10分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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高橋新吉論 | 中原中也 | 10分以内 | |
こんなやさしい無辜な心はまたとないのだ。 | |||
桐の花とカステラ | 北原白秋 | 10分以内 | |
桐の花とカステラの時季となつた。 | |||
ヂェラルド・ド・ネルヴァル | 中原中也 | 10分以内 | |
今から百年ばかり前のことだ、仏蘭西はエルメンノンヴィユに近い一小村モンタニーの、或るお祭の日の黄昏時、アドリンもその辺の娘達と草の上で踊るために出て来た。 | |||
日記と自叙伝 | 三木清 | 10分以内 | |
三つの種類の人間がある。 | |||
〔気品の泉源、智徳の模範〕 | 福沢諭吉 | 10分以内 | |
左の一編は十一月一日、慶應義塾先進の故老生が懐旧会とて芝紅葉館に集会のとき、福澤先生の演説したるものなり。 | |||
屍体と民俗 | 中山太郎 | 10分以内 | |
*栃木県足利郡地方の村々では、死人があると四十九日の間を、その死人が肌に着けていた衣類を竿に掛け、水気の断えぬように水をかけるが、これを『七日晒し』と云うている。 | |||
古本評判記 | 永井荷風 | 10分以内 | |
一、そも/\都下の古本屋に二種ありなぞと事々しく説明するまでもなし。 | |||
花より雨に | 永井荷風 | 10分以内 | |
しづかな山の手の古庭に、春の花は支那の詩人が春風二十四番と数へたやう、梅、連翹、桃、木蘭、藤、山吹、牡丹、芍薬と順々に咲いては散つて行つた。 | |||
町中の月 | 永井荷風 | 10分以内 | |
灯火のつきはじめるころ、銀座尾張町の四辻で電車を降ると、夕方の澄みわたつた空は、真直な広い道路に遮られるものがないので、時々まんまるな月が見渡す建物の上に、少し黄ばんだ色をして、大きく浮んでゐるのを見ることがある。 | |||
虫の声 | 永井荷風 | 10分以内 | |
東京の町に生れて、そして幾十年といふ長い月日をこゝに送つた………。 | |||
路地 | 永井荷風 | 10分以内 | |
鉄橋と渡船との比較からこゝに思起されるのは立派な表通の街路に対して其の間々に隠れてゐる路地の興味である。 | |||
人生の楽事 | 福沢諭吉 | 10分以内 | |
左の一編は十一月十一日、府下芝区三田慶應義塾に於(おい)て福澤先生の演説したるその大意の筆記なり。 | |||
停車場にて | 小泉八雲 | 10分以内 | |
明治二六年六月七日きのうの福岡発信の電報によると、当地で逮捕された兇徒が、裁判のために、きょう正午着の汽車で熊本へ護送されるということだった。 | |||
空罎 | 服部之総 | 10分以内 | |
幕末外交に関する法学的研究には、尾佐竹氏以下の権威的著作があって、われわれの場所でないのだが、幕末外交問題の本質が通商にあるように、幕末維新史の鍵もまた貿易に、さらにそれが、徳川末期以後次第に国民化されつつあったわが経済組織におよぼした決定的影響のなかに、求められる。 | |||
黒船来航 | 服部之総 | 10分以内 | |
中国制覇の足がかり阿片戦争(一八四〇―四二)で中国が開国した後は極東の一角日本を開けばこれで旧文明国を資本主義世界に開放する事業が完成するわけである。 | |||
武鑑譜 | 服部之総 | 10分以内 | |
徳川時代を通じておこなわれていた「武鑑」について、いまの若い人たちは知ることが少いであろう。 | |||
蓮月焼 | 服部之総 | 10分以内 | |
蓮月尼の陶器には、にせものが多い。 | |||
Moods cashey | 服部之総 | 10分以内 | |
How much dollar? を「ハ・マ・チ・ド・リ」と、居留地の人力車夫仲間できめてしまう。 | |||
死の床 | 島崎藤村 | 10分以内 | |
「柿田さん、なんでもかんでも貴方に被入しつて頂くやうに、私が行つて院長さんに御願ひして来て進げる――左様言つて、引受けて来たんですよ。 | |||
画 | 正岡子規 | 10分以内 | |
○十年ほど前に僕は日本画崇拝者で西洋画排斥者であった。 | |||
句合の月 | 正岡子規 | 10分以内 | |
句合の題がまわって来た。 | |||
ランプの影 | 正岡子規 | 10分以内 | |
病の牀(とこ)に仰向に寐てつまらなさに天井を睨(にら)んで居ると天井板の木目が人の顔に見える。 | |||
熊手と提灯 | 正岡子規 | 10分以内 | |
本郷の金助町に何がしを訪うての帰り例の如く車をゆるゆると歩ませて切通の坂の上に出た。 | |||
徒歩旅行を読む | 正岡子規 | 10分以内 | |
紀行文をどう書いたら善いかという事は紀行の目的によって違う。 | |||
車上の春光 | 正岡子規 | 10分以内 | |
四月廿九日の空は青々と晴れ渡って、自分のような病人は寝て居る足のさきに微寒を感ずるほどであった。 | |||
四百年後の東京 | 正岡子規 | 10分以内 | |
神田川都会の中央、絶壁屏風の如く、緑滴り水流れ、気清く神静かに、騒人は月をここに賞し、兇漢は罪をここに蔵す、これを現今の御茶の水の光景とす。 | |||
