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死の床

島崎藤村

『死の床』は青空文庫で公開されている島崎藤村の短編作品。3,619文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内
3,619文字
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書出

「柿田さん、なんでもかんでも貴方に被入しつて頂くやうに、私が行つて院長さんに御願ひして来て進げる――左様言つて、引受けて来たんですよ。」  流行の服装をした女の裁縫師が、あの私立病院の応接間で、日頃好きな看護婦の手を執らないばかりにして言つた。

初出「文章世界」1912(明治45)年3月
底本筑摩全集類聚 島崎藤村全集第五巻
表記
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