ブンゴウサーチ

5分以内で読める青空文庫の短編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1,151-1,200件 / 全4,139件
作品名著者読了時間人気
幽霊と文学坂口安吾
5分以内
幽霊の凄味の点では日本は他国にひけをとらない。
日本精神坂口安吾
5分以内
ヨーロッパ精神は実在するか、また実在するとせば如何なるものがそれであるか、といふことが西洋の思想界でもだいぶ問題になつてゐるといふことで、私もヌーヴェル・リテレールのアンケートで同じ質問の解答を読んだ記憶がある。
新潟の酒坂口安吾
5分以内
新潟へ帰ることはめつたにないが、先年村山政司氏等の個人展を新潟新聞楼上にひらいたとき、私も三週間ほど新潟に泊つた。
北と南坂口安吾
5分以内
「南紀風物誌」といふ本がある。
本郷の並木道坂口安吾
5分以内
一年半京都に住んで、本郷へ戻つてみると、街路樹の美しさが、まつさきに分つた。
「花」の確立坂口安吾
5分以内
文学も勿論さうだが、生活も、元来が平時のものである。
旧作上村松園
5分以内
ある人が、こんなことを言っていました。
九龍虫上村松園
5分以内
いつだったか歯をわるくしてお医者さんに行ったところ、そのお医者さんは見たところそれほど丈夫そうにもないのに、毎日のおびただしい患者を扱って少しも疲労を感じないと言う。
砂書きの老人上村松園
5分以内
まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、もの乞いがやって来ていたが、その中に五十歳ぐらいのきたならしい爺さんが、絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ、皺くちゃな顔には半白の鬚など生やして門々を訪れてまわっていた。
友人上村松園
5分以内
私にはこれという友人がなく、つきあいらしい交際もしたことがない。
科学的の神秘宮原晃一郎
5分以内
ストリンドベーリが科學に造詣の深かつたことは、その莫大な著作中に、幾多の科學的研究があることで知れる。
些細な事件魯迅
5分以内
わたしは在所から都の中に飛込んで来て、ちょっとまばたきしたばかりでもう六年経ってしまった。
佐野だより木下尚江
5分以内
(二月十五日夜發)昨夕俄かに「足尾鑛毒問題」解釋の重任を負ひぬ、工業國たるべき日本に於て斯かる疑問の何時までも氷解せざるを見て、余はかねてより我が國運の障碍と思ひければ、敢へて之を承諾したりしなり、兎に角先づ今回の被害地人民出京紛擾の情况を一瞥せばやと思ひければ、吹上停車場より腕車を舘林に驅(か)ることゝはなしぬ、タマに出る子は風に逢ふとかや、我が指して行く日光、足尾の雪山颪は土沙を捲きて壯丁二個も挽きぞワズろふばかりなり、顧れば淺間の山は雪の白衣を被りて蒼黒なる上州群...
雪中の日光より木下尚江
5分以内
十八日發樹蔭生十六日夜は渡良瀬河畔に父老と語り明かしつ、明けの日も爲めにいたく時をうつしぬ、堤上の茂竹枯れて春は來ぬれど鶯も鳴かずなど訴ふるを聽て鶯も鳴かずなりぬる里人はなにをしるしに春は知るらん佐野の停車場に※車を待ちぬるに山風に雪の降り來ぬれば袖さへに拂はでむかし忍ぶかな佐野のわたりの雪の夕暮覺束な、明日入る路や絶へぬらん足尾の山はみ雪降るなり十七日、日光に泊りぬ...
