岸田国士の全作品
青空文庫で公開されている岸田国士の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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懐疑的宣言 | 岸田国士 | 10分以内 | |
この二三年来、私の読んだもののうちで、ジユウル・ルナアルの日記ほど、私の心を動かしたものはない。 | |||
田巻安里のコーヒー | 岸田国士 | 30分以内 | |
田巻安里は、甚だコーヒーをたしなんでゐた。 | |||
クロムランクとベルナアルに就いて | 岸田国士 | 10分以内 | |
欧洲大戦後、即ち千九百二十年から二十三年にかけて、仏蘭西の劇壇は空前の開花期を現出し、その間に、有為な新作家が相次いで「問題になる作品」を発表した。 | |||
ジヤン・コクトオ作「恐るべき子供たち」 | 岸田国士 | 5分以内 | |
日本の「若い時代」が、ジヤン・コクトオを愛読しはじめた。 | |||
劇道救済の必要 | 岸田国士 | 5分以内 | |
現在、わが劇壇を通じて、演劇の独立性を辛ふじて維持してゐるのは、さすがに歌舞伎劇のみである。 | |||
脱退問題是非 | 岸田国士 | 5分以内 | |
昨年の暮に、市川猿之助を筆頭とする歌舞伎俳優の一群が、松竹王国の手を離れて市村座に拠つたことは、いろいろの意味で世間の注目を惹いたが、これを以て、直に劇壇に一つの革新運動が起つたものと解することは早計である。 | |||
煽動性万能 | 岸田国士 | 5分以内 | |
演劇は、それ自身、多少の煽動的要素をもつてをり、この煽動性によつて、最も民衆に受け容れられるのであるが、また一方、劇的美の厳密な批判からは、所謂「煽動性」なるものを重要な要素と見なすことはできないのである。 | |||
「抽斗にない言葉」 | 岸田国士 | 5分以内 | |
古典劇の伝統と、新派浪漫劇の様式は、それ自身、ある「せりふ」廻しなるものを形づくつたが、それらの俳優は、また、それぞれ、修業の過程と工夫の範囲に於いて、各自独特の「声色」を生むに至つた。 | |||
『シラノ』雑感 | 岸田国士 | 10分以内 | |
二月の帝劇で左団次一派が『シラノ・ド・ベルジユラツク』を出すといふ、先年沢田正二郎が翻案白野弁十郎を演つた時、原作の面影がどれほど伝へられたかは知らぬが、今度は時間の関係で多少のカツトをする外大体、辰野、鈴木両君の定評ある名訳によるとのことであるから、左団次の演技次第で、かのポルト・サンマルタン座初演の当時をしのぶことが出来るかも知れない。 | |||
異性間の友情と恋愛 | 岸田国士 | 10分以内 | |
一体、友情といふものは、それ自身甚だ曖昧なもので、同性間の友情でさへ、様々な動機によつて、様々な形態を取るものである。 | |||
劇壇暗黒の弁 | 岸田国士 | 30分以内 | |
演劇の不振といふことを、近頃よく世間では問題にするが、それが悦ぶべきことか悲しむべきことかといふ議論になると、私には、殆んど見当がつかないと云つていい。 | |||
新聞小説 | 岸田国士 | 5分以内 | |
新聞小説には殆ど経験がないといつてもいゝし、従つて自分でかうといふ野心を持つてゐるわけでもありませんけれども、自分だけの問題として考へれば、これからも新聞の小説を書いてみようといふ興味があるし、書くに就いては形式の上から云つても内容の上から云つても、自分が満足するだけでなく、非常に広い範囲にわたる読者へ相当興味の持てるやうなものをといふ事は自然考へてゐます。 | |||
陸軍士官から | 岸田国士 | 5分以内 | |
日清日露両戦役をはさんで、軍人の家に生れ育つた私は、「大きくなつたら何になる」といふ問題を、至極簡単に考へてゐた。 | |||
フランスに於けるシェイクスピア | 岸田国士 | 30分以内 | |
嘗てイタリーへ旅行しました時、※ロナで、或るシェイクスピアの作中のそれのやうな月のいゝ晩に、市中を歩いてをりますと、「ロミオとジュリエットの墓」といふ標札が目に附きました。 | |||
明日の劇壇へ | 岸田国士 | 5分以内 | |
注文により、「劇壇へ!」と呼びかけはしましたが、少くとも今日の私にとつて、その相手は何処にゐるのかさつぱりわからないのであります。 | |||
