60分以内で読める青空文庫の中編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 橋の下 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 練り馬場と呼ばれるその広い草原は、城下から北へ二十町あまりいったところにある。 | |||
| 半七捕物帳 | 岡本綺堂 | 60分以内 | |
一 半月ばかりの避暑旅行を終って、わたしが東京へ帰って来たのは八月のまだ暑い盛りであった。 | |||
| 蜆谷 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「こんなに鴨の寄らないこともないもんだ、もう師走という月でまるっきり影もみせない」風邪でもひいているような、ぜいぜい声でこう云うのが聞こえた、「もう十年もむかしだったか、沖の島の杓子岩のくずれた年だかに鴨の寄らないことがあった」 「なむあみだ、なむあみだ」別の声がうたうような調子でそう云った、「ばかな凍てだ、これじゃあまた明日は寝て暮らすだ、出て来なけりゃあよかった」 「猟場が変わったのもた | |||
| 風流化物屋敷 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 柘榴屋敷に物怪の沙汰 住宅難のこんにち、こんなことを云うと殴られるかも知れないが、僅か十数年まえまでは東京市内などにもよく化物屋敷といわれる空家があった。 | |||
| 中里介山の『大菩薩峠』 | 三田村鳶魚 | 60分以内 | |
上 中里介山さんの『大菩薩峠』(普及本の第一巻)を読んでみる。 | |||
| 風琴と魚の町 | 林芙美子 | 60分以内 | |
1 父は風琴を鳴らすことが上手であった。 | |||
| あすなろう | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 うすよごれた手拭で頬冠りをした、百姓ふうの男が一人、芝金杉のかっぱ河岸を、さっきから往ったり来たりしていた。 | |||
| 暴風雨の中 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 烈風と豪雨が荒れ狂っていた。 | |||
| やぶからし | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 祝言の夜は雪になった。 | |||
| 半七捕物帳 | 岡本綺堂 | 60分以内 | |
一 半七老人を久し振りでたずねたのは、十一月はじめの時雨れかかった日であった。 | |||
| 桶狭間合戦 | 菊池寛 | 60分以内 | |
信長の崛起 天文十八年三月のこと、相遠参三ヶ国の大名であった今川氏を始めとし四方の豪族に対抗して、尾張の国に織田氏あることを知らしめた信秀が年四十二をもって死んだ。 | |||
| 薯粥 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 承応二年五月はじめの或る日、三河のくに岡崎藩の老職をつとめる鈴木惣兵衛の屋敷へ、ひとりの浪人者が訪れて来て面会を求めた。 | |||
| 嘘の効用 | 末弘厳太郎 | 60分以内 | |
法律以外の世界において一般に不合理なりとみなされている事柄がひとたび法律世界の価値判断にあうや否やたちまちに合理化されるという事実はわれわれ法律学者のしばしば認識するところである。 | |||
| 七日七夜 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 本田昌平は、ものごとをがまんすることにかけては、自信があった。 | |||
| つばくろ | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 吉良の話しがあまりに突然であり、あまりに思いがけなかったので、紀平高雄にはそれがすぐには実感としてうけとれなかった。 | |||
| 柘榴 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 真沙は初めから良人が嫌いだったのではない。 | |||
| 山之口貘詩集 | 山之口貘 | 60分以内 | |
喪のある景色 うしろを振りむくと 親である 親のうしろがその親である その親のそのまたうしろがまたその親の親であるといふやうに 親の親の親ばつかりが むかしの奧へとつづいてゐる まへを見ると まへは子である 子のまへはその子である その子のそのまたまへはそのまた子の子であるといふやうに 子の子の子の子の子ばつかりが 空の彼方へ消えいるやうに 未來の涯へとつづいてゐる こんな景色のなかに 神のバ | |||
| 葦 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 その葦たちは一日じゅう巨きな椎の樹のうっとうしい陰で風に揺られていた。 | |||
| 渾沌未分 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
小初は、跳ね込み台の櫓の上板に立ち上った。 | |||
| 日本婦道記 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「今夜は籾摺りをかたづけてしまおう、伊緒も手をかして呉れ」 夕食のあとだった、良人からなにげなくそう云われると、伊緒はなぜかしらにわかに胸騒ぎのするのを覚え、思わず良人の眼を見かえした。 | |||
| 女は同じ物語 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「まあ諦めるんだな、しょうがない、安永の娘をもらうんだ」と竜右衛門がその息子に云った、「どんな娘でも、結婚してしまえば同じようなものだ、娘のうちはいろいろ違うようにみえる、或る意味では慥かに違うところもある、が、或る意味では、女はすべて同じようなものだ、おまえのお母さんと、枝島の叔母さんを比べてみろ、――私は初めはお母さんよりも、枝島の、……いや、まあいい」と竜右衛門は云った、「とにかく、私 | |||
| 現代語訳 平家物語 | 作者不詳 | 60分以内 | |
新院崩御 治承五年の正月が来た。 | |||
| 明暗嫁問答 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
養子 備後のくに福山藩、阿部伊予守十万石の国家老に高滝勘太夫という老人がいた。 | |||
| 醜聞 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 苅田壮平はなめらかに話した。 | |||
