60分以内で読める青空文庫の中編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 釘抜藤吉捕物覚書 | 林不忘 | 60分以内 | |
一 「夫れ謹み敬いて申し奉る、上は梵天帝釈四大天王、下は閻魔法王五道冥官、天の神地の神、家の内には井の神竈の神、伊勢の国には天照皇大神宮、外宮には四十末社、内宮には八十末社、雨の宮風の宮、月読日読の大御神、当国の霊社には日本六十余州の国、すべての神の政所、出雲の国の大社、神の数は九万八千七社の御神、仏の数は一万三千四個の霊場、冥道を驚かし此に降し奉る、おそれありや。此の時によろずのことを残りなく | |||
| 釘抜藤吉捕物覚書 | 林不忘 | 60分以内 | |
一 紫に明ける大江戸の夏。 | |||
| 謎の咬傷 | 小酒井不木 | 60分以内 | |
一 これも霧原警部の「特等訊問」の話である。 | |||
| 秘密 | 平林初之輔 | 60分以内 | |
一 私がこれから書き記してゆくような出来事は、この世の中では、決して二度と起こりもしまいし、たとえ起こったところで、当事者が私のような破廉恥漢でなければ、それを公に発表しようなどという気は起こさぬだろうと思う。 | |||
| 華やかな罪過 | 平林初之輔 | 60分以内 | |
一 「貴方が人殺しをして、生々しい血糊で汚れた手を妾に見せておまけに『俺は盗みもしてきたんだよ、つい一分前まで、仲よく話していた友達を、いきなり絞め殺して、そいつの懐から、ほらこの通り蟇口をぬきとってきたんだ』なんて言いながら、ほんとうに血だらけな手でその蟇口を自慢そうに妾の眼の前へぶら下げてみせたとしたら、妾は貴方を憎めるでしょうか? 怖気をふるって貴方から逃げられるでしょうか? いいえ、なお | |||
| 動物園の一夜 | 平林初之輔 | 60分以内 | |
一 樹立の青葉は、病後の人のように喘いでいる。 | |||
| 鉄の規律 | 平林初之輔 | 60分以内 | |
一 今から何年か前、詳しく言えば、千九百――年の夏のある日、午後八時頃ポーラー〔(通気性に富む上等の織物)〕の上着に白セル〔薄地の織物〕のズボンをつけ、新しいパナマをかぶって、顔にマスクをつけた、背の高い男が、銀座三丁目の常盤ビルディングの六階の一室へ、ふらりとはいってきた。 | |||
| 昭和四年の文壇の概観 | 平林初之輔 | 60分以内 | |
はしがき 社会現象の過程は、全体性においてのみ完全に理解することができるので、それを部分的に、局所的に理解することは不可能である。 | |||
| 鈴が通る | 三好十郎 | 60分以内 | |
[#ここから2段組み] 人間 そめ かつ かじや さぶ 農夫 しげ 馬方 仲買 おかみ 娘一 男の子 吏員一 助役 吏員二 農夫 吏員三 吏員四 娘二 青年 女教師 旅の女 [#ここで2段組み終わり] どこかで鶏がトキを作っている。 | |||
| ぼたもち | 三好十郎 | 60分以内 | |
おりき 新一 次郎 サダ 喜十 森山 おせん [#改ページ] 新一 そうじやねえよ! 次郎 そうだよ! 新一 そうじやねえよ! 次郎 そうだよつ! 新一 そうじやねえつたら! 次郎 そうだい! 新一 そうじやねえつたら、馬鹿! 次郎 馬鹿でも阿呆でも、そうだからそうだねえかよ! 新一 ちつ、次郎なんぞになにがわかるもんだ! 次郎 へつ、そんじや、新ちやんはなんでもかんでもわかるのけえ? 新一 | |||
| 其中日記 | 種田山頭火 | 60分以内 | |
かうして 山頭火 ここにわたしのかげ 昭和八年三月二十日ヨリ 同年七月十日マデ 三月二十日 初雷。 | |||
| 其中日記 | 種田山頭火 | 60分以内 | |
┌─────────────────────────┐ │おかげさまで、五十代四度目の、 │ │其中庵二度目の春をむかへること │ │ができました。 | |||
| 夫人利生記 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
瑠璃色に澄んだ中空の樹の間から、竜が円い口を張開いたような、釣鐘の影の裡で、密と、美麗な婦の――人妻の――写真を視た時に、樹島は血が冷えるように悚然とした。 | |||
