60分以内で読める小熊秀雄の中編作品

青空文庫で公開されている小熊秀雄の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間文字数人気書き出し
小熊秀雄全集-02小熊秀雄60分以内21,764

奪はれた魂 地軸に近い何所かで うづもれた 世にも稀なる紫ダイヤを とげ/\と骨ばかりのやせこけた 悪魔たちがまるくとりまき ひからびた手を繋ぎ合ひ にやにやとした もの倦い足どりで 踊るたびにからからと音がする    ◇ ちやうどそれのやうに ちやうどそれのやうに かつて失はれた俺の魂は かつてうばはれた俺の魂は 柔かく 滑らかな琥珀の頬と 熟したザクロの唇とをもつた 美しい悪魔が 青くはげし

奪はれた魂 地軸に近い何所かで うづもれた 世にも稀なる紫ダイヤを とげ/\と骨ばかりのやせこけた 悪魔たちがまるくとりまき ひからびた手を繋ぎ合ひ にやにやとした もの倦い足どりで 踊るたびにからからと音がする    ◇ ちやうどそれのやうに ちやうどそれのやうに かつて失はれた俺の魂は かつてうばはれた俺の魂は 柔かく 滑らかな琥珀の頬と 熟したザクロの唇とをもつた 美しい悪魔が 青くはげし

小熊秀雄全集-09小熊秀雄60分以内22,246

小熊秀雄全集-9 詩集(8)流民詩集1 小熊秀雄 ●目次 序|通信詩集|愚鈍詩集|哀憐詩集 序  二十年も、そのもつと前に、自分は詩を書き初めたとき、こんな念願をたてたものであつた、それは一生の間に自分の身長だけの高さの、詩集の冊数をもちたいものだといふことであつた。

小熊秀雄全集-9 詩集(8)流民詩集1 小熊秀雄 ●目次 序|通信詩集|愚鈍詩集|哀憐詩集 序  二十年も、そのもつと前に、自分は詩を書き初めたとき、こんな念願をたてたものであつた、それは一生の間に自分の身長だけの高さの、詩集の冊数をもちたいものだといふことであつた。

託児所をつくれ小熊秀雄60分以内18,014

一 この長詩を書くための材料に 本棚を熱心にかきまはしたが 探す本は発見らない 黒表紙で五十頁余りの 吉田りん子といふ詩人の 『酒場の窓』といふ詩集だ、 捨て難いものがあつて 時々本棚の整理で本を売り飛ばす時も 傍に除けてをくのだから 何処かにまぎれ込んでゐるに相違ない 私は彼女を『奇蹟の女王』と名づけてゐる。

一 この長詩を書くための材料に 本棚を熱心にかきまはしたが 探す本は発見らない 黒表紙で五十頁余りの 吉田りん子といふ詩人の 『酒場の窓』といふ詩集だ、 捨て難いものがあつて 時々本棚の整理で本を売り飛ばす時も 傍に除けてをくのだから 何処かにまぎれ込んでゐるに相違ない 私は彼女を『奇蹟の女王』と名づけてゐる。