10分以内で読める長塚節の短編作品

青空文庫で公開されている長塚節の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間文字数人気書き出し
竹の里人〔一〕長塚節10分以内3,813

○先生と自分との間柄は漸く三十三年からのことで極めてあつけないことであつた。

○先生と自分との間柄は漸く三十三年からのことで極めてあつけないことであつた。

写生断片長塚節10分以内3,036

余は天然を酷愛す。

余は天然を酷愛す。

知己の第一人長塚節10分以内2,308

私が伊藤君に會つたのは、丁度明治三十三年の四月の一日でした。

私が伊藤君に會つたのは、丁度明治三十三年の四月の一日でした。

長塚節句集長塚節10分以内2,429

俳句 白菜や間引き/\て暮るゝ秋 七年の約を果すや暮の秋 散りぬべき卿の秋の毛虫かな 花煙草葉を掻く人のあからさま 藁灰に莚掛けたり秋の雨 豆引いて莠はのこる秋の風 わかさぎの霞が浦や秋の風 佐渡について母への状や秋の風 蓼の穗に四五日降つて秋の水 此村に高音の目白捉へけり 鳴きもせで百舌鳥の尾動く梢かな 柿くふや安達が原の百姓家 柿赤き梢を蛇のわたりけり 芝栗や落ち

俳句 白菜や間引き/\て暮るゝ秋 七年の約を果すや暮の秋 散りぬべき卿の秋の毛虫かな 花煙草葉を掻く人のあからさま 藁灰に莚掛けたり秋の雨 豆引いて莠はのこる秋の風 わかさぎの霞が浦や秋の風 佐渡について母への状や秋の風 蓼の穗に四五日降つて秋の水 此村に高音の目白捉へけり 鳴きもせで百舌鳥の尾動く梢かな 柿くふや安達が原の百姓家 柿赤き梢を蛇のわたりけり 芝栗や落ち

栗毛虫長塚節10分以内2,462

風邪でも引いたかといふ鹽梅に頭がはつきりしないので一旦目は醒めたがまた寢込んでしまつた、恐らく眠りも不足であつたのらしい、みんなはもう野らへ出たのであらう家の内はまことにひツそりして居る、  霖雨つゞきの空は依然として曇つて居るが、いつもよりは稍明るいのであるから一日は降らないかも知れぬと思ひながらぼんやりと眺めて居つた、 「サブリだもの屹度後には雨だよ、どんな旱でも今日明日と降らなかつたことは無

風邪でも引いたかといふ鹽梅に頭がはつきりしないので一旦目は醒めたがまた寢込んでしまつた、恐らく眠りも不足であつたのらしい、みんなはもう野らへ出たのであらう家の内はまことにひツそりして居る、  霖雨つゞきの空は依然として曇つて居るが、いつもよりは稍明るいのであるから一日は降らないかも知れぬと思ひながらぼんやりと眺めて居つた、 「サブリだもの屹度後には雨だよ、どんな旱でも今日明日と降らなかつたことは無

月見の夕長塚節10分以内3,780

うちからの出が非常に遲かツたものだから、そこ/\に用は足したが、知合の店先で「イヤ今夜は冴えましようぜこれでは、けさからの鹽梅ではどうも六かしいと思つてましたが、まあこれぢや麥がとれましよう、十五夜が冴えりやあ麥は大丈夫とれるといふんですから、どうかさうしたいものでなどゝいふ主人の話を聞いたりして居たので、水海道を出たのは五時過ぎになツてしまつた、  尻を十分にまくし揚げてせツせと歩るく、落ちかけ

うちからの出が非常に遲かツたものだから、そこ/\に用は足したが、知合の店先で「イヤ今夜は冴えましようぜこれでは、けさからの鹽梅ではどうも六かしいと思つてましたが、まあこれぢや麥がとれましよう、十五夜が冴えりやあ麥は大丈夫とれるといふんですから、どうかさうしたいものでなどゝいふ主人の話を聞いたりして居たので、水海道を出たのは五時過ぎになツてしまつた、  尻を十分にまくし揚げてせツせと歩るく、落ちかけ

土浦の川口長塚節10分以内3,829

冬とはいふものゝまだ霜の下りるのも稀な十一月の十八日、土浦へついたのはその夕方であつた、狹苦しい間口でワカサギの串を裂いて居る爺はあるが、いつもの如く火を煽つてはワカサギを燒いて居るものは一人も見えないので物足らず淋しい川口を一廻りして、舟を泛べるのに便利のよさゝうな家をと思つて見掛けも見憎くゝない三階作りの宿屋へ腰を卸した、導かれて通つたのは三階ではなくて、風呂と便所との脇を行止まりの曲つた中二

冬とはいふものゝまだ霜の下りるのも稀な十一月の十八日、土浦へついたのはその夕方であつた、狹苦しい間口でワカサギの串を裂いて居る爺はあるが、いつもの如く火を煽つてはワカサギを燒いて居るものは一人も見えないので物足らず淋しい川口を一廻りして、舟を泛べるのに便利のよさゝうな家をと思つて見掛けも見憎くゝない三階作りの宿屋へ腰を卸した、導かれて通つたのは三階ではなくて、風呂と便所との脇を行止まりの曲つた中二

白甜瓜長塚節10分以内2,028

石の卷を出て大きな街道を行くと暫くして松林へかゝる。

石の卷を出て大きな街道を行くと暫くして松林へかゝる。

我が庭長塚節10分以内2,648

鬱陶しく曇つた春雨の空がいつもの如く井戸流しで冷水浴をしてしはらくするうちに禿げてしまつた、朝のうちに椚眞木の受取渡しをして來たらよからうと母が言ふことであつたが少し用があるから行かれぬとたゞをいふ、用といふのは外でもない、ホトトギスに庭園を寫生せよといふ題が出て居るので自分のやうな拙劣な手で寫生も恐ろしい譯ではあるがこれも稽古だやつて見やうと思ひついたので野らや林へ出やうとは思ひもよらぬのである

鬱陶しく曇つた春雨の空がいつもの如く井戸流しで冷水浴をしてしはらくするうちに禿げてしまつた、朝のうちに椚眞木の受取渡しをして來たらよからうと母が言ふことであつたが少し用があるから行かれぬとたゞをいふ、用といふのは外でもない、ホトトギスに庭園を寫生せよといふ題が出て居るので自分のやうな拙劣な手で寫生も恐ろしい譯ではあるがこれも稽古だやつて見やうと思ひついたので野らや林へ出やうとは思ひもよらぬのである

佐渡が島長塚節10分以内2,441

汽船はざぶ/\と濁水を蹴つて徐ろにくだる。

汽船はざぶ/\と濁水を蹴つて徐ろにくだる。

竹の里人〔二〕長塚節10分以内3,153

○「歌よみに與ふる書」といふのは十回にわたつたのであつたが、自分にはいかにも愉快でたまらないので丁寧に切り拔いておいて頻りに人にも見せびらかした。

○「歌よみに與ふる書」といふのは十回にわたつたのであつたが、自分にはいかにも愉快でたまらないので丁寧に切り拔いておいて頻りに人にも見せびらかした。

竹の里人〔三〕長塚節10分以内3,447

○一日を隔てた三十日に二回目の訪問をした。

○一日を隔てた三十日に二回目の訪問をした。