青空文庫で公開されている素木しづの作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
いつまで生きてていつ死ぬか解らない程、不安な淋しいことはないと、お葉は考へたのである。
この夜も、明けるのだと思った。
楯井夫婦が、ようやく未墾地開墾願の許可を得て、其処へ引移るとすぐ、堀立小屋を建てゝ子供と都合五人の家族が、落著いた。