『シラノ』雑感
岸田国士
『『シラノ』雑感』は青空文庫で公開されている岸田国士の短編作品。2,331文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 2,331文字 |
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書き出し書出 | 二月の帝劇で左団次一派が『シラノ・ド・ベルジユラツク』を出すといふ、先年沢田正二郎が翻案白野弁十郎を演つた時、原作の面影がどれほど伝へられたかは知らぬが、今度は時間の関係で多少のカツトをする外大体、辰野、鈴木両君の定評ある名訳によるとのことであるから、左団次の演技次第で、かのポルト・サンマルタン座初演の当時をしのぶことが出来るかも知れない。 |
初出 | 「報知新聞」1931(昭和6)年1月30、31日 |
底本 | 岸田國士全集21 |
表記 | 新字旧仮名 |
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