| 半之助祝言 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 折岩半之助が江戸から着任した。 | |||
| にごりえ | 樋口一葉 | 60分以内 | |
一 おい木村さん信さん寄つてお出よ、お寄りといつたら寄つても宜いではないか、又素通りで二葉やへ行く気だらう、押かけて行つて引ずつて来るからさう思ひな、ほんとにお湯なら帰りにきつとよつておくれよ、嘘つ吐きだから何を言ふか知れやしないと店先に立つて馴染らしき突かけ下駄の男をとらへて小言をいふやうな物の言ひぶり、腹も立たずか言訳しながら後刻に後刻にと行過るあとを、一寸舌打しながら見送つて後にも無いも | |||
| 評釈勘忍記 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 駒田紋太夫は癇癖の強い理屈好きな老人であるが、酒がはいってるときはものわかりのよい人情家になる。 | |||
| 千代女 | 太宰治 | 60分以内 | |
女は、やっぱり、駄目なものなのね。 | |||
| 朝鮮の友に贈る書 | 柳宗悦 | 60分以内 | |
私の知れる、または見知らぬ多くの朝鮮の友に、心からのこの書翰を贈る。 | |||
| 柿 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「おい牧野、起きないか」 「勘弁して呉れ、本当にもう駄目だ」 「……仕様がないな」 起しあぐねて兵馬は振返った。 | |||
| 花咲かぬリラ | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 軍服を着た肩のたくましい背丈の眼だって高い青年が、大股のひどく特徴のある歩きつきで麻布片町坂を下りて来た。 | |||
| 合歓木の蔭 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 誰かが自分を見ている。 | |||
| 現代語訳 平家物語 | 作者不詳 | 60分以内 | |
北国下向 寿永二年三月上旬、同じ源氏同志の木曽義仲と兵衛佐頼朝との仲にひびが入った。 | |||
| ちゃん | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 その長屋の人たちは、毎月の十四日と晦日の晩に、きまって重さんのいさましいくだを聞くことができた。 | |||
| 松浦あがた | 蒲原有明 | 60分以内 | |
一 「黄櫨成レ列隴※[#「月+祭」、107-上-4]間 南望平々是海湾 未レ至二栄城一三五駅忽従リ二林※[#「縢」の「糸」に代えて「土」、U+584D、107-上-5]一得タリ二温山ヲ一。」 とはこれ頼山陽が「見温仙岳」の絶句――この詩を誦し去りて、われらは先づ肥前の国に入る。 | |||
| 松風の門 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 その洞窟は谿谷にのぞむ断崖の上にあった。 | |||
| 内蔵允留守 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 岡田虎之助は道が二岐になっているところまで来て立ちどまり、じっとりと汗の滲み出ている白い額を、手の甲で押し拭いながら、笠をあげて当惑そうに左右を眺めやった。 | |||
| 念珠集 | 斎藤茂吉 | 60分以内 | |
1 八十吉 僕は維也納の教室を引上げ、笈を負うて二たび目差すバヴアリアの首府民顕に行つた。 | |||
| 古今集巻之五 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 岡本五郎太の手記 寛延二年三月八日の夕方五時から、石浜の「ふくべ」で永井主計のために送別の宴を催した。 | |||
| 俊寛 | 菊池寛 | 60分以内 | |
一 治承二年九月二十三日のことである。 | |||
| 島守 | 中勘助 | 60分以内 | |
これは芙蓉の花の形をしてるという湖のそのひとつの花びらのなかにある住む人もない小島である。 | |||
| 屏風はたたまれた | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 吉村弥十郎はその手紙を三度もらって、三度とも読むとすぐに捨てた。 | |||
| 芥川竜之介の死 | 萩原朔太郎 | 60分以内 | |
1 七月二十五日、自分は湯ヶ島温泉の落合樓に滯在してゐた。 | |||
| 奇談クラブ〔戦後版〕 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
プロローグ 「この物語の不思議さは、常人の想像を絶しますが、決して出たらめな作り話ではありません。この広い世の中には、アラビアンナイトや剪灯新話にも劣らぬ怪奇な事件があり得るということを明らかにし、その中に潜む道徳を批判して頂くために、いろいろの差し障りを忍んでこの事件の真相を発表することになったのであります」 奇談クラブの席上、真珠色の間接光線のあふれる中で、ピアニストの平賀源一郎は、こんな | |||
| 狼疾記 | 中島敦 | 60分以内 | |
養其一指、而失其肩背、而不知也、則為狼疾人也。 | |||
| 新奇談クラブ | 野村胡堂 | 60分以内 | |
巨万の懸賞付で奇談の競技 「久し振りで此の会を開きました。さぞ皆様は奇談、怪談、珍談を山の如く用意して下すったことと思います」 奇談クラブの集会室、幽幻な感じのする真珠色の微光が、承塵の裏から室全体を海の底のように照して居る中に立って、幹事の今八郎は斯う口を開きました。 | |||
| その木戸を通って | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 平松正四郎が事務をとっていると、老職部屋の若い付番が来て、平松さん田原さまがお呼びですと云った。 | |||
| 彩虹 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「……ひと夜も逢わぬものならば、二た重の帯をなぜ解いた、それがゆかりの竜田山、顔の紅葉で知れたとや……」 さびのあるというのだろう、しめやかにおちついた佳い声である。 | |||
| 山だち問答 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 追手門を出ると、遠い空でかみなりが鳴りだした。 | |||
| 風と光と二十の私と | 坂口安吾 | 60分以内 | |
私は放校されたり、落第したり、中学を卒業したのは二十の年であった。 | |||