ゲエテの「冬のハルツに旅す」
堀辰雄
『ゲエテの「冬のハルツに旅す」』は青空文庫で公開されている堀辰雄の短編作品。2,664文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 2,664文字 |
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書き出し書出 | ゲエテの「冬のハルツに旅す」の斷章にブラアムスが附曲したアルト・ラプソディを、一週間ばかり前からレコオドでをりをり聽いてゐるが、どうもそれを唱つたオネエギンといふ女のひとの、すこし北歐訛りのある陰影に富んだ、底光りのする歌ごゑがすつかり耳についてしまつてゐる。 |
初出 | 「一橋新聞 第三百号」1940(昭和15)年1月1日 |
底本 | 堀辰雄作品集第五卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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