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再び毘沙門に就て

南方熊楠

『再び毘沙門に就て』は青空文庫で公開されている南方熊楠の短編作品。2,490文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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10分以内
2,490文字
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書出

丙寅三號五葉裏に黒井君は『南方熊楠氏は毘沙門の名號に就てと題して曰く「此神、前世夜叉なりしが[#「夜叉なりしが」は底本では「夜叉りしが」]、佛に歸依して沙門たりし功徳により、北方の神王に生れ變つた云々」と書れたが、此事件を信じて居るから申したので有うが、小生の立場からは些の價値がないのである云々。

初出「集古 丙寅第四號」集古会、1926(大正15)年9月
底本南方熊楠全集第六卷 〔文集Ⅱ〕
表記
旧字旧仮名
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