ブンゴウサーチ

10分以内で読める青空文庫の短編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1,751-1,800件 / 全2,294件
作品名著者読了時間人気
九九九会小記泉鏡花
10分以内
會(くわい)の名は――會費が九圓九十九錢なるに起因する。
ヒルベルト訪問記高木貞治
10分以内
S―君.……………晩の7時15分少し前から Wilhelm Weber 町29番地の前の歩道を僕は行きつ戻りつしていました.星の見えたのは近日珍らしいが,秋風が冷こくなってリンデの落葉が二ひら三ひら散らばっているなどは誂向きの道具立です.其処で僕は或る Fr※ulein と rendez-vous があったのです.フロイラインというのは Prof. Dr. Emmy Noether 女史です!ヒルベルト先生を訪問するのに,僕一人では話が途切れたときに...
魏志倭人伝陳寿
10分以内
倭人在帶方東南大海之中、依山島爲國邑。
村住居の秋若山牧水
10分以内
小さな流この沼津の地に移住を企てゝ初めて私がこの家を見に来た時、その時は村の旧家でいま村医などを勤めてゐる或る老人と、その息子さんと、この家の差配をしてゐる年寄の百姓との四人連で、その老医の息子さんが私たちの結んでゐる歌の社中の一人であるところから斯んな借家の世話などを頼むことになつたのであつたが、先づ私の眼のついたのは門の前を流れてゐる小さな流であつた。
かたくり水野葉舟
10分以内
私が――これは私たちがと言つた方がいいのだ。
「死」の問題に対して新渡戸稲造
10分以内
死というような哲学じみた問題は、僕らの口を出すべきものでもないし、また出したところで何らの権威にもなるまい。
教育の最大目的新渡戸稲造
10分以内
各種生産物が時代の需用に応じて、供給せらるると同じく、教育もまた時代に適応して、その方針を樹立せざるべからず。
雪をんな葛西善蔵
10分以内
『では誰か、雪をんなをほんとに見た者はあるか?』いゝや、誰もない。
雪をんな(二)葛西善蔵
10分以内
――その時からまた、又の七年目が※り來ようとしてゐる。
明治座評三木竹二
10分以内
明治座の一番目「明智光俊誉乗切」は三幕にて、山崎合戦より唐崎の馬別れに終る。
雑信一束芥川竜之介
10分以内
欧羅巴的漢口この水たまりに映っている英吉利の国旗の鮮さ、――おっと、車子にぶつかるところだった。
月夜の東大寺南大門和辻哲郎
10分以内
夕方から空が晴れ上つて、夜は月が明るかつた。
ゲテ魚好き火野葦平
10分以内
河豚どんな下手が釣っても、すぐにかかる魚は河豚とドンコである。
或る日の小せん吉井勇
10分以内
今は故人になつてしまつたが、私の知つてゐる落語家先代の柳家小せんは、足腰が立たず、目が見えなくなつてからも、釈台を前に置いて高座を勤め、昔からある落語にもいろいろ自分で工夫をして、「芸」に磨きをかけることを忘れなかつた。
桜もち伊庭心猿
10分以内
一友に誘はれて久しぶりに向島を散歩したのは、まだ花には少しはやい三月なかばのことであつた。
露伴忌伊庭心猿
10分以内
「露伴忌がまた來ますね」と、今にもひよつこり、長髮をなびかせた面長の顏が、庭口からはいつて來さうな氣がする。
竹の里人 一伊藤左千夫
10分以内
同人が各自、種々なる方面より見たる故先生をあらはさむことにつとむ考へて見ると實に昔が戀しい、明治三十三年の一月然かも二日の日から往き始めた予は、其以前の事は勿論知らぬのであるが、予が往き始めた頃はまだ頗る元氣があつたもので、食物は菓物を尤も好まれたは人も知つてゐるが、甘い物なら何でも好きといふ調子で、壯健の人をも驚かす位喰ふた、御馳走の事といつたら話をしても悦んだ程で、腰は立なくとも左の片肘を突いて體をそばだてゝゐながら、物を書く話をする、余所目にも左程苦痛がある樣には見えなかつた。
クロイツェル・ソナタ米川正夫
10分以内
いわゆる『回転期』以後、世界的文豪としての輝かしい名声を敝履の如く棄て、神への奉仕の生活を声明して、宗教的述作へ専心しはじめたトルストイは、一八八六年はじめて『イ※ン・イリッチの死』を公けにして、彼の芸術を惜しむ人々に旱天の慈雨のような喜びを与えたが、それから四年を経た一八九〇年に、さらに彫心鏤骨[#ルビの「ちょうしんるごつ」はママ]の苦心の余になる力作を発表して世を驚かした。
手紙坂本竜馬
10分以内
この文ハ極大事の事斗ニて、け((決))してべちや/\シャベクリ((饒舌))にハ、ホヽヲホヽヲいややの、けして見せられる((ぬ))ぞへ六月廿日あまりいくか((幾日))ゝけふのひハ忘れたり。
平仮名の説清水卯三郎
10分以内
維新の際、論者文字を改めて通用に便せんと欲し、あるいは平仮名を用いんと云(い)い、あるいは片仮名を用いんと云い、あるいは洋字に改めんと云い、あるいは新字を作らんと云い、また邦語を廃して英語に改めんと云う者あり。
