||
| 発句私見 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
一 十七音 発句は十七音を原則としてゐる。 | |||
| 『聖書』の権威 | 有島武郎 | 5分以内 | |
私には口はばったい云い分かも知れませんが聖書と云う外はありません。 | |||
| 猫と色の嗜好 | 石田孫太郎 | 5分以内 | |
聞く所によれば野蛮人は赤色を愛すると云うが、我輩文明人にしても尚野蛮の域に居る所の子供は赤色を好み、段々と大きくなるに従って、色の浅いものを好むようになる、而して純白色のものを以て最も高尚なものとするのは、我輩文明人の常である、左れば染色上の嗜好より人の文野を別てば、白色若しくは水色等を愛する者は最も文化したるもので、青色だの紅色だの又は紫抔を愛するものは之に中し、緋や赤を好む者は子供か又は劣等な | |||
| お花見雑感 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
四五年といふもの逗子の方へ行つてゐたので、お花見には御無沙汰した。 | |||
| 戦争中止を望む | 伊丹万作 | 5分以内 | |
現在の日本は政治、軍事、生産ともに行き当りばったりであり、万事が無為無策の一語に尽きる。 | |||
| 一つの世界 | 伊丹万作 | 5分以内 | |
君の手紙と東京から帰った会社の人の報告で東京の惨状はほぼ想像がつく。 | |||
| 顔の美について | 伊丹万作 | 5分以内 | |
人間が死ぬる前、与えられた寿命が終りに近づいたときは、その人間の分相応に完全な相貌に到達するのであろうと思う。 | |||
| 時事雑評二三 | 内村鑑三 | 5分以内 | |
一、独立論 独立を唱ふるは善し、然れども如何にして之を実行すべき乎、言ふを休めよ「汝我と共に独立する時は我も独立せん」と 独立とは「独り立つ」といふことなり、他人と共ならでは立ち得ざる人は独立には非らざるなり、独立を望むものは先づ独りで立つべきなり、而して独立の人相集て始めて独立の教会もあり、独立の国家もあるなり、集合的独立を望んで個人的独立を敢てせざるものは独立するとも独立の好結果に与かり得 | |||
| 問答二三 | 内村鑑三 | 5分以内 | |
客あり余に問ふに左の二三の事項を以てせり、而して余は爾か答へぬ。 | |||
| 楽しき生涯 | 内村鑑三 | 5分以内 | |
我の諂ふべき人なし 我の組すべき党派なし 我の戴くべき僧侶なし 我の維持すべき爵位なし 我に事ふべきの神あり 我に愛すべきの国あり 我に救ふべきの人あり 我に養ふべきの父母と妻子あり 四囲の山何ぞ青き 加茂の水何ぞ清き 空の星何ぞ高き 朝の風何ぞ爽き 一函の書に千古の智恵あり 以て英雄と共に語るを得べし 一茎の筆に奇異の力あり 以て志を千載に述るを得べし 我に友を容るゝの室あり 我に情を綴 | |||
| 寡婦の除夜 | 内村鑑三 | 5分以内 | |
月清し、星白し、 霜深し、夜寒し、 家貧し、友尠し、 歳尽て人帰らず、 思は走る西の海 涙は凍る威海湾 南の島に船出せし 恋しき人の迹ゆかし 人には春の晴衣 軍功の祝酒 我には仮りの侘住 独り手向る閼伽の水 我空ふして人は充つ 我衰へて国栄ふ 貞を冥土の夫に尽し 節を戦後の国に全ふす 月清し、星白し、 霜深し、夜寒し、 家貧し、友尠し、 歳尽きて人帰らず。 | |||
| ネルソン伝に序す | 内村鑑三 | 5分以内 | |
天の命ありて英国始めて、 青海原より立し時、 其特職なればとて、 守護の神はたゝへて曰く、 不烈巓国よ波に覇たれ、 不烈巓人は奴隷ならじ。 | |||
| 月譜 | 大町桂月 | 5分以内 | |
月の名所は桂浜といへる郷里のうた、たゞ記憶に存するのみにて、幼少の時より他郷に流寓して、未だ郷にかへりたることなければ、まことはその桂浜の月見しことなけれど、名たゝる海南絶勝の地の、危礁乱立する浜辺に、よりては砕くる浪の花しろく、九十九湾縹渺として烟にくるゝ夕雲をはらひはてし秋風を浜松の梢にのこして、長鯨潮を吹く浪路の末に、一輪の名月あらひ出されたらむは、如何に心ゆくべきかぎりぞや。 | |||
| 非凡人と凡人の遺書 | 岡本一平 | 5分以内 | |
牛や魚は死ぬ時遺言しない。 | |||
| 雑煮 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
維新前江戸、諸大名の御用商人であつた私の實家は、維新後東京近郊の地主と變つたのちまでも、まへの遺風を墨守して居る部分があつた。 | |||
| 朧 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
早春を脱け切らない寒さが、思ひの外にまだ肩や肘を掠める。 | |||
| 新茶 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
それほど茶好きでなくとも、新茶には心ひかれる。 | |||
| ダミア | 岡本かの子 | 5分以内 | |
うめき出す、といふのがダミアの唄ひ方の本当の感じであらう。 | |||
| かの日の歌【二】 | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
※ 音なき秋の空をながめて、 木の葉は淡き吐息をもらし、 色みな、悲しきメロディなり。 | |||
| かの日の歌【三】 | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
※ 温たかき玉は、君が手より、 すべり落ちぬ。 | |||
| かの日の歌【四】 | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
※ ささへかねたる苦痛の重さ! 心と肉とは、時ふるへり。 | |||
| 私の日常道徳 | 菊池寛 | 5分以内 | |
一、私は自分より富んでいる人からは、何でも欣んで貰うことにしてある。 | |||
| かの日の歌【五】 | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
※ 気味わるき、 十二月の、ひねもす。 | |||
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