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10分以内で読める青空文庫の短編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
復讐・戦争・自殺北村透谷
10分以内
復讐人間の心界に、頭は神にして脚は鬼なる怪物棲(す)めり。
信仰個条なかるべからず山路愛山
10分以内
旗色分明ならずんば三軍何を以て向ふ所を知らんや。
透谷全集を読む山路愛山
10分以内
僕は透谷全集を読んで殆んど隔世の感あり。
女真種族の同源伝説内藤湖南
10分以内
滿洲の各種族の中で、古くは金國を形作り、後には清朝を出した所の女眞族は、或説には既に唐の初頃から現れて居ると云ひ、或説には五代に始めて知れたとも云はれてゐる。
頑執妄排の弊北村透谷
10分以内
宇宙を観察するの途二あり、一は宇宙を「死躰」として観るにあり、他は宇宙を「生躰」として観るにあり、人生を観察するの途二あり、一は人生を今世に限られたるものとして観るにあり、他は人生を未来に亘るものとして観るにあり。
人生の意義北村透谷
10分以内
人間の外に人間を研究すべき者なし、ライフある者の外にライフを研究すべき者なし。
熱意北村透谷
10分以内
真贄の隣に熱意なる者あり。
富嶽の詩神を思ふ北村透谷
10分以内
空を望んで駿駆する日陽、虚に循つて警立する候節、天地の運流、いつを以て極みとはするならん。
哀詞序北村透谷
10分以内
歓楽は長く留り難く、悲音は尽くる時を知らず。
一青年異様の述懐清水紫琴
10分以内
恋愛を知らずして、恋愛を画くは。
もつれ糸清水紫琴
10分以内
「銀さんー」と、女は胸に手を差入れて、切ない思いをこらへながら、みんなあたしが悪かつたの、耐忍しておくれ、ねあたしだつて、何も酔興で、彼家へ嫁入つたといふのじやなしさ、お前さんも知つての通りな羽目になつて、よんどころなく、つひ……」と男の面をそつとながめて、ほろりとした。
下手の横好き南部修太郎
10分以内
=1=町内の好敵手住み馴(な)れてやがて三十年、今では僕も町内一二の古顏(かほ)になつてしまつたが、麻布區新龍(りう)土町といふと、うしろに歩兵第三聯隊のモダアン兵營(えい)を控えた戸數(すう)六七十の一區劃(くわく)だが、ロオマ法王使節館、土耳古公使館、佛蘭士大使館武官館以下西洋人の住宅が非常に多い外になかなか特色のある住人を持つてゐる。
学問の自由寺田寅彦
10分以内
学問の研究は絶対自由でありたい。
雑感寺田寅彦
10分以内
子供の時代から現在までに自分等の受けた科学教育というものの全体を引くるめて追想してみた時に、そのうちの如何なるものが現在の自分等の中に最も多く生き残って最も強く活きて働いているかと考えてみると、それは教科書や講義のノートの内容そのものよりも、むしろそれを教わった先生方から鼓吹された「科学魂」といったようなものであるかと思われる。
プランク先生の憶い出長岡半太郎
10分以内
物理學は19世紀の末から20世紀の初めにかけ革新的衝撃を受けた。
百物語岡本綺堂
10分以内
今から八十年ほどの昔――と言いかけて、O君は自分でも笑い出した。
時計とステッキ岸田国士
10分以内
私は、今、時計といふものを持つて歩かない。
物言う術岸田国士
10分以内
「物言ふ術」とは、仏蘭西語の ART DE DIRE を訳したつもりである。
朱欒の花のさく頃杉田久女
10分以内
私が生れた鹿児島の平の馬場の屋敷というのは、明治十年鹿児島にわたって十七年間も住っていた父母が、自ら設計して建てた家なので、九年母や朱欒、枇杷、柿など色々植えてあったと母からよく聞かされていた。
英彦山に登る杉田久女
10分以内
私は今年英彦山に五六度登った。
鷲の巣ビョルンステェルネ・ビョルンソン
10分以内
ビョルンステェルネ・ビョルンソン Bj※rnstjerne Bj※rnson (1832-1910)。
阿片の味南部修太郎
10分以内
秦の始皇が不老の藥を求めた話はもうあまりに人口に膾炙してゐるが、この不老とは單に長生きをすると云ふ意味でなしに、老いてなほ色欲の享樂に堪へ得る旺盛な體力を求めるのが根本である事は云ふまでもあるまい。
自分の変態心理的経験南部修太郎
10分以内