| 道 | 石川啄木 | 60分以内 | |
○○郡教育会東部会の第四回実地授業批評会は、十月八日の土曜日にT――村の第二尋常小学校で開かれる事になつた。 | |||
| 地方主義篇 | 福士幸次郎 | 60分以内 | |
最初の時代 眞青な海のうへに夏のやうでもなく、秋のやうでもなく、慥かに春の日がその華かさが更に、烈しいとでも言ひたい位の正午の光を受けて、北海道通ひの蒸汽船が二艘、遙か遠くを煙りを吐いて走つてゐる。 | |||
| 季節の馬車 | 佐藤惣之助 | 60分以内 | |
飛雄する東部亞細亞人の爲めに われわれは今やらなければ駄目だ。 | |||
| 哲学の現代的意義 | 戸坂潤 | 60分以内 | |
思想の科学 文学に於ける思想性云々ということがよく云われている。 | |||
| 真間・蘆屋の昔がたり | 折口信夫 | 60分以内 | |
この国学院大学の前身の国学院、及び国学院大学で、私ども万葉集を習ひました。 | |||
| 白い道 | 徳永直 | 60分以内 | |
一 ――ほこりっぽい、だらだらな坂道がつきるへんに、すりへった木橋がある。 | |||
| 二葉亭余談 | 内田魯庵 | 60分以内 | |
一 二葉亭との初対面 私が初めて二葉亭と面会したのは明治二十二年の秋の末であった。 | |||
| 言文一致 | 水野葉舟 | 60分以内 | |
死語となつた「言文一致」 「言文一致」といふ言葉は、今では既に推移し去つた過去のものになつてしまつてゐる。 | |||
| 二階から | 岡本綺堂 | 60分以内 | |
二階からといって、眼薬をさす訳でもない。 | |||
| 三十年前の島田沼南 | 内田魯庵 | 60分以内 | |
一 島田沼南は大政治家として葬られた。 | |||
| 平ヶ岳登攀記 | 高頭仁兵衛 | 60分以内 | |
平ヶ岳と鶴ヶ岳 平ヶ岳の記事は従来刊行された地理書には絶無であるから、極めて僭越でかつは大袈裟のようではあるが、自分を主としたこの山の記録とでもいうような事と、自分がこの山に興味を持って、数回の失敗を重ねて、ようやく登攀を試みた筋道を一通り陳べて見ようと思う。 | |||
| 畑の祭 | 北原白秋 | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] 山景 [#改ページ] 崖の上の麦畠 真赤なお天道さんが上らつしやる。 | |||
| 其中日記 | 種田山頭火 | 60分以内 | |
知足安分。 | |||
| 書かでもの記 | 永井荷風 | 60分以内 | |
一 身をせめて深く懺悔するといふにもあらず、唯臆面もなく身の耻とすべきことどもみだりに書きしるして、或時は閲歴を語ると号し、或時は思出をつづるなんぞと称へて文を売り酒沽ふ道に馴れしより、われ既にわが身の上の事としいへば、古き日記のきれはしと共に、尺八吹きける十六、七のむかしより、近くは三味線けいこに築地へ通ひしことまでも、何のかのと歯の浮くやうな小理窟つけて物になしたるほどなれば、今となりては | |||
| 桑中喜語 | 永井荷風 | 60分以内 | |
一 なにがしと呼ぶ婦人雑誌の編輯人しばしばわが廬に訪ひ来りて通俗なる小説を書きてたまはれと請ふこと頻なり。 | |||
| 申訳 | 永井荷風 | 60分以内 | |
昭和二年の雨ばかり降りつづいている九月の末から十月のはじめにかけて、突然僕の身の上に、種類のちがった難問題が二つ一度に差し迫って来た。 | |||
| 矢はずぐさ | 永井荷風 | 60分以内 | |
一 『矢筈草』と題しておもひ出るままにおのが身の古疵かたり出でて筆とる家業の責ふさがばや。 | |||
| 破れわらじ | 三好十郎 | 60分以内 | |
[#ここから2段組み] お花 健二 六平 仲蔵 伍助 杉村 中年過ぎの女 五郎(肥前) お銀 番頭一、二 松男 金一 三吉 通行人 およね 越後 豊後 陸前 サツマ 上州 マキ子 三河 岩見 井上医師 [#ここで2段組み終わり] 音楽(後のくだりのシンフォニイと同じ主題のオーヴァチュア) 音楽をバックにしてアナウンス。 | |||
