10分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作家としての小酒井博士 | 平林初之輔 | 10分以内 | |
最近思いがけない死が私の周囲に頻々と突発する。 | |||
木曽の怪物 | 岡本綺堂 | 10分以内 | |
これは亡父の物語。 | |||
小坂部伝説 | 岡本綺堂 | 10分以内 | |
わたしは帝劇のために「小坂部姫」をかいた。 | |||
肉腫 | 小酒井不木 | 10分以内 | |
「残念ながら、今となっては手遅れだ。 | |||
血友病 | 小酒井不木 | 10分以内 | |
「たとい間違った信念でもかまいません、その信念を守って、精神を緊張させたならば、その緊張の続くかぎり、生命を保つことが出来ると思います」医師の村尾氏は、春の夜の漫談会の席上で、不老長寿法が話題に上ったとき、極めて真面目な顔をして、こう語りはじめました。 | |||
遺伝 | 小酒井不木 | 10分以内 | |
「如何いう動機で私が刑法学者になったかと仰しゃるんですか」と、四十を越したばかりのK博士は言った。 | |||
ヴアン・ダインの作風 | 平林初之輔 | 10分以内 | |
S・S・ヴァン・ダインは、数年前彗星のようにアメリカに出現して、一挙に、数あるアメリカの探偵小説作家の中で、群を抜いて王座をしめた作家である。 | |||
ホオムズの探偵法 | 平林初之輔 | 10分以内 | |
書斎の中のホームズベーカー・ストリートの古びた部屋、そとにはロンドン特有の濃霧がたちこめている。 | |||
ヂユパンの癖とヴァンスの癖 | 平林初之輔 | 10分以内 | |
デュパンという男は申すまでもなくポーの小説に出てくる探偵である。 | |||
私の要求する探偵小説 | 平林初之輔 | 10分以内 | |
私も以前にはだいぶ探偵小説を耽読したことがあった。 | |||
『心理試験』を読む | 平林初之輔 | 10分以内 | |
探偵小説の類は、西洋でもいわゆる「軽い読物」として、文学上には大した地位を占めていないのが普通である。 | |||
小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息 | 石川啄木 | 10分以内 | |
木下尚江著小説「墓場」。 | |||
第十八号室より | 石川啄木 | 10分以内 | |
いつとなく腹が膨れ出した。 | |||
佐渡が島を出て | 江南文三 | 10分以内 | |
足掛四年、丸二年半の佐渡の生活は、私を純粹の島男にしてしまひました。 | |||
賢所御神楽の儀 | 羽田亨 | 10分以内 | |
春興殿の南門外、左(東)に鏡と玉を、右(西)に劍を、それ/″\頂きに懸けた一對の大眞榊の間を進み門を入つて左右の幄舍につくことすべて昨日賢所大前の儀の通りである。 | |||
聚楽廻り | 羽田亨 | 10分以内 | |
古は皇城の域内後に豐公の聚樂第ついで所司代配下の新屋敷上京區にありながら下京區に屬す三條通のまん中で京は上京と下京とに分れるなどと思つたら岩井君に笑はれものだ。 | |||
差押へられる話 | 菊池寛 | 10分以内 | |
私は、所得税に対して不服であつた。 | |||
佐渡が島 | 長塚節 | 10分以内 | |
汽船はざぶ/\と濁水を蹴つて徐ろにくだる。 | |||
疑獄元兇 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
とにかく向ふは検事の立場、今の会釈は悪くない。 | |||
総説 西洋音楽史の時代 | 乙骨三郎 | 10分以内 | |
西洋音楽発達の経路を明らかにするにはそれを幾つかの時代に区分しなければならないが、それには主として音楽そのものの進歩の順序を考え、併せて一般史や他の芸術史(殊に文学史)との関係も参酌するのがよい。 | |||
三八九雑記 | 種田山頭火 | 10分以内 | |
なんとなく春めいてきた、土鼠がもりあげた土くれにも春を感じる。 | |||
雑信(二) | 種田山頭火 | 10分以内 | |
△今朝、思いがけなく本集をうけとりました。 | |||
其中日記 | 種田山頭火 | 10分以内 | |
其中一人として炎天山頭火七月十一日天気明朗、心気も明朗である。 | |||
夜長ノート | 種田山頭火 | 10分以内 | |
小春日和のうららかさ。 | |||
小利根川の桜 | 大町桂月 | 10分以内 | |
東京の櫻吉野山去年のしをりの路かへてまだ見ぬ方の花をたづねむ心は花に浮き立つ陽春四月、路伴れもがなと思ふ矢先、『今日は』とにこ/\顏の夜光命。 | |||
学問ハ淵源ヲ深クスルニ在ルノ論 | 西周 | 10分以内 | |
余近日「スペンセル」氏ノ性理書ヲ讀ミ感ズル所アリ。 | |||
Ombra di Venezia | 堀辰雄 | 10分以内 | |