家長制度宮沢賢治
5分以内
火皿は油煙をふりみだし、炉の向ふにはここの主人が、大黒柱を二きれみじかく切って投げたといふふうにどっしりがたりと膝をそろへて座ってゐる。
「小学生全集」について菊池寛
5分以内
新聞の広告でも御承知のことと、思ふが、今度自分は芥川の援助をも乞うて、「小学生全集」なるものを編輯することになつた。
小学生全集に就て(再び)菊池寛
5分以内
小学生全集について、先月も書いたが、今月も少しかきたいと思ふ。
「峠」という字中里介山
5分以内
「峠」という字は日本の国字である。
大菩薩峠芝居話平山蘆江
5分以内
帝劇に上演された大菩薩峠、あれは芝居ではない、仕方話の手見世だ、芝居として見るのなら、行友李風氏の脚色で澤田正二郎君がやつた方が遙かに大菩薩峠の悌を出し、且机龍之助の姿を見せてくれている。
一つの約束太宰治
5分以内
難破して、わが身は怒濤に巻き込まれ、海岸にたたきつけられ、必死にしがみついた所は、燈台の窓縁である。
火星の芝居石川啄木
5分以内
『何か面白い事はないか?』『俺は昨夜火星に行って来た』『そうかえ』『真個に行って来たよ』『面白いものでもあったか?』『芝居を見たんだ』『そうか。
炎天汗談太宰治
5分以内
暑いですね。
街頭岡本かの子
5分以内
二列に並んで百貨店ギャラレ・ラファイエットのある町の一席を群集は取巻いた。
晩翠放談「自序」土井晩翠
5分以内
「宮城野の本荒の小萩露を重み風を待つごと君をこそ待て」(古今集戀の部よみ人知らず)此昔の名所本荒の郷が今日仙臺市本荒町のある處其二十一番地が私の本邸であつたが、若干の貸家と共に二十年(一九四五)七月十日の爆撃で灰燼となつた。
志賀直哉に文学の問題はない坂口安吾
5分以内
太宰、織田が志賀直哉に憤死した、という俗説の一つ二つが現われたところで、異とするに足らない。
真相かくの如し坂口安吾
5分以内
「真相」という雑誌に、私が昨年「風報」にのせた文章が一部抜萃して載っている。
私の碁坂口安吾
5分以内
塩入三段と岩谷社長とフラリときて挑戦するのを迎えうって、僕が塩入三段に勝った。
作者附記〔「火」『群像』連載第一回〕坂口安吾
5分以内
この小説は「新潮」三、五、六、七月号所載の「にっぽん物語」第一章、その一「スキヤキから一つの歴史がはじまる」につゞくものであります。
作者の言葉〔『火 第一部』〕坂口安吾
5分以内
日本に戦争があってくれれば――私は二十年前から、そう考えていた。
僕はもう治っている坂口安吾
5分以内
今日(四月七日)どこかの新聞にボクが東大神経科の三階から飛降り自殺をしたという記事が出た由、朝来各社の記者と写真班がつめかけて、撃退に往生したという千谷先生(ボクの主治医)の話であった。
碁にも名人戦つくれ坂口安吾
5分以内
十何年前のことだが本因坊秀哉名人と呉清源(当時五段ぐらいだったと思う)が争碁を打ったころは碁の人気は頂点だった。
深夜は睡るに限ること坂口安吾
5分以内
私は皆さんに精神病院へ入院されんことをおすゝめしたい。
「復員殺人事件」について坂口安吾
5分以内
七八月にわたって病気のため「復員殺人事件」が中絶、申しわけありません。
便乗型の暴力坂口安吾
5分以内
競輪というと八百長騒ぎが景物のようだが、終戦後急速に流行して、組織が完備していないからいろいろのトラブルが起るのは仕方のないことで現にそうだからといって、競輪の性格がそういうものだときまってるワケでもなかろう。
百万人の文学坂口安吾
5分以内
二十年ほど昔「アドルフ」を買ったら百六十何版とあったのを記憶する。
由起しげ子よエゴイストになれ坂口安吾
5分以内
誰かの批評に、女房として不適格、とあったが、これはアベコベだ。
「街はふるさと」作者の言葉坂口安吾
5分以内
さわやかで、明るい、静かな物語をかこう。
明治開化 安吾捕物坂口安吾
5分以内
この捕物帖はたいがい五段からできています。
「草衣集」はしがき野上豊一郎
5分以内
『草衣集』は私の最初の隨筆集である。
戦争と気象学寺田寅彦
5分以内
ユーゴーは『哀史』の一節にウォータールーの戦いを叙してこう云っている。
千人針寺田寅彦
5分以内
去年の暮から春へかけて、欠食児童のための女学生募金や、メガフォン入りの男学生の出征兵士や軍馬のための募金が流行したが、これらはいつの間にか下火になった。
椋の実の思出新美南吉
5分以内
それは秋のこと――。
二科狂想行進曲寺田寅彦
5分以内
古い伝統の床板を踏み抜いて、落ち込んだやっぱり中古の伝統長屋。
山中常盤双紙寺田寅彦
5分以内
岩佐又兵衛作「山中常盤双紙」というものが展覧されているのを一見した。
無常の風横光利一
5分以内
幼い頃、「無常の風が吹いて来ると人が死ぬ」と母は云つた。
校長三代太宰治
5分以内
私が弘前の高等學校にはひつてその入學式のとき、訓辭した校長は、たしか黒金といふ名前であつたと記憶してゐる。
飯田蛇笏芥川竜之介
5分以内
或木曜日の晩、漱石先生の処へ遊びに行っていたら、何かの拍子に赤木桁平が頻に蛇笏を褒めはじめた。
犬養君に就いて芥川竜之介
5分以内
犬養君の作品は大抵読んでいるつもりである。
江口渙氏の事芥川竜之介
5分以内
江口は決して所謂快男児ではない。
格さんと食慾芥川竜之介
5分以内
宇野浩二は聡明の人である。
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。