10分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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貧乏線に終始して | 小川未明 | 10分以内 | |
今も尚お、その境地から脱しないでいる私にあっては、『貧乏時代』と、言って、回顧する程のゆとりを心の上にも、また、実際の上にも持たないのでありますが、これまでに経験したことの中で、思い出さるゝ二三の場合について、記して見ます。 | |||
街を行くまゝに感ず | 小川未明 | 10分以内 | |
たま/\書斎から、歩を街頭に移すと、いまさら、都会の活動に驚かされるのであります。 | |||
読むうちに思ったこと | 小川未明 | 10分以内 | |
絵のように美しいという言葉はあるが、いゝ絵は、見れば、見る程、ひきつけられるように感ずるものです。 | |||
読んできかせる場合 | 小川未明 | 10分以内 | |
お母さんたちが、何か心配なことでもあって、じっと考えていられるとします。 | |||
手紙 | 坂本竜馬 | 10分以内 | |
今日もいそがしき故、薩州やしきへ参りかけ、朝六ツ時頃より此ふみしたゝめました。 | |||
空手道の起原と其の沿革 | 島袋源一郎 | 10分以内 | |
拙著沖縄案内、風俗の章に「唐手」の一項を掲げて置いたが、之はカラ手に関する文献や資料に乏しき為め、首里に於て発表せられた一部人士の研究を参考にして書いたので妥当を欠くが故に此に之を訂正して置く。 | |||
灯ともし頃 | 岸田国士 | 10分以内 | |
荒廃した庭園の一隅。 | |||
坂本竜馬手帳摘要 | 坂本竜馬 | 10分以内 | |
壬((乙カ))丑歳慶応元年四月廿五日、坂ヲ発ス。 | |||
千里の駒後日譚拾遺 | 川田瑞穂 | 10分以内 | |
川田雪山、聞書「土陽新聞」連載、明治三十二年十一月(一回)近頃再びお龍氏に面会しまして後日譚が無い事を聞きましたから、拾遺として一ツ二ツ話しませう。 | |||
将棋の話 | 外村繁 | 10分以内 | |
僕達、阿佐ヶ谷に住んでゐる友人達が中心になつて、時時将棋の会を催すことがある。 | |||
和紙の教へ | 柳宗悦 | 10分以内 | |
「紙漉重宝記」の絵語りの終りに、忘れ難い一図が差し入れてある。 | |||
和紙の美 | 柳宗悦 | 10分以内 | |
想へば単純な材料に過ぎない。 | |||
質屋の主人 | 宇野浩二 | 10分以内 | |
最早や昨年のことになるかと思ふが、私はこの雑誌に『質屋の小僧』といふ文章を書いたことがある。 | |||
野の墓 | 岩本素白 | 10分以内 | |
流離のうちに秋が来た。 | |||
雨の宿 | 岩本素白 | 10分以内 | |
久し振りで京都の秋を観ようと、十月十五日の朝東京駅を発つ時、偶然会った山内義雄さんから、お宿はと聞かれて、実は志す家はあるが通知もしてないことをいうと、それでは万一の場合にと、名刺に書き添えた紹介を下すったが、それは鴨川に近い三本木という、かねて私もひそかに見当をつけたことのある静かな佳い場所であった。 | |||
こがらし | 岩本素白 | 10分以内 | |
こがらし、筑波おろし、そういう言葉を明治中期の東京の少年達は早くから知って居た。 | |||
寺町 | 岩本素白 | 10分以内 | |
樹の多い山の手の初夏の景色ほど美しいものはない。 | |||
六日月 | 岩本素白 | 10分以内 | |
朝早く一乗寺村を歩いて、それから秋晴の八瀬大原、帰りに鞍馬へ登って山端の駅まで戻って来ると、折から小春日の夕日を受けた叡山が、ぽか/\と如何にも暖かそうな色をして居るので、つい誘われて再び八瀬へ取って返し、其処から山を踰(こ)えて坂本へ下りてしまった。 | |||
癖 | 喜多村緑郎 | 10分以内 | |
人として一つの癖はあるものよ、吾(わ)れにはゆるせ敷島の道。 | |||
仙術修業 | 田中貢太郎 | 10分以内 | |
――支那の四川省の奥で修業をしたと云うんだ。 | |||
想い出 | 古川緑波 | 10分以内 | |
よき日、よき頃のはなしである。 | |||
ああ東京は食い倒れ | 古川緑波 | 10分以内 | |
戦争に負けてから、もう十年になる。 | |||
色町洋食 | 古川緑波 | 10分以内 | |
大久保恒次さんの『うまいもん巡礼』の中に、「古川緑波さんの『色町洋食』という概念は、実に的確そのものズバリで」云々と書いてある。 | |||
うどんのお化け | 古川緑波 | 10分以内 | |
目下、僕は毎日、R撮影所へ通って、仕事をしている。 | |||
下司味礼賛 | 古川緑波 | 10分以内 | |
宇野浩二著『芥川龍之介』の中に、芥川龍之介氏が、著者に向って言った言葉、……君われわれ都会人は、ふだん一流の料理屋なんかに行かないよ、菊池や久米なんどは一流の料理屋にあがるのが、通だと思ってるんだからね。 | |||
