5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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幽霊と文学 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
幽霊の凄味の点では日本は他国にひけをとらない。 | |||
日本精神 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
ヨーロッパ精神は実在するか、また実在するとせば如何なるものがそれであるか、といふことが西洋の思想界でもだいぶ問題になつてゐるといふことで、私もヌーヴェル・リテレールのアンケートで同じ質問の解答を読んだ記憶がある。 | |||
新潟の酒 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
新潟へ帰ることはめつたにないが、先年村山政司氏等の個人展を新潟新聞楼上にひらいたとき、私も三週間ほど新潟に泊つた。 | |||
北と南 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
「南紀風物誌」といふ本がある。 | |||
本郷の並木道 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
一年半京都に住んで、本郷へ戻つてみると、街路樹の美しさが、まつさきに分つた。 | |||
「花」の確立 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
文学も勿論さうだが、生活も、元来が平時のものである。 | |||
旧作 | 上村松園 | 5分以内 | |
ある人が、こんなことを言っていました。 | |||
九龍虫 | 上村松園 | 5分以内 | |
いつだったか歯をわるくしてお医者さんに行ったところ、そのお医者さんは見たところそれほど丈夫そうにもないのに、毎日のおびただしい患者を扱って少しも疲労を感じないと言う。 | |||
砂書きの老人 | 上村松園 | 5分以内 | |
まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、もの乞いがやって来ていたが、その中に五十歳ぐらいのきたならしい爺さんが、絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ、皺くちゃな顔には半白の鬚など生やして門々を訪れてまわっていた。 | |||
友人 | 上村松園 | 5分以内 | |
私にはこれという友人がなく、つきあいらしい交際もしたことがない。 | |||
科学的の神秘 | 宮原晃一郎 | 5分以内 | |
ストリンドベーリが科學に造詣の深かつたことは、その莫大な著作中に、幾多の科學的研究があることで知れる。 | |||
些細な事件 | 魯迅 | 5分以内 | |
わたしは在所から都の中に飛込んで来て、ちょっとまばたきしたばかりでもう六年経ってしまった。 | |||
佐野だより | 木下尚江 | 5分以内 | |
(二月十五日夜發)昨夕俄かに「足尾鑛毒問題」解釋の重任を負ひぬ、工業國たるべき日本に於て斯かる疑問の何時までも氷解せざるを見て、余はかねてより我が國運の障碍と思ひければ、敢へて之を承諾したりしなり、兎に角先づ今回の被害地人民出京紛擾の情况を一瞥せばやと思ひければ、吹上停車場より腕車を舘林に驅(か)ることゝはなしぬ、タマに出る子は風に逢ふとかや、我が指して行く日光、足尾の雪山颪は土沙を捲きて壯丁二個も挽きぞワズろふばかりなり、顧れば淺間の山は雪の白衣を被りて蒼黒なる上州群... | |||
雪中の日光より | 木下尚江 | 5分以内 | |
十八日發樹蔭生十六日夜は渡良瀬河畔に父老と語り明かしつ、明けの日も爲めにいたく時をうつしぬ、堤上の茂竹枯れて春は來ぬれど鶯も鳴かずなど訴ふるを聽て鶯も鳴かずなりぬる里人はなにをしるしに春は知るらん佐野の停車場に※車を待ちぬるに山風に雪の降り來ぬれば袖さへに拂はでむかし忍ぶかな佐野のわたりの雪の夕暮覺束な、明日入る路や絶へぬらん足尾の山はみ雪降るなり十七日、日光に泊りぬ... | |||
家長制度 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
火皿は油煙をふりみだし、炉の向ふにはここの主人が、大黒柱を二きれみじかく切って投げたといふふうにどっしりがたりと膝をそろへて座ってゐる。 | |||
「小学生全集」について | 菊池寛 | 5分以内 | |
新聞の広告でも御承知のことと、思ふが、今度自分は芥川の援助をも乞うて、「小学生全集」なるものを編輯することになつた。 | |||
小学生全集に就て(再び) | 菊池寛 | 5分以内 | |
小学生全集について、先月も書いたが、今月も少しかきたいと思ふ。 | |||
「峠」という字 | 中里介山 | 5分以内 | |
「峠」という字は日本の国字である。 | |||
大菩薩峠芝居話 | 平山蘆江 | 5分以内 | |
帝劇に上演された大菩薩峠、あれは芝居ではない、仕方話の手見世だ、芝居として見るのなら、行友李風氏の脚色で澤田正二郎君がやつた方が遙かに大菩薩峠の悌を出し、且机龍之助の姿を見せてくれている。 | |||
一つの約束 | 太宰治 | 5分以内 | |
難破して、わが身は怒濤に巻き込まれ、海岸にたたきつけられ、必死にしがみついた所は、燈台の窓縁である。 | |||
火星の芝居 | 石川啄木 | 5分以内 | |
『何か面白い事はないか?』『俺は昨夜火星に行って来た』『そうかえ』『真個に行って来たよ』『面白いものでもあったか?』『芝居を見たんだ』『そうか。 | |||
炎天汗談 | 太宰治 | 5分以内 | |
暑いですね。 | |||
街頭 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
二列に並んで百貨店ギャラレ・ラファイエットのある町の一席を群集は取巻いた。 | |||
