ブンゴウサーチ

5分以内で読める木下尚江の短編作品

青空文庫で公開されている木下尚江の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1-2件 / 全2件
作品名著者読了時間人気
佐野だより木下尚江
5分以内
(二月十五日夜發)昨夕俄かに「足尾鑛毒問題」解釋の重任を負ひぬ、工業國たるべき日本に於て斯かる疑問の何時までも氷解せざるを見て、余はかねてより我が國運の障碍と思ひければ、敢へて之を承諾したりしなり、兎に角先づ今回の被害地人民出京紛擾の情况を一瞥せばやと思ひければ、吹上停車場より腕車を舘林に驅(か)ることゝはなしぬ、タマに出る子は風に逢ふとかや、我が指して行く日光、足尾の雪山颪は土沙を捲きて壯丁二個も挽きぞワズろふばかりなり、顧れば淺間の山は雪の白衣を被りて蒼黒なる上州群...
雪中の日光より木下尚江
5分以内
十八日發樹蔭生十六日夜は渡良瀬河畔に父老と語り明かしつ、明けの日も爲めにいたく時をうつしぬ、堤上の茂竹枯れて春は來ぬれど鶯も鳴かずなど訴ふるを聽て鶯も鳴かずなりぬる里人はなにをしるしに春は知るらん佐野の停車場に※車を待ちぬるに山風に雪の降り來ぬれば袖さへに拂はでむかし忍ぶかな佐野のわたりの雪の夕暮覺束な、明日入る路や絶へぬらん足尾の山はみ雪降るなり十七日、日光に泊りぬ...
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。