このたび大阪 | 古川緑波 | 10分以内 | |
五月上旬から、六月へかけて、梅田コマスタジアムで「道修町」出演のため、大阪に滞在すること、約一ヶ月。 | |||
清涼飲料 | 古川緑波 | 10分以内 | |
九月の日劇の喜劇人まつり「アチャラカ誕生」の中に、大正時代の喜歌劇(当時既にオペレットと称していた)「カフエーの夜」を一幕挿入することになって、その舞台面の飾り付けの打ち合せをした。 | |||
食べたり君よ | 古川緑波 | 10分以内 | |
菊池先生の憶い出亡くなられた菊池寛先生に、初めてお目にかかったのは、僕が大学一年生の時だから、もう二十何年前のことである。 | |||
駄パンその他 | 古川緑波 | 10分以内 | |
武者小路先生の近著『花は満開』の中に、「孫達」という短篇がある。 | |||
大植物図鑑 | 村越三千男 | 10分以内 | |
人生に最も關係の深いのは植物である。 | |||
春の暗示 | 北原白秋 | 10分以内 | |
25. ※(かげ). 10.午後三時過ぎ、薄黄水仙の浅葱の新芽枯れたる芝生のなかに仕切られたる円形或は長方形の花壇のなかに二寸ばかり萌えいづ。 | |||
辛夷の花 | 堀辰雄 | 10分以内 | |
「春の奈良へいつて、馬酔木の花ざかりを見ようとおもつて、途中、木曾路をまはつてきたら、おもひがけず吹雪に遭ひました。 | |||
再び毘沙門に就て | 南方熊楠 | 10分以内 | |
丙寅三號五葉裏に黒井君は『南方熊楠氏は毘沙門の名號に就てと題して曰く「此神、前世夜叉なりしが[#「夜叉なりしが」は底本では「夜叉りしが」]、佛に歸依して沙門たりし功徳により、北方の神王に生れ變つた云々」と書れたが、此事件を信じて居るから申したので有うが、小生の立場からは些の價値がないのである云々。 | |||
好古小言 | 成島柳北 | 10分以内 | |
古物ヲ玩ブコトハ、古キ世ヨリ今ニ至ルマデ、連綿トシテ絶タルコト無シ。 | |||
このごろ | 太宰治 | 10分以内 | |
南洋パラオ島の汽船會社に勤めてゐる從兄があります。 | |||
当選の日 | 太宰治 | 10分以内 | |
まづしい作家のことこんど、國民新聞の短篇小説コンクールに當選したので、その日のことを、正直に書いて見ようと思ふ。 | |||
落葉 | レミ・ドゥ・グルモン | 10分以内 | |
樹々に落葉のある如く、月日にも落葉がある。 | |||
宮本武蔵 | 吉川英治 | 10分以内 | |
初版が出たのさえ十数年前だった。 | |||
大恩は語らず | 太宰治 | 10分以内 | |
先日、婦人公論のNさんがおいでになつて、「どうも、たいへん、つまらないお願ひで、いけませんが、」と言ひ、恩讐記といふテエマで數枚書いてくれないか、とおつしやつた。 | |||
現下に於ける童話の使命 | 小川未明 | 10分以内 | |
この度、日本国民童話協会が創立されまして衷心からお喜びの言葉を申し上げます。 | |||
「惜別」の意図 | 太宰治 | 10分以内 | |
明治三十五年、當時二十二歳の周樹人(後の世界的文豪、魯迅)が、日本國に於いて醫學を修め、以て疾病者の瀰漫せる彼の祖國を明るく再建せむとの理想に燃え、清國留學生として、横濱に着いた、といふところから書きはじめるつもりであります。 | |||
金銭の話 | 太宰治 | 10分以内 | |
宵越しの金は持たぬなどといふ例の江戸つ子氣質は、いまは國家のためにもゆゆしき罪惡で、なんとかして二、三千圓も貯金してお國の役に立ちたいと思ふものの、どういふわけかお金が殘らぬ。 | |||
津軽地方とチエホフ | 太宰治 | 10分以内 | |
こなひだ三幕の戲曲を書き上げて、それからもつと戲曲を書いてみたくなり、長兄の本棚からさまざまの戲曲集を持ち出して讀んでみたが、日本の大正時代の戲曲のばからしさには呆れた。 | |||
荀子解題 | 服部宇之吉 | 10分以内 | |
荀子三十二篇は周の戰國時代最後の大儒であつた荀況の著作である。 | |||
思ひ出した事(松竹座) | 牧野信一 | 10分以内 | |
芝居を見るのは、何年振りのことだ。 | |||
余話(秘められた箱) | 牧野信一 | 10分以内 | |
厳格らしい母だつた。 | |||
貧しき文学的経験(文壇へ出るまで) | 牧野信一 | 10分以内 | |
(一)同人雑誌「十三人」大正八年の秋頃、今実業之日本社に居る、たしか浅原六朗君から、今度、今年学校を出た連中のうちで、同人雑誌を発行することに決つたから、君も加はらないか、と誘はれた。 | |||
吾家の随筆 | 牧野信一 | 10分以内 | |
私は、初歩英語読本が随分好きだつた。 | |||
あやふやなこと | 牧野信一 | 10分以内 | |
記者。 | |||
趣味に関して | 牧野信一 | 10分以内 | |
眼鏡或日、趣味に関して人に問はれた。 |
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