教育談箕作秋坪
10分以内
人の幼穉なるとき、意を加えてこれを保護せざれば、必ず病み、必ず死す。
「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)ロバート・フィリモア
10分以内
○万類の動物中、人類を除くのほか、一も上帝の上帝たるを識るものあることなし。
手紙坂本竜馬
10分以内
私共とともニ致し候て、盛なるハ二丁目赤づら馬之助、水道通横町の長次郎、高松太郎、望月ハ死タリ。
手紙坂本竜馬
10分以内
おとめさんにさし上る。
詩の精神は移動す小川未明
10分以内
物が新しくそこに生れるという事は、古い形が破壊されたということを意味するに他ならない。
芸術は生動す小川未明
10分以内
書かれている事件が人を驚かすのでない。
渋温泉の秋小川未明
10分以内
九月の始めであるのに、もはや十月の気候のように感ぜられた日もある。
絶望より生ずる文芸小川未明
10分以内
私にとっては文芸というものに二つの区別があると思う。
囚われたる現文壇小川未明
10分以内
いかなる主義と雖も現実から出発していないものはない。
文章を作る人々の根本用意小川未明
10分以内
根本的用意とは何か一概に文章といっても、その目的を異にするところから、幾多の種類を数えることが出来る。
民衆芸術の精神小川未明
10分以内
ミレーの絵を見た人は、心ある者であったならば、誰しも涙ぐましさを感ずるであろう。
夕暮の窓より小川未明
10分以内
光線の明るく射す室と、木影などが障子窓に落ちて暗い日蔭の室とがある。
愛に就ての問題小川未明
10分以内
私は母の愛というものに就いて考える。
草木の暗示から小川未明
10分以内
目の醒めるような新緑が窓の外に迫って、そよ/\と風にふるえています。
人間性の深奥に立って小川未明
10分以内
私は学校教育と云うものに就ては、現在の状況からすると小学校のそれに最も重きを置く。
人間否定か社会肯定か小川未明
10分以内
私達は、この社会生活にまつわる不義な事実、不正な事柄、その他、人間相互の関係によって醸成されつゝある詐欺、利欲的闘争、殆んど枚挙にいとまない程の醜悪なる事実を見るにつけ、これに堪えない思いを抱くのであるが、それがために、果して人間そのものについて疑いを抱かないだろうか。
反キリスト教運動小川未明
10分以内
一体宗教というものが科学によって破壊されるものかどうかと云うことが疑問だ。
正に芸術の試煉期小川未明
10分以内
今度の震災の災禍が、経済上にまた政治上に、影響し、従って複雑な関係を個人生活の上にも生じた点が少くない。
手紙坂本竜馬
10分以内
追白、先日より病気ニて引籠居候まゝ書付として呈しぬ。
お母さんは僕達の太陽小川未明
10分以内
子供は、自分のお母さんを絶対のものとして、信じています。
男の子を見るたびに「戦争」について考えます小川未明
10分以内
それは、独り、男の子と限った訳ではないが、子供を一人前に養育するということは決して容易なことでないのは、恐らく、すべての子供を持った程の人々なら、想像されることだと思います。
彼等流浪す小川未明
10分以内
あてもなくさ迷い歩くというが、やはり、真実を求めているのだ。
机前に空しく過ぐ小川未明
10分以内
私は、机の前に坐っているうちに、いつしか年をとってしまいました。
作家としての問題小川未明
10分以内
もし、その作家が、真実であるならば、どんな小さなものでも、また、どんな力ないものでも、これを無視しようとは思わないでありましょう。
書を愛して書を持たず小川未明
10分以内
私は、蔵書というものを持ちませんが、新聞や、雑誌の広告に注意して、最新の出版でこれは読んで見たいなと思うものがあると求めるのがありますが、旧いものは、これは何々文庫というような廉価本で用を達しています。
新童話論小川未明
10分以内
月の中で兎が餅を搗(つ)いているというお伽噺(とぎばなし)も、それが以前であったら、何等不自然な感じを抱かせずに子供達の頭にはいったであろうが、いまの小学校へ行っている者に、月を指して、あの中に兎が棲んでいるといったら、たといそれがお話であろうと、かく空想することに却て骨が折れるかもしれない。
自分を鞭打つ感激より小川未明
10分以内
田舎の小学校の庭であったが、林から独り離れて校庭の中程に、あまり大きくない一本の杉の木が立っていました。
純情主義を想う小川未明
10分以内
ナロードニーキ社会主義運動の精神を、私達は、今に於てなつかしまざるを得ない。
常に自然は語る小川未明
10分以内
天心に湧く雲程、不思議なものはない。
童話を書く時の心小川未明
10分以内
自由性を多分に持つものは、芸術であります。
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。