青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 内蔵允留守 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 岡田虎之助は道が二岐になっているところまで来て立ちどまり、じっとりと汗の滲み出ている白い額を、手の甲で押し拭いながら、笠をあげて当惑そうに左右を眺めやった。 | |||
| 念珠集 | 斎藤茂吉 | 60分以内 | |
1 八十吉 僕は維也納の教室を引上げ、笈を負うて二たび目差すバヴアリアの首府民顕に行つた。 | |||
| 聞書抄 | 谷崎潤一郎 | 1時間〜 | |
[#改ページ] [#改ページ] その一 改定史籍集覧第十三冊別記類の中に載っている豊内記と云う書は、一名を秀頼事記と云い、大坂の滅亡を見届けた高木仁右衛門入道宗夢の物語を、桑原求徳が書き集めたものであると云うが、同書上巻の一節に石田三成が嫡子隼人正重家の後日譚が見えている。 | |||
| 古今集巻之五 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 岡本五郎太の手記 寛延二年三月八日の夕方五時から、石浜の「ふくべ」で永井主計のために送別の宴を催した。 | |||
| 三島由紀夫 | 神西清 | 30分以内 | |
1 「女が髭を持つてゐないやうに、彼は年齡を持つてゐなかつた。」――例によつて三島由紀夫得意のアフォリズムである。 | |||
| 幽霊屋敷の殺人 | 山本周五郎 | 30分以内 | |
謎の白堊館 「どうだね龍介!」 晩餐のあとの珈琲を啜っていた春田博士は、龍介少年を見ながら、読んでいた新聞紙を投げだして話しかけた。 | |||
| 符牒の語源 | 三遊亭金馬 | 30分以内 | |
何商売にも隠し言葉、隠語、俗に符牒というものがある。 | |||
| にぎり飯 | 永井荷風 | 30分以内 | |
深川古石場町の警防団員であった荒物屋の佐藤は三月九日夜半の空襲に、やっとのこと火の中を葛西橋近くまで逃げ延び、頭巾の間から真赤になった眼をしばだたきながらも、放水路堤防の草の色と水の流を見て、初て生命拾いをしたことを確めた。 | |||
| 俊寛 | 菊池寛 | 60分以内 | |
一 治承二年九月二十三日のことである。 | |||
| 島守 | 中勘助 | 60分以内 | |
これは芙蓉の花の形をしてるという湖のそのひとつの花びらのなかにある住む人もない小島である。 | |||
| 末っ子 | 山本周五郎 | 1時間〜 | |
一 彼に対する一族の評 祖父の(故)小出鈍翁は云った。 | |||
| 屏風はたたまれた | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 吉村弥十郎はその手紙を三度もらって、三度とも読むとすぐに捨てた。 | |||
| 永遠の夫 | フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー | 1時間〜 | |
一 ヴェリチャーニノフ 夏が來たというのに、ヴェリチャーニノフは案に相違して、ペテルブルグに踏みとどまることになった。 | |||
| 夜汽車の食堂 | 中原中也 | 5分以内 | |
雪の野原の中に、一条のレールがあつて、そのレールのずつと地平線に見えなくなるあたりの空に、大きなお月様がポツカリと出てゐました。 | |||
| 芥川竜之介の死 | 萩原朔太郎 | 60分以内 | |
1 七月二十五日、自分は湯ヶ島温泉の落合樓に滯在してゐた。 | |||
| 取舵 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 「こりゃどうも厄介だねえ。」 観音丸の船員は累々しき盲翁の手を執りて、艀より本船に扶乗する時、かくは呟きぬ。 | |||
| 奇談クラブ〔戦後版〕 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