晩翠放談「自序」 | 土井晩翠 | 5分以内 | |
「宮城野の本荒の小萩露を重み風を待つごと君をこそ待て」(古今集戀の部よみ人知らず)此昔の名所本荒の郷が今日仙臺市本荒町のある處其二十一番地が私の本邸であつたが、若干の貸家と共に二十年(一九四五)七月十日の爆撃で灰燼となつた。 | |||
志賀直哉に文学の問題はない | 坂口安吾 | 5分以内 | |
太宰、織田が志賀直哉に憤死した、という俗説の一つ二つが現われたところで、異とするに足らない。 | |||
真相かくの如し | 坂口安吾 | 5分以内 | |
「真相」という雑誌に、私が昨年「風報」にのせた文章が一部抜萃して載っている。 | |||
私の碁 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
塩入三段と岩谷社長とフラリときて挑戦するのを迎えうって、僕が塩入三段に勝った。 | |||
作者附記〔「火」『群像』連載第一回〕 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
この小説は「新潮」三、五、六、七月号所載の「にっぽん物語」第一章、その一「スキヤキから一つの歴史がはじまる」につゞくものであります。 | |||
作者の言葉〔『火 第一部』〕 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
日本に戦争があってくれれば――私は二十年前から、そう考えていた。 | |||
僕はもう治っている | 坂口安吾 | 5分以内 | |
今日(四月七日)どこかの新聞にボクが東大神経科の三階から飛降り自殺をしたという記事が出た由、朝来各社の記者と写真班がつめかけて、撃退に往生したという千谷先生(ボクの主治医)の話であった。 | |||
碁にも名人戦つくれ | 坂口安吾 | 5分以内 | |
十何年前のことだが本因坊秀哉名人と呉清源(当時五段ぐらいだったと思う)が争碁を打ったころは碁の人気は頂点だった。 | |||
深夜は睡るに限ること | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私は皆さんに精神病院へ入院されんことをおすゝめしたい。 | |||
「復員殺人事件」について | 坂口安吾 | 5分以内 | |
七八月にわたって病気のため「復員殺人事件」が中絶、申しわけありません。 | |||
便乗型の暴力 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
競輪というと八百長騒ぎが景物のようだが、終戦後急速に流行して、組織が完備していないからいろいろのトラブルが起るのは仕方のないことで現にそうだからといって、競輪の性格がそういうものだときまってるワケでもなかろう。 | |||
百万人の文学 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
二十年ほど昔「アドルフ」を買ったら百六十何版とあったのを記憶する。 | |||
由起しげ子よエゴイストになれ | 坂口安吾 | 5分以内 | |
誰かの批評に、女房として不適格、とあったが、これはアベコベだ。 | |||
「街はふるさと」作者の言葉 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
さわやかで、明るい、静かな物語をかこう。 | |||
明治開化 安吾捕物 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
この捕物帖はたいがい五段からできています。 | |||
「草衣集」はしがき | 野上豊一郎 | 5分以内 | |
『草衣集』は私の最初の隨筆集である。 | |||
戦争と気象学 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
ユーゴーは『哀史』の一節にウォータールーの戦いを叙してこう云っている。 | |||
千人針 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
去年の暮から春へかけて、欠食児童のための女学生募金や、メガフォン入りの男学生の出征兵士や軍馬のための募金が流行したが、これらはいつの間にか下火になった。 | |||
椋の実の思出 | 新美南吉 | 5分以内 | |
それは秋のこと――。 | |||
二科狂想行進曲 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
古い伝統の床板を踏み抜いて、落ち込んだやっぱり中古の伝統長屋。 | |||
山中常盤双紙 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
岩佐又兵衛作「山中常盤双紙」というものが展覧されているのを一見した。 | |||
無常の風 | 横光利一 | 5分以内 | |
幼い頃、「無常の風が吹いて来ると人が死ぬ」と母は云つた。 | |||
校長三代 | 太宰治 | 5分以内 | |
私が弘前の高等學校にはひつてその入學式のとき、訓辭した校長は、たしか黒金といふ名前であつたと記憶してゐる。 | |||
飯田蛇笏 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
或木曜日の晩、漱石先生の処へ遊びに行っていたら、何かの拍子に赤木桁平が頻に蛇笏を褒めはじめた。 | |||
犬養君に就いて | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
犬養君の作品は大抵読んでいるつもりである。 | |||
江口渙氏の事 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
江口は決して所謂快男児ではない。 | |||
格さんと食慾 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
宇野浩二は聡明の人である。 |