紀州人 | 岸田国士 | 10分以内 | |
子供のころ、故郷といふ課題で作文を作つたことを覚えてゐる。 | |||
新劇雑誌 | 岸田国士 | 5分以内 | |
今度「劇作」といふ雑誌が創刊されるさうである。 | |||
テアトル・コメディイ | 岸田国士 | 5分以内 | |
先日、仁寿講堂で観たこの新劇団の仕事は、予て聞いてゐた通り、八分賛成でき、二分危険を感じさせるものだ。 | |||
新劇復興の兆 | 岸田国士 | 30分以内 | |
文学の上では、絶えず思想的な波の起伏が、直接にその時代の作家を――、殊に若いヂェネレエションを刺激して、あらゆる面での先駆的な運動となつて現れるのであるが、演劇の方面では、今日までのところ、所謂革新派と見做すべき一群の擡頭は、常に若干年数の周期を経て繰り返されてゐるやうである。 | |||
戯曲講座 | 岸田国士 | 5分以内 | |
今度明治大学の文科に文芸科といふのができ、一般文芸に関する教育、殊に、創作方面に於ける実際的指導をさへすることになり、私も亦、戯曲講座の一部を受持つことになつた。 | |||
築地座の『ママ先生』 | 岸田国士 | 5分以内 | |
友田恭助君夫妻が、私の「ママ先生とその夫」をやりたいと云つて来た。 | |||
『馬』と『二十六番館』 | 岸田国士 | 5分以内 | |
阪中正夫君の『馬』が改造に当選したといふ話を聞いて、私は「不思議」なやうな、「当り前」のやうな気がした。 | |||
戯曲及び戯曲作家について | 岸田国士 | 30分以内 | |
レオン・ドオデが、ジュウル・ルナアルの芸術を指して、「小ささの偉大さ」と呼んでゐるが、そのジュウル・ルナアルは、芸術家としてのエドモン・ロスタンをまた、「月並で、しかして、偉大」と評した。 | |||
新劇の殻 | 岸田国士 | 5分以内 | |
新劇に「型」などといふものがある筈はないのだが、事実、今日のあらゆる新劇団――素人の試演と称するものをも含めて――は、もう既に、一つの共通な「癖」をもつてゐる。 | |||
再びテアトル・コメディイについて | 岸田国士 | 5分以内 | |
この劇団の目標は、いろいろの機会に、当事者の意見として発表されたものでも察せられ、殊に、その演出目録によつて私などには十分わかるつもりであるが、今や、少しづつ、その中心を失ひかけてゐる危険を感じだした。 | |||
川口一郎君の『二十六番館』 | 岸田国士 | 5分以内 | |
今月の二十三日から、築地座が飛行会館で上演する戯曲の一つに、『二十六番館』三幕といふのがある。 | |||
劇壇左右展望 | 岸田国士 | 30分以内 | |
○左、劇文学の領域近頃、純文学と大衆文学の問題が各所で論議されてゐるやうだが、これは、所謂「文芸上の問題」とはなり得ない一個の文壇四方山話にすぎないので、「純文学では飯が食へん」とか、「大衆文学を書くのにもやはり才能がいる」とか、何れも、動かすべからざる真理に違ひないが、今まで、どの時代の文学者も、そんなことは嘗て言はなかつたほど、当り前のことなのだ。 | |||
こんな俳優が欲しい | 岸田国士 | 5分以内 | |
現在はいろいろな方面で人物払底が唱へられてゐる時代であるが、それだけにまた、全体のレヴェルがあがつてゐるのだと云へないこともあるまい。 | |||
明治大学文芸科に演劇映画科を新設する件 | 岸田国士 | 10分以内 | |
私はかねがね日本の現状からみて、演劇映画の仕事に携はるものが、単に実務による経験のみを頼らず、系統だつた基礎知識と、良い意味でのアカデミツクな修業とを身につけてから、それぞれ職業的な部門につくやうにしなければ、将来この方面における人的要素の充実は困難であらうといふ見透しをつけてゐた。 | |||
文学座第一回試演に際して | 岸田国士 | 5分以内 | |
文学座は去年の六月以来、久保田万太郎、岩田豊雄両氏並に私の三人がよりより相談をして大体のプランを樹て、九月に、主だつた協力者の初顔合せをし、次で、内輪の結成式を挙げました。 | |||
文学座第二回試演に際して | 岸田国士 | 5分以内 | |
幹事の一人として一言します。 | |||
今度の出し物について | 岸田国士 | 5分以内 | |