| 旅日記 | 種田山頭火 | 60分以内 | |
五月廿八日 廿九日 澄太居柊屋。 | |||
| 旅日記 | 種田山頭火 | 60分以内 | |
道中記 三月卅一日 曇。 | |||
| くぐつ名義考 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
一 緒言 自分は昨年一月の本誌神祇祭祀号において少彦名命の研究を発表した中に、説たまたま谷蟆の事から、引いてクグツ(傀儡)の名義にまで一寸及んだ事であった。 | |||
| 憑き物系統に関する民族的研究 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
一 序論――術道の世襲と憑き物系統 ここに憑き物系統とは、俗に狐持・犬神筋などと言われる所謂「物持筋」の事である。 | |||
| おスミの持参金 | 三好十郎 | 60分以内 | |
人 スミ(花嫁) 楠一六(花婿) 鈴村彦之丞(スミの父親) 信太郎(放火犯容疑者) お若(信太郎の恋人) 土方(流れ者) 区長 旅商人(呉服小間物屋) 刑事 ユリ(サーカスのダンサー) 乗合馬車の馭者 サーカスの楽士達。 | |||
| 妻恋行 | 三好十郎 | 60分以内 | |
さびれ切つた山がかりの宿のはづれ、乗合自動車発着所附近。 | |||
| 鸚鵡 | 神西清 | 60分以内 | |
その鸚鵡――百済わたりのその白鸚鵡を、大海人ノ皇子へ自身でとどけたものだらうか、それとも何か添へぶみでもして、使ひに持たせてやつたものかしら……などと、陽春三月のただでさへ永い日を、ふた昼ほど思ひあぐねた鏡ノ夫人は、あとになつて考へれば余計な取越し苦労をしたといふものだつた。 | |||
| 恢復期 | 神西清 | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] 美術を介したる人間の像に於ては、 静安なのが肉体の第一の美である。 | |||
| 霊的本能主義 | 和辻哲郎 | 60分以内 | |
一 荒漠たる秋の野に立つ。 | |||
| 安吾新日本風土記 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
私たちが羽田をたつ日、東京は濃霧であった。 | |||
| 安吾新日本風土記 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
発端 先月日向を旅行したとき、宮崎市内の鉄道沿線に「クスリは富山の広貫堂」という広告板を見た。 | |||
| 汽船が太平洋を横断するまで | 服部之総 | 60分以内 | |
さてアメリカだ。 | |||
| 撥陵遠征隊 | 服部之総 | 60分以内 | |
「攘夷」は幕末日本の専売ではない。 | |||
| ある職工の手記 | 宮地嘉六 | 60分以内 | |
私の家はどういふわけか代々続いて継母の為に内輪がごたくさした。 | |||
| 美少年 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
「とく子、お地蔵さまの縁日へ連れてってやろう。早く支度をしな」 美少年が古い乾き切った物干台の上で手を振った。 | |||
| 南北 | 横光利一 | 60分以内 | |
一 村では秋の収穫時が済んだ。 | |||
| いがみの権太 | 三木竹二 | 60分以内 | |
いがみの権太は「義経千本桜」三段目、木の実と鮨屋とにて、局部の主人公と看做すべきものなり。 | |||
| 父の婚礼 | 上司小剣 | 60分以内 | |
一 父の婚禮といふものを見たのは、決して自分ばかりではない。 | |||
| 兵隊の宿 | 上司小剣 | 60分以内 | |
一 坂の上の、大きな松の樹のある村總代の家で、あるきを呼ぶ太鼓の音が、ドーン、ドーン、ドン/\/\/\/\と響いてゐたのは、ツイ先刻のことであつたが、あるきの猪之介は、今のツそりと店へ入つて來て、薄暗い臺所の方を覗き込みながら、ヒヨロ高い身體を棒杭のやうに土間の眞ん中に突ツ立てゝゐる。 | |||