5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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鴨猟 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
大町先生に最後にお目にかゝったのは、大正十三年の正月に、小杉未醒、神代種亮、石川寅吉の諸君と品川沖へ鴨猟に往った時である。 | |||
彼の長所十八 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
一、語学の英露独など出来る事。 | |||
久保田万太郎氏 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
僕の知れる江戸っ児中、文壇に縁あるものを尋ぬれば第一に後藤末雄君、第二に辻潤君、第三に久保田万太郎君なり。 | |||
久米正雄 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
……新しき時代の浪曼主義者は三汀久米正雄である。 | |||
久米正雄氏の事 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
久米は官能の鋭敏な田舎者です。 | |||
小杉未醒氏 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
一昨年の冬、香取秀真氏が手賀沼の鴨を御馳走した時、其処に居合せた天岡均一氏が、初対面の小杉未醒氏に、「小杉君、君の画は君に比べると、如何にも優しすぎるじゃないか」と、いきなり一拶を与えた事がある。 | |||
近藤浩一路氏 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
近藤君は漫画家として有名であった。 | |||
剛才人と柔才人と | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
佐佐木君は剛才人、小島君は柔才人、兎に角どちらも才人です。 | |||
合理的、同時に多量の人間味 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
菊池は生き方が何時も徹底している。 | |||
佐藤春夫氏の事 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
一、佐藤春夫は詩人なり、何よりも先に詩人なり。 | |||
島木赤彦氏 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
島木さんに最後に会ったのは確か今年(大正十五年)の正月である。 | |||
滝田哲太郎君 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
◇滝田君に初めて会ったのは夏目先生のお宅だったであろう。 | |||
滝田哲太郎氏 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
滝田君はいつも肥っていた。 | |||
恒藤恭氏 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
恒藤恭は一高時代の親友なり。 | |||
出来上った人 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
室生犀星はちゃんと出来上った人である。 | |||
豊島与志雄氏の事 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
豊島は僕より一年前に仏文を出た先輩だから、親しく話しをするようになったのは、寧ろ最近の事である。 | |||
夏目先生と滝田さん | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
私がまだ赤門を出て間もなく、久米正雄君と一ノ宮へ行った時でした。 | |||
森先生 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
或夏の夜、まだ文科大学の学生なりしが、友人山宮允君と、観潮楼へ参りし事あり。 | |||
仔牛 | 新美南吉 | 5分以内 | |
仔牛がある日お父さん牛とお母さん牛のところへいつて、「父ちやん母ちやん、あたい體の中がむぢゆむぢゆすんの。 | |||
私の竜之助感 | 沢田正二郎 | 5分以内 | |
戀は盲目だとか、昔からの諺である。 | |||
幻聴 | 蘭郁二郎 | 5分以内 | |
ああ皆様、なんという私は、この呪われた運命の下に生れなければならなかったのでございましょう。 | |||
孤独 | 蘭郁二郎 | 5分以内 | |
洋次郎は、銀座の裏通りにある“ツリカゴ”という、小さい喫茶店が気に入って、何時からとはなく、そこの常連みたいになっていた。 | |||
舌打する | 蘭郁二郎 | 5分以内 | |
チェッ、と野村は舌打をすることがよくあった。 | |||