きのふからギイ・ド・プウルタレスの「伊太利に在りし日のニイチェ」といふ本を讀み出してゐる。 | |||
(芥川竜之介の書翰に就いて) | 堀辰雄 | 10分以内 | |
僕はこの頃、芥川龍之介書翰集(全集第七卷)を讀みかへした。 | |||
(アンデルゼンの「即興詩人」) | 堀辰雄 | 10分以内 | |
又四五日前から寢込んでゐる。 | |||
(ポオル・モオランの「タンドル・ストック」) | 堀辰雄 | 10分以内 | |
堀口大學氏が「三人女」と云ふ題名で譯されてゐるポオル・モオランの短篇集の原名は Tendres Stocks と云ふのである。 | |||
「絵本」 | 堀辰雄 | 10分以内 | |
もう十數年前のことである。 | |||
「神々のへど」 | 堀辰雄 | 10分以内 | |
室生さんのこの頃のお仕事ぶりは、私などのやうなずつと昔からの側近者にとつても、本當に驚嘆の他はありませぬ。 | |||
色褪せた書簡箋に | 堀辰雄 | 10分以内 | |
まだ發表しないでそのまま何處かへ藏ひ込んでしまつたアポリネエルの飜譯が二三あつたのを思ひ出して、僕は數日前、ごちやごちやになつた手文庫の中を丹念に搜してゐたら、「贋救世主アンフィオン」などの譯稿と一しよに、そんなもののあつたのを僕自身すつかり忘れてゐた、四枚ばかりの色褪せた書簡箋に細かな字で書き込んである、或る一個の覺書が見つかつた。 | |||
クロオデルの「能」 | 堀辰雄 | 10分以内 | |
ポオル・クロオデルが日本に滯在中に書いた「日のもとの黒鳥」(L'Oiseau Noir dans le Soleil Levant)といふ本も、ときどき取り出して見てゐる本の一つである。 | |||
ゲエテの「冬のハルツに旅す」 | 堀辰雄 | 10分以内 | |
ゲエテの「冬のハルツに旅す」の斷章にブラアムスが附曲したアルト・ラプソディを、一週間ばかり前からレコオドでをりをり聽いてゐるが、どうもそれを唱つたオネエギンといふ女のひとの、すこし北歐訛りのある陰影に富んだ、底光りのする歌ごゑがすつかり耳についてしまつてゐる。 | |||
ノワイユ伯爵夫人 | 堀辰雄 | 10分以内 | |
ノワイユ伯爵夫人(Anna-Elisabeth Bassaraba de Brancovan, Comtesse Mathieu de Noailles)は一八七六年十一月十五日巴里に生れた。 | |||
ハイネが何処かで | 堀辰雄 | 10分以内 | |
ハイネが何處かで、自分は獨逸人の頑固なのは大嫌ひだが、獨逸語は大好きだ、詩の言葉としては世界中で一番美しいだらうといふやうな意味の事を言つてゐたと記憶する。 | |||
父兄の方々に | 和田万吉 | 10分以内 | |
竹取物語に就いて竹取物語は我國に小説あつて始めての者である。 | |||
中宮寺の春 | 薄田泣菫 | 10分以内 | |
ある歳の一月五日午後二時過ぎのことでした。 | |||
春の賦 | 薄田泣菫 | 10分以内 | |
また春が帰つて来た。 | |||
後記〔『炉辺夜話集』〕 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
「炉辺夜話集」といふこの本の題名は、この本にあつめられた五ツの物語に対して、作者がどのやうな心持をもつてゐるか、それを率直に表しもし、又、ある意味では、作者が文学そのものをどのやうなものに考へてゐるかといふことを、率直に露呈もしてゐます。 | |||
三里塚の桜 | 大町桂月 | 10分以内 | |
夜光命の手には四合入の瓢箪、裸男の手には三合入の瓢箪、誰の目にも其れと知らるゝ花見と洒落たり。 | |||
真間名所 | 阪井久良伎 | 10分以内 | |
三本松と繼橋千葉縣市川町眞間に引退してから、最早滿三年に成る。 | |||
手紙 | 堀辰雄 | 10分以内 | |
野田君また惡いさうだね。 | |||
幼い頃の記憶 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
人から受けた印象と云うことに就いて先ず思い出すのは、幼い時分の軟らかな目に刻み付けられた様々な人々である。 | |||
北條より一ノ宮へ | 大町桂月 | 10分以内 | |
人形茶屋安房北條の海岸に、家を擧つて寓居すること凡そ一箇月。 | |||
杉田の一夜 | 大町桂月 | 10分以内 | |
疲れてくたばるまで歩いて見むと、草鞋脚半のいでたちにて家を出でたれど、汽車のある路は、馬鹿々々しくて歩かれず。 | |||
久地の梅林 | 大町桂月 | 10分以内 | |
あはれや、庭の梅三四本、何も肥料をやらざれど、春くれば、花を著く。 | |||
淡雪 | 原民喜 | 10分以内 | |
潔が亡くなってから彼是一年になる。 | |||
滑走 | 原民喜 | 10分以内 | |
雁江の病室には附添ひの看護婦がゐた。 |