プロローグ 「この物語の不思議さは、常人の想像を絶しますが、決して出たらめな作り話ではありません。この広い世の中には、アラビアンナイトや剪灯新話にも劣らぬ怪奇な事件があり得るということを明らかにし、その中に潜む道徳を批判して頂くために、いろいろの差し障りを忍んでこの事件の真相を発表することになったのであります」 奇談クラブの席上、真珠色の間接光線のあふれる中で、ピアニストの平賀源一郎は、こんな | |||
| 恋の伝七郎 | 山本周五郎 | 1時間〜 | |
歌舞伎役者もはだしの美男 「みんなどうした、そんな隅の方へ引込んでしまってどうしようというんだ」村松銀之丞は竹刀に素振りをくれながら、端麗な顔でぐるっとまわりを見まわした、「道場は剣術の稽古をする所で居眠りをする場所じゃあない、さあおれが揉んでやるから出て来い、そこにいる松井、おまえ出ろ」「いや、いや拙者はちょっと頭が痛いもんで」松井某は片手で額を押えながら慌てて後へ退った。 | |||
| 狼疾記 | 中島敦 | 60分以内 | |
養其一指、而失其肩背、而不知也、則為狼疾人也。 | |||
| 豹 | 山本周五郎 | 30分以内 | |
月見山で電車を下りると、いつもひっそりしている道の上に、ざわざわと人の動くのが見えた。 | |||
| 禁酒の心 | 太宰治 | 10分以内 | |
私は禁酒をしようと思っている。 | |||
| 黄泉から | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 「九時二十分……」 新橋のホームで、魚返光太郎が腕時計を見ながらつぶやいた。 | |||
| 天災は忘れた頃来る | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
今日は二百二十日だが、九月一日の関東大震災記念日や、二百十日から、この日にかけては、寅彦先生の名言「天災は忘れた頃来る」という言葉が、いくつかの新聞に必ず引用されることになっている。 | |||
| 塩に関する迷信 | 南方熊楠 | 5分以内 | |
佛領西亞非利加のロアンゴの民、以前信ぜしは、其地の術士人を殺し咒して其魂を使ふに日々鹽入れず調へたる食を供ふ。 | |||
| 裸体談義 | 永井荷風 | 30分以内 | |
戦争後に流行しだしたものの中には、わたくしのかつて予想していなかったものが少くはない。 | |||
| 一九二八年三月十五日 | 小林多喜二 | 1時間〜 | |
一 お惠には、それはさう仲々慣れきることの出來ない事だつた。 | |||
| おばけの正体 | 井上円了 | 1時間〜 | |
緒言 明治三十一年のむかし、『妖怪百談』を著し、つぎにその「続編」を作りしが、望外にも世間より歓迎せられ、再三再四、版を重ぬるに至りたるも、数年前に残本全く尽き、久しく購読を謝絶しきたれり。 | |||
| 新奇談クラブ | 野村胡堂 | 60分以内 | |
巨万の懸賞付で奇談の競技 「久し振りで此の会を開きました。さぞ皆様は奇談、怪談、珍談を山の如く用意して下すったことと思います」 奇談クラブの集会室、幽幻な感じのする真珠色の微光が、承塵の裏から室全体を海の底のように照して居る中に立って、幹事の今八郎は斯う口を開きました。 | |||
| 後世 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
私は知己を百代の後に待たうとしてゐるものではない。 | |||
| 竹柏記 | 山本周五郎 | 1時間〜 | |
一の一 城からさがった孝之助が、父の病間へ挨拶にいって、着替えをしに居間へはいると、家扶の伊部文吾が来て、北畠から使いがあったと低い声で云った。 | |||
| その木戸を通って | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 平松正四郎が事務をとっていると、老職部屋の若い付番が来て、平松さん田原さまがお呼びですと云った。 | |||
| 彩虹 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「……ひと夜も逢わぬものならば、二た重の帯をなぜ解いた、それがゆかりの竜田山、顔の紅葉で知れたとや……」 さびのあるというのだろう、しめやかにおちついた佳い声である。 | |||
