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阿片の味

南部修太郎

『阿片の味』は青空文庫で公開されている南部修太郎の短編作品。2,753文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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10分以内
2,753文字
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書出

秦の始皇が不老の藥を求めた話はもうあまりに人口に膾炙してゐるが、この不老とは單に長生きをすると云ふ意味でなしに、老いてなほ色欲の享樂に堪へ得る旺盛な體力を求めるのが根本である事は云ふまでもあるまい。

初出「文藝市場」文藝市場社、1926(大正15)年6月号
底本文藝市場
表記
旧字旧仮名
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