妖怪と云ふものが昔の妖怪話の妖怪畫などに現はれて[#「現はれて」は底本では「現はて」]ゐるやうな異樣、奇怪、凄慘などの極端に誇張された存在でない事は、少くとも客觀的存在でない事は、今更ら云ふまでもない話であるが、これを精神上の一種の主觀的存在、云ひ換へれば、人間の幻覺或は錯覺としてみる時は確にあり得るもののやうに思はれる。
寺田先生と僕海野十三
10分以内
題名ほどの深い關係もないのであるが、科學ペンからの求めで、已むを得ず[#「已むを得ず」は底本では「己むを得ず」]ペンを執る。
恐怖について海野十三
10分以内
恐怖なんて、無くもがなである。
最小人間の怪海野十三
10分以内
この秘話をしてくれたN博士も、先々月この世を去った。
カタカナニツイテ伊丹万作
10分以内
コノヨウナ題目ヲ掲ゲルト国語学者トマチガエラレルオソレガアルカラ一応断ツテオクガ、私ハ映画ノホウノ人間デ、数年臥床ヲ余儀ナクサレテイル病人デアル。
カメラに関する覚え書伊丹万作
10分以内
ある人が私の作品のあるカメラ・ポジションを批評して、必然性がないから正しくないといつた。
ルネ・クレール私見伊丹万作
10分以内
前書ルネ・クレールに関する一文を求められたのであるが、由来クレールに関してはほとんどもう語り尽された観がある。
或教授の退職の辞西田幾多郎
10分以内
これは楽友館の給仕が話したのを誰かが書いたものらしい、而もそれは大分以前のことであろう。
十年後のラジオ界海野十三
10分以内
「ときにAさん。
『十八時の音楽浴』の作者の言葉海野十三
10分以内
この書は、僕の科学小説集の第三冊目にあたる。
ピークハンティングに帰れ松濤明
10分以内
スポーツアルピニズムは登山界を風靡している。
『青空』のことなど梶井基次郎
10分以内
文藝部から嶽水會雜誌の第百號記念號へ載せる原稿をと請はれたが、病中でまとまつたものへ筆を起す氣力もなく、とりとめもない「青空」のことなどで私に課せられた責を塞ぐことにする。
「親近」と「拒絶」梶井基次郎
10分以内
「スワン家の方」誌上出版記念會佐藤君と淀野の譯したこんどの本を讀んで見て第一に感じることは、プルウストといふ人がこの小説において「回想」といふことを完成してゐるといふことだ。
『新潮』十月新人号小説評梶井基次郎
10分以内
子を失ふ話(木村庄三郎氏)書かれてゐるのは優れた個人でもない、ただあり來りの人間である。
『戦旗』『文芸戦線』七月号創作評梶井基次郎
10分以内
『戰旗』彼女等の會話(窪川いね子氏)この月讀んだプロ作品中での佳品である。
科学時潮海野十三
10分以内
地下鉄道の開通上野、浅草間の地下鉄道が出来た。
国立国会図書館について中井正一
10分以内
歴史変革の任務今年の冬の夜のことであった。
図書館法の成立中井正一
10分以内
あの戦争のさ中、或る兵器を造っている人が次のような面白いことをいった。
荒磯の興味佐藤惣之助
10分以内
荒磯の春というものは、地上がまだ荒涼としている冬の内に、もうそろそろやって来ているのである。
成層圏飛行と私のメモ海野十三
10分以内
成層圏飛行について、なにか書けという注文である。
北朗来庵尾崎放哉
10分以内
その昔し、豊臣家が亡びかけてからの事、和寇と云ふものがあつて支那の東南の海岸を荒す、其の勢すさまじく、支那人大に恐れをなして、南清のある孤島に高い/\見張所をこしらへて、いつもその見張所の上に番人が居て、和奴来るや否やと眼を皿大にして見て居る。
科学的新聞記者桐生悠々
10分以内
人はこの語の意味する明瞭なる理念を知るものは稀であるが、屡宇宙という語を口にする。
「有明集」前後蒲原有明
10分以内
明治三十八年に「春鳥集」を出したときには、多少の自信もあり自負もあつた。
生きている空間中井正一
10分以内
ヘーゲルの弁証法が生れる周囲には、その頃の青年ドイツ派ロマン的皮肉があると考える人々がある。
大衆の知恵中井正一
10分以内
私はこの雑誌の五号で「カットの文法」という文章を書いたが、あの中で私は次のように書いた。
映画と季感中井正一
10分以内
これまで映画は、夏興行のものを、冬撮ることになり、ブルブル慄えながら裸かものを撮り、夏の真中に着物をいっぱい着込んで、塩をいっぱいまいて雪のつもりにしたものであった。
過剰の意識中井正一
10分以内
何年前であったか、親不知子不知のトンネルをでたころであった。
カットの文法中井正一
10分以内
『詩経』は中国での万葉集ともいうべき、まことに可憐な詩句と自由な愛がうたわれている。
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