岡田禎子さんの「クラス会」は、一読してこれはなかなか面白いものだと思つた。 | |||
後日譚 | 岸田国士 | 5分以内 | |
私が文芸春秋社特派員として北支へ行つたのは去年の十月であつた。 | |||
映画アカデミイについて | 岸田国士 | 5分以内 | |
この問題を私が最初に提唱したのは一九三六年の秋である。 | |||
三保寮を訪ふ | 岸田国士 | 10分以内 | |
夏前からの約束で、私はこの三日に、静岡県三保海岸にある国際学友会のサンマーハウスを訪れた。 | |||
日本演劇の特質 | 岸田国士 | 60分以内 | |
九月三日(土曜日)午前九時三十分開講今から「日本演劇の特質」といふ題でお話をしようと思ひます。 | |||
私の従軍報告 | 岸田国士 | 30分以内 | |
戦線は無限に広いこと武漢が落ち、広東が陥ち、わが軍の作戦区域が著るしく拡大されたことは云ふまでもないが、私の今度の中支従軍を通じて、現実にこれは大変だと感じたことは、普通第一線と呼ばれてゐる作戦軍の正面以外に、鉄道の沿線と揚子江流域の重要な都市を囲む殆ど中支一帯の地域に残敵の有力な部隊が蟠居して、わが占領地区を脅かしてゐることである。 | |||
従軍五十日 | 岸田国士 | 1時間〜 | |
前記この記録は昨年九月から十月にかけて、いはゆる「従軍作家」の一人として中支戦線のところどころを視察した結果、生れたものであるが、もともとこの種のノートを発表することによつてわれわれの任が果されたとは毛頭考へてゐない。 | |||
事変第三年を迎へて | 岸田国士 | 5分以内 | |
感想をもとめられて、今、私は改めて云ふこともないが、国民の一人として、今年こそは東亜の天地に黎明がおとづれることを祈るものである。 | |||
新築地に与へて | 岸田国士 | 5分以内 | |
およそひとつの新劇団の歴史といふものは、常に苦闘の連続なのであるが、現在、創立十周年を迎へるといふ新築地劇団の如きは、あらゆる意味に於て満身瘡痍といふ感じを与へ、今日までその生命を持ちつゞけたことは寧ろ奇蹟であると云つていゝ。 | |||
或る風潮について | 岸田国士 | 10分以内 | |
日本人が日本人に向つて日本のことを褒めて話すといふ風潮が近頃目立つやうであるが、これは現在の日本に於いてはたしかにその必要があるからだと思ふけれども、そこにちよつと微妙な呼吸があつて、それほど変でないものと、妙にくすぐつたい、もうやめてくれと云ひたくなるやうなものとがある。 | |||
「女らしさ」について | 岸田国士 | 30分以内 | |
私はかういふ問題について特に興味をもつてゐるわけではないが、今時かういふ問題が婦人公論のやうな雑誌でとりあげられるといふ事実に多少時代的な意義を見出すのである。 | |||
女性の力 | 岸田国士 | 5分以内 | |
私は最近、ある本を読んで非常に感動をうけた。 | |||
一対の美果 | 岸田国士 | 30分以内 | |
近頃読んだいろいろな文章のなかで、私が特にこゝでその読後感を述べたいと思ふのは、それが今の私にとつて可なり重要な問題を含んでをり、それのいづれからも非常に珍しい感動をうけ、しかも、それらが揃ひも揃つて、所謂「非職業作家」の手になつたところの、甚だ示唆に富んでゐる二つの「記録」である。 | |||
続言葉言葉言葉(その二) | 岸田国士 | 30分以内 | |
近頃ある疑ひが私を囚へて放さない。 | |||
演劇統制の重点 | 岸田国士 | 30分以内 | |
国家の権威と責任で当れ世界を通じて、演劇は今や膠着状態にあるやうである。 | |||
雄弁について | 岸田国士 | 5分以内 | |
雄弁が文学の一ジャンルとして今日どういふ取扱ひを受けてゐるかといふことを考へてみると、わが国では、先づ第一に、そんな文学のジャンルはこれまで認められてはゐなかつたやうである。 | |||
母親の心理学 | 岸田国士 | 5分以内 | |
ある知人の小児科医がかつて私に云つた。 | |||
お中元 | 岸田国士 | 5分以内 | |
中元歳暮の贈答を廃止するとかしないとかいふことが問題になつてゐる。 | |||
画期的な企て | 岸田国士 | 5分以内 | |
哲学者としてのデカルトについて私はなんら語る資格はない。 |