わが幼時の美感 | 正岡子規 | 10分以内 | |
極めて幼き時の美はただ色にありて形にあらず、まして位置、配合、技術などそのほかの高尚なる複雑なる美は固より解すべくもあらず。 | |||
大森彦七と名和長年 | 松本幸四郎 | 10分以内 | |
「大森彦七」は師匠団十郎が福地桜痴居士に書卸していたゞき、明治三十年十月の明治座で初演され、大好評を博した狂言で、後日新歌舞伎十八番の中にも加へた当り芸なのですが、居士が脚本を書き上げて内読をした時、団十郎は正成戦死の物語を素で行きたいと希望し、更に狂乱になつて踊りたいから文句を書加へてほしいと注文したところ、居士は即座に承諾して「太平記」の中にある俗謡「この頃都で流行るもの云々」を生ではめこみ、居士の博職と機智に感心させられたといふ話が残つてゐます。 | |||
仏法僧 | 今井邦子 | 10分以内 | |
最近佛法僧の事が流行の状態となり、その正體が明らかにされて來た爲か、昔「佛法僧」といふ名を聞いただけで一種の神祕的な幻影を心に投げた時代は過ぎたといふ感がある。 | |||
女の子 | 鈴木三重吉 | 10分以内 | |
自分が毎日物を書く一と間の前には、老い耄(ほう)けたやうな、がた/″\の黒板塀が限られてゐる。 | |||
「額の男」を読む | 夏目漱石 | 10分以内 | |
「それから」を脱稿したから取あへず前約を履行しやうと思つて「額の男」を讀んだ。 | |||
北海道に就いての印象 | 有島武郎 | 10分以内 | |
私は前後約十二年北海道で過した。 | |||
共産食堂 | ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン | 10分以内 | |
「明日ある大都市をして、包囲またはそれに類する何等かの災禍に襲わしめよ。 | |||
我が教育の欠陥 | 新渡戸稲造 | 10分以内 | |
我政府が教育上に於ける施設の多大なることは否むべからず。 | |||
軽蔑された翻訳 | 三木清 | 10分以内 | |
我々は我々の書いたものを互にもっと読むようにしたいと思う。 | |||
書物の倫理 | 三木清 | 10分以内 | |
洋書では滅多にないことだが、日本のこの頃の本はたいてい箱入になっている。 | |||
怪談 | 平山蘆江 | 10分以内 | |
六つか七つの時分、佐倉宗吾の芝居を通しで見たことがある。 | |||
文明教育論 | 福沢諭吉 | 10分以内 | |
今日の文明は智恵の文明にして、智恵あらざれば何事もなすべからず、智恵あれば何事をもなすべし。 | |||
秋の鮎 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
秋がくると食べものがおいしい。 | |||
釣場の研究 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
釣人の気質にはいろいろある。 | |||
噴水物語 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
「それはヘロドトスの古希臘伝説中の朴野な噴水からアグリッパの拵(こしら)えた羅馬市中百五つの豪壮な噴水、中世の僧院の捏怪な噴水、清寂な文芸復興期の噴水、バロッコ時代の技巧的な噴水――どれもみな目に見えぬものを水によって見ようとする人間の非望を現わしたものではないでしょうか」「これも理想を追求する人間意慾の現れと見るときには、あまりに雛型過ぎて笑止なおもちゃじみた事柄ですが」「だが英国くらい昔から噴水に縁の無い国はありませんわ」と若い夫人は老いたる良人のロジャー氏と私を交る交... | |||
「ゼエレン・キェルケゴオル」序 | 和辻哲郎 | 10分以内 | |
キェルケゴオルのドイツ訳全集は一九〇九年から一九一四年へかけて出版せられた。 | |||
今世風の教育 | 新渡戸稲造 | 10分以内 | |
私が始終青年のために憂えていることの一つは、概して日本の青年は薄ッぺらであるということ。 | |||
人格を認知せざる国民 | 新渡戸稲造 | 10分以内 | |
道友会へ出席するのは、今夕で二回目ですが会員になることを許されたのを、私も有難い事と常に感謝している。 | |||
合本三太郎の日記の後に | 阿部次郎 | 10分以内 | |
私は昨日合本三太郎の日記の初校を了へた。 | |||
鑑定 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
牛屋の手間取、牛切りの若いもの、一婦を娶(めと)る、と云(い)ふのがはじまり。 | |||
くさびら | 泉鏡花 | 10分以内 | |
御馳走には季春がまだ早いが、たゞ見るだけなら何時でも構はない。 | |||
五月より | 泉鏡花 | 10分以内 | |
五月卯(う)の花くだし新に霽(は)れて、池の面の小濁り、尚ほ遲櫻(おそざくら)の影を宿し、椿(つばき)の紅を流す。 | |||
祭のこと | 泉鏡花 | 10分以内 | |
いまも中六番町の魚屋へ行つて歸(かへ)つた、家内の話だが、其家の女房が負ぶをして居る、誕生を濟(す)ましたばかりの嬰兒(あかんぼ)に「みいちやん、お祭は、――お祭は。 | |||
湯どうふ | 泉鏡花 | 10分以内 | |
昨夜は夜ふかしをした。 |