古傷 | 蘭郁二郎 | 5分以内 | |
――私は自分の弱い心を誤魔化す為に、先刻から飲めもしない酒を飲み続けていた。 | |||
実行的道徳 | 北村透谷 | 5分以内 | |
人は地に生れたるものにして、天を家とするものならず、人生は社会周辺の事実に囲まれてあるものなれば、性行を経綸すべき倫理なるもの一日も無かるべからざるなり。 | |||
北村透谷君 | 山路愛山 | 5分以内 | |
明治廿二年、予の始めて上京するや偶銀座の街を歩し書肆に於て一冊を得たり、題して楚囚の詩と曰(い)ふ。 | |||
山庵雑記 | 北村透谷 | 5分以内 | |
其夢見まほしやと思ふ時、あやにくに夢の無き事あり、夢なかれと思ふ時、うとましき夢のもつれ入ることあり。 | |||
「平和」発行之辞 | 北村透谷 | 5分以内 | |
過ぬる明治二十二年の秋、少数の有志相会して平和会なる者を組織せり。 | |||
芸術上の心得 | 倉田百三 | 5分以内 | |
一、堅く堅く志を立てること。 | |||
ウサギ | 新美南吉 | 5分以内 | |
ヒトリノアキナヒガヤツテキマシタ。 | |||
想断々(1) | 北村透谷 | 5分以内 | |
労苦界と戦争ヱデンの園にアダム、神の禁を破りし時、ヱホバは彼に告げて言ひけるは「汝は一生の間、労苦して其食を得ん」と。 | |||
想断々(2) | 北村透谷 | 5分以内 | |
兵甲と国家兵甲を以て国威を張るは変なり。 | |||
賤事業弁 | 北村透谷 | 5分以内 | |
事業を賤(いや)しむといふ事は「文学界」が受けたる攻撃の一なり。 | |||
漫言一則 | 北村透谷 | 5分以内 | |
われかつて徒然草を読みける時、撰みて持つべき友の中に病ひある人を数へたり。 | |||
凡神的唯心的傾向に就て | 山路愛山 | 5分以内 | |
三個の青年、草庵に渋茶を煎じて炉を囲む、一人は円顱に道服を着たり、一人は黒紋付の上に袈裟(けさ)を掛けたり、三人対座して清談久し。 | |||
唯心的、凡神的傾向に就て(承前) | 山路愛山 | 5分以内 | |
女学雑誌社を代表者として、現出せし一派の流行思想(吾人は之れを唯心的、凡神的の傾向と云ふ、直ちに之を唯心論、凡神論なりとは曰はず)は左の現象を示したり。 | |||
字余りの和歌俳句 | 正岡子規 | 5分以内 | |
短歌三十一文字と定まりたるを三十二文字乃至三十六文字となし俳諧十七字と定まりたるを十八字乃至二十二三字にも作る事あり。 | |||
結核症 | 斎藤茂吉 | 5分以内 | |
おなじ結核性の病で歿(ぼつ)した近ごろの文学者でも、やはり行き方に違ふところがあるやうに思ふ。 | |||
探偵物語の処女作 | 黒岩涙香 | 5分以内 | |
私は元来自分で読物を書くなどと云う考は無かった。 | |||
ドイルを宗とす | 甲賀三郎 | 5分以内 | |
私が探偵小説を書いて見ようという気を起したのは疑いもなくコナン・ドイルのシャーロック・ホームズ物語の示唆である。 | |||
夏目先生の俳句と漢詩 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
夏目先生が未だ創作家としての先生自身を自覚しない前に、その先生の中の創作家は何処かの隙間を求めてその創作に対する情熱の発露を求めていたもののように思われる。 | |||
明治開化 安吾捕物帖 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
この捕物帖はたいがい五段からできています。 | |||
春昼 | 太宰治 | 5分以内 | |
四月十一日。 | |||
名士訪問記 | 海野十三 | 5分以内 | |
編輯部からこの妙な訪問記事をたのまれて、正直なところ大いに弱っている。 | |||
暖地の冬から山国の春へ | 岸田国士 | 5分以内 | |
私は今湘南小田原の海岸近くに住んでゐるが、予期した通りの暖かさで、先日の大雪の日も、東京で無理をして品川からやつと電車を拾ひ、日が暮れて小田原の駅を降りると、驚いたことに、うつすらとしか雪の降つた形跡がない。 | |||
博物誌あとがき | 岸田国士 | 5分以内 | |
『博物誌』という題は“Histoires Naturelles”の訳であるが、これはもうこれで世間に通った訳語だと思うから、そのまま使うことにした。 | |||
頭と足 | 平林初之輔 | 5分以内 | |
船が港へ近づくにつれて、船の中で起った先刻の悲劇よりも何よりも、新聞記者である里村の心を支配したのは、如何にしてこの事件をいち早く本社に報道するかという職業意識であった。 | |||
獅子は死せるに非ず | 小栗虫太郎 | 5分以内 | |
「シュピオ」に、終刊号が出ることになった。 | |||
段梯子の恐怖 | 小酒井不木 | 5分以内 | |
「探偵趣味」第四号の配達された日、私を訪ねた友人Fは、室にはいるなり、「もう来たかね?」といって、机の上にあった雑誌を、いきなり取り上げて、ページを繰り始めた。 | |||
闇汁図解 | 正岡子規 | 5分以内 | |
一、時は明治卅二年十月二十一日午後四時過、處は保等登藝須發行所、人は初め七人、後十人半、半はマー坊なり。 |