素木しづの全作品
青空文庫で公開されている素木しづの全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-12件 / 全12件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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三十三の死 | 素木しづ | 60分以内 | |
いつまで生きてていつ死ぬか解らない程、不安な淋しいことはないと、お葉は考へたのである。 | |||
秋は淋しい | 素木しづ | 30分以内 | |
一時心配した時子の病氣も、だん/\快い方に向って来ると、朝子は毎日ぼんやりした顔をして子供のベッドの裾の方に腰をおろしてゐた。 | |||
青白き夢 | 素木しづ | 60分以内 | |
この夜も、明けるのだと思った。 | |||
晩餐 | 素木しづ | 10分以内 | |
いつか暗くなった戸の外に、激しい雨風の音がする、嵐だ。 | |||
雛鳥の夢 | 素木しづ | 30分以内 | |
まち子は焼けるやうに、椽からすべるやうに降りて、高い椽の下の柱の所にわづかばかりの日影を求めて、その中にちいさく佇んだ。 | |||
かなしみの日より | 素木しづ | 30分以内 | |
彼女は、遠くの方でしたやうな、細い糸のやうな赤ん坊の泣き声を、ふと耳にしてうつゝのやうに瞳を開けた。 | |||
咲いてゆく花 | 素木しづ | 30分以内 | |
少女は、横になって隅の方に――、殆ど後から見た時にはランプの影になって、闇がどうしてもその本の表を見せまいと思われる所で、一心になって小説をよみふけっていた。 | |||
惨事のあと | 素木しづ | 60分以内 | |
楯井夫婦が、ようやく未墾地開墾願の許可を得て、其処へ引移るとすぐ、堀立小屋を建てゝ子供と都合五人の家族が、落著いた。 | |||
嫂 | 素木しづ | 30分以内 | |
小さなモーパッサンの短篇集を袂(たもと)に入れて英語の先生からの帰り、くれてゆく春の石垣のほとりを歩きながら辰子はおかしくってならなかった。 | |||
珠 | 素木しづ | 30分以内 | |
丁度夏に向つてる、すべての新鮮な若葉とおなじやうに、多緒子の産んだ赤ん坊は生き/\と心よく康やかに育つた。 | |||
幸福への道 | 素木しづ | 30分以内 | |
『上れますか。 | |||
追憶 | 素木しづ | 30分以内 | |
また秋になつて、まち子夫婦は去年とおなじやうに子供の寢(ね)てる時の食後などは、しみ/″\と故郷の追憶にふけるのであつた。 |
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