30分以内で読める長塚節の短編作品

青空文庫で公開されている長塚節の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1–17件 / 全17件

青空文庫の作品を人気順に表示
作品名著者読了時間文字数人気書き出し
草津行長塚節30分以内11,017

われに一人の祖母あり。

われに一人の祖母あり。

旅行に就いて長塚節30分以内4,440

余は旅行が好きである、年々一度は長途の旅行をしなければ氣が濟まぬやうになつた。

余は旅行が好きである、年々一度は長途の旅行をしなければ氣が濟まぬやうになつた。

記憶のまゝ長塚節30分以内7,556

故人には逸話が多かつた。

故人には逸話が多かつた。

炭焼のむすめ長塚節30分以内8,029

一  低い樅の木に藤の花が垂れてる所から小徑を降りる。

一  低い樅の木に藤の花が垂れてる所から小徑を降りる。

利根川の一夜長塚節30分以内5,635

叔父の案内で利根川の鮭捕を見に行くことになつた、晩飯が濟んで勝手元もひつそりとした頃もうよからうといふので四人で出掛けた、  叔父は小さな包を背負つて提灯をさげる、それから河は寒いと可かないからと叔母が出して呉れた二枚のどてらを、うしろのちやんと呼ばれて居る五十格恰の男が引つ背負つてお供をする、これは提灯と二升樽とをさげる、從弟の十になる兒と自分とは手ぶらで蹤いて行く、  荷物を背負つた二人の樣子

叔父の案内で利根川の鮭捕を見に行くことになつた、晩飯が濟んで勝手元もひつそりとした頃もうよからうといふので四人で出掛けた、  叔父は小さな包を背負つて提灯をさげる、それから河は寒いと可かないからと叔母が出して呉れた二枚のどてらを、うしろのちやんと呼ばれて居る五十格恰の男が引つ背負つてお供をする、これは提灯と二升樽とをさげる、從弟の十になる兒と自分とは手ぶらで蹤いて行く、  荷物を背負つた二人の樣子

才丸行き長塚節30分以内4,108

起きて見ると思ひの外で空には一片の雲翳も無い、唯吹き颪が昨日の方向と變りがないのみである、  滑川氏の案内で出立した、正面からの吹きつけで體が縮みあがるやうに寒い、突ンのめるやうにしてこごんだ儘走つた、炭坑會社の輕便鐵道を十町ばかり行つて爪先あがりにのぼる、左は崖になつて、崖の下からは竹が疎らに生えて居る、木肌の白い漆がすい/\と立ち交つて居る、漆の皮にはぐるつとつけた刄物の跡が見える、山芋の枯れ

起きて見ると思ひの外で空には一片の雲翳も無い、唯吹き颪が昨日の方向と變りがないのみである、  滑川氏の案内で出立した、正面からの吹きつけで體が縮みあがるやうに寒い、突ンのめるやうにしてこごんだ儘走つた、炭坑會社の輕便鐵道を十町ばかり行つて爪先あがりにのぼる、左は崖になつて、崖の下からは竹が疎らに生えて居る、木肌の白い漆がすい/\と立ち交つて居る、漆の皮にはぐるつとつけた刄物の跡が見える、山芋の枯れ

痍のあと長塚節30分以内4,831

豆粒位な痍のあとがある。

豆粒位な痍のあとがある。

鉛筆日抄長塚節30分以内7,692

八月二十九日 ▲黄瓜  松島の村から東へ海について行く。

八月二十九日 ▲黄瓜  松島の村から東へ海について行く。

弥彦山長塚節30分以内4,022

新潟の停車場を出ると列車の箱からまけ出された樣に人々はぞろ/\と一方へ向いて行く。

新潟の停車場を出ると列車の箱からまけ出された樣に人々はぞろ/\と一方へ向いて行く。

松虫草長塚節30分以内5,156

一  泉州の堺から東へ田圃を越えるとそこに三つの山陵がある。

一  泉州の堺から東へ田圃を越えるとそこに三つの山陵がある。

旅の日記長塚節30分以内8,336

一  九月一日  金華山から山雉の渡しを鮎川の港までもどつた。

一  九月一日  金華山から山雉の渡しを鮎川の港までもどつた。

菜の花長塚節30分以内10,006

一  奈良や吉野とめぐつてもどつて見ると、僅か五六日の内に京は目切と淋しく成つて居た。

一  奈良や吉野とめぐつてもどつて見ると、僅か五六日の内に京は目切と淋しく成つて居た。

白瓜と青瓜長塚節30分以内6,297

庄次は小作人の子でありました。

庄次は小作人の子でありました。

十日間長塚節30分以内8,614

三月二日、月曜、晴、暖、  起床平日よりはやし、冷水浴、  宵に春雨が降つたらしく屋根が濕つて居る、しかし雫する程ではない、書院の庭にしきつめてある松葉は松もんもが交つてるので目障りであるがけさは濡れて居るからいかにも心持がよい、庭下駄を穿いてぶら/\とあるく、平氏門に片寄つてさうして戸袋にくつゝいた老梅が一株は蕾がちで二株は十分に開いて居る、蕾には一つづゝ露が溜つてその露が折々松葉の上に落ちる、

三月二日、月曜、晴、暖、  起床平日よりはやし、冷水浴、  宵に春雨が降つたらしく屋根が濕つて居る、しかし雫する程ではない、書院の庭にしきつめてある松葉は松もんもが交つてるので目障りであるがけさは濡れて居るからいかにも心持がよい、庭下駄を穿いてぶら/\とあるく、平氏門に片寄つてさうして戸袋にくつゝいた老梅が一株は蕾がちで二株は十分に開いて居る、蕾には一つづゝ露が溜つてその露が折々松葉の上に落ちる、

撃剣興行長塚節30分以内8,409

「一刀流神傳無刀流開祖從三位山岡鐵太郎門人」「鹿島神傳直心影流榊原建吉社中東京弘武會員」といふ長々しい肩書のついた田舍廻りの撃劍遣ひの興行があるといふので理髮床や辻々の茶店に至るまでビラが下つた、撃劍の興行といふのが非常に珍らしいのにその中には女の薙刀つかひが居るといふのと、誰でも飛入の立合ができるといふのと、女の薙刀つかひを打負したものには銀側時計を呉れるといふことゝで界隈の評判になつた、興行の

「一刀流神傳無刀流開祖從三位山岡鐵太郎門人」「鹿島神傳直心影流榊原建吉社中東京弘武會員」といふ長々しい肩書のついた田舍廻りの撃劍遣ひの興行があるといふので理髮床や辻々の茶店に至るまでビラが下つた、撃劍の興行といふのが非常に珍らしいのにその中には女の薙刀つかひが居るといふのと、誰でも飛入の立合ができるといふのと、女の薙刀つかひを打負したものには銀側時計を呉れるといふことゝで界隈の評判になつた、興行の

商機長塚節30分以内5,910

汽車から降りると寒さが一段身に染みる。

汽車から降りると寒さが一段身に染みる。

おふさ長塚節30分以内9,112

刈草を積んだ樣に丸く繁つて居た野茨の木が一杯に花に成つた。

刈草を積んだ樣に丸く繁つて居た野茨の木が一杯に花に成つた。