| 鉄道模型の夜 | 円城塔 | 30分以内 | |
彼の趣味は箱庭であり、鉄道の方はあとからついてきた。 | |||
| 山だち問答 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 追手門を出ると、遠い空でかみなりが鳴りだした。 | |||
| 風と光と二十の私と | 坂口安吾 | 60分以内 | |
私は放校されたり、落第したり、中学を卒業したのは二十の年であった。 | |||
| マスク | 菊池寛 | 30分以内 | |
見かけだけは肥って居るので、他人からは非常に頑健に思われながら、その癖内臓と云う内臓が人並以下に脆弱であることは、自分自身が一番よく知って居た。 | |||
| 飛騨の怪談 | 岡本綺堂 | 1時間〜 | |
(一) 綺堂君、足下。 | |||
| 猫料理 | 村松梢風 | 10分以内 | |
私の家には現在猫が十匹いる。 | |||
| 菊千代抄 | 山本周五郎 | 1時間〜 | |
一 菊千代は巻野越後守貞良の第一子として生れた。 | |||
| かんかん虫は唄う | 吉川英治 | 1時間〜 | |
木靴 「食えない者は、誰でもおれに尾いて来な。晩には十銭銀貨二ツと白銅の五銭玉一ツ、みんなのポケットに悪くねえ音をさせてやるぜ」 かんかん虫のトム公は、領土の人民を見廻るように、時々、自分の住んでいるイロハ長屋の飢餓をさがし歩いた。 | |||
| 猫と庄造と二人のおんな | 谷崎潤一郎 | 1時間〜 | |
福子さんどうぞゆるして下さいこの手紙雪ちゃんの名借りましたけどほんとうは雪ちゃんではありません、そう云うたら無論貴女は私が誰だかお分りになったでしょうね、いえいえ貴女はこの手紙の封切って開けたしゅん間「さてはあの女か」ともうちゃんと気がおつきになるでしょう、そしてきっと腹立てて、まあ失礼な、………友達の名前無断で使って、私に手紙よこすとは何と云う厚かましい人と、お思いになるでしょう、でも福子さん察 | |||
| ピーター・パン | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
ディズニイの『ピーター・パン』は、日本でもだいぶ好評だったらしいが、アメリカでも、たいへんな人気であった。 | |||
| 弦斎の鮎 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
毎年のことながら、春から夏、秋と昔からいう年魚の季節となる。 | |||
| 戦争史大観 | 石原莞爾 | 1時間〜 | |
序文 昨年の末感ずるところあり、京都で御世話になった方々及び部下の希望者に「戦争史大観」を説明したい気持になり、年末年始の休みに要旨を書くつもりであったが果さなかった。 | |||
| 時の流れ | 鈴木大拙 | 30分以内 | |
「時」は流れると云ふ、それはどんな意味であるか、もとよりはつきりわからぬ。 | |||
| この頃の皇太子殿下 | 小泉信三 | 30分以内 | |
今の東宮仮御所のある渋谷常盤松の辺は、土地がゆるやかに起伏し、道路が不整な線をなしてその間にうねっている。 | |||
| 影を踏まれた女 | 岡本綺堂 | 30分以内 | |
一 Y君は語る。 | |||
| 霜柱 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「繁野という老職を知っているか」 「繁野、――」石沢金之助は筆を止めて、次永喜兵衛を見あげた、「老職には二人いるが、どうかしたのか」 「としよりの家老のほうだ」 「御家老なら兵庫どのだろう、むろん知っているが、それがどうした」 「おれはつくづく」と云いかけて、喜兵衛は石沢の机へ手を振った、「もう片づくんじゃないのか」 「そう思っていたところだ」 「じゃあ下城してから話そう」と喜兵衛は云った、 | |||
| 人外魔境 | 小栗虫太郎 | 1時間〜 | |
大魔境「悪魔の尿溜」 フランスの自動車会社シトロエンの探検隊――。 | |||
| 現代語訳 平家物語 | 作者不詳 | 1時間〜 | |
首渡し 一の谷の合戦で討たれた平家一門の首が都に帰ってきたのは、寿永三年二月七日である。 | |||