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60分以内で読める青空文庫の中編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
泡沫の記久生十蘭
60分以内
森鴎外の「独逸日記」(明治十七年十月から二十一年五月にいたる)の十九年六月のところに次のような記述がある。
青髯二百八十三人の妻久生十蘭
60分以内
前大戦が終った翌年、まだ冬のままの二月のはじめ、パリの山手のレストランで働いているジャンヌ・ラコストという娘が、この十カ月以来、消息不明になっている姉のマダム・ビュイッソンの所在をたずねていた。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
馬の尻尾「はて、いい天気だの」紙魚くいだらけの古帳面を、部屋いっぱいにとりちらしたなかで、乾割れた、蠅のくそだらけの床柱に凭れ、ふところから手の先だけを出し、馬鹿長い顎の先をつまみながら、のんびりと空を見あげている。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
藤波友衛坊主畳を敷いた長二十畳で、部屋のまんなかに大きな囲炉裏が切ってある。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
左きき「こりゃ、ご書見のところを……」「ふむ」書見台から顔をあげると、蒼みわたった、鬢(びん)の毛のうすい、鋭い顔をゆっくりとそちらへ向け、「おお、千太か。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
新酒「……先生、お茶が入りました」「う、う、う」「だいぶと、おひまのようですね。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
賜氷の節「これ、押すな、押すな。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
二の字の傷恒例の鶴御成は、いよいよ明日にせまったので、月番、北町奉行永井播磨守が、城内西の溜(たまり)で南町奉行池田甲斐守と道中警備の打ちあわせをしているところへ、「阿部さまが、至急のお召し」と、お茶坊主が迎えに来た。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
客の名札勝色定紋つきの羽二重の小袖に、茶棒縞の仙台平の袴を折目高につけ、金無垢の縁頭に秋草を毛彫りした見事な脇差を手挾んでいる。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
神隠しもう子刻に近い。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
初鰹「船でい」「おお、船だ船だ」「鰹をやれ、鰹をやれ」「運のいい畜生だ」「おうい、和次郎ぬし、船だぞい、おも舵だ」文久二年四月十七日、伊豆国賀茂郡松崎村の鰹船が焼津の沖で初鰹を釣り、船梁もたわむほどになって相模灘を突っ走る。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
夕立の客「……向島は夕立の名所だというが、こりゃア、悪いときに降りだした」「佐原屋は、さぞ難儀していることだろう。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
金の鱗(うろこ)看月も、あと二三日。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
恍(とぼ)けた手紙「……手紙のおもむき、いかにも承知。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
あぶれ駕籠「やけに吹きっつぁらしますね」「うるるる、これはたまらん。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
角地争い六月十五日の四ツ半(夜の十一時)ごろ、浅草柳橋二丁目の京屋吉兵衛の家から火が出、京屋を全焼して六ツ(十二時)過ぎにようやくおさまった。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
二十六夜待七月二十六日は二十六夜待で、芝高輪、品川、築地の海手、深川洲崎、湯島天神の境内などにはほとんど江戸じゅうの老若が日暮まえから押しだして月の出を待つ。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
花婿二十四日の亀戸天神様のお祭の夜からふりだした雨が、三十一日になっても降りやまない。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
お姫様「なんだ、なんだ、てめえら。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
はやり物谷中、藪下の菊人形。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
府中「……すみませんねえ。
顎十郎捕物帳久生十蘭
60分以内
朝風呂阿古十郎ことアコ長。
犂氏の友情久生十蘭
60分以内
山川石亭先生が、蒼(あお)い顔をして入って来た。
独絃哀歌蒲原有明
60分以内
哀調の譯者に獻ず例言一、この小册子に蒐めたる詩稿は曾て「太陽」「明星」其他二三の雜誌に載せて公にしたるものなり、ここに或は數句或は數節改刪して出せり。
四月馬鹿織田作之助
60分以内
はしがき武田さんのことを書く。
解釈学と修辞学三木清
60分以内
ギリシア人の産出した文化の一つに修辞学がある。
科学批判の課題三木清
60分以内
”Ja, wie l※cherlich! und doch wie reich an solchen L※cherlichkeiten ist die Geschichte! Sie wiederholen sich in allen kritischen Zeiten. Kein Wunder; in der Vergangenheit l※sst man sich Alles gefallen, anerkennt man die Notewendigkeit der vorgefa...
マルクス主義と唯物論三木清
60分以内
言葉は魔術的なはたらきをする。
日記宮本百合子
60分以内
〔大正三年予定行事〕一月、「蘆笛」、「千世子」完成〔一月行事予記〕「蘆笛」、「千世子」完成To a sky-Lark 訳、「猟人日記」、「希臘神話」熟読「錦木」一月一日(木曜)晴寒〔摘要〕四方拝出席四方拝出席、午後例の如し。
日記宮本百合子
60分以内
一月一日木曜日なかなか寒いと思ったらチラチラ雪がふって来た。
日記宮本百合子
60分以内
二月二十六日(水曜)〔欄外に〕所謂二・二六事件。
日記宮本百合子
60分以内
三月十日○晴れて、きつい西風。
日記宮本百合子
60分以内
一月一日日ことしは、12月29日のおかしな会以来、一つの転期に入っている。
続狗尾録狩野直喜
60分以内
自分は一昨年の秋から、昨年の十月に懸け、一年間餘歐洲諸國を遊歴し、其傍巴里・倫敦・伯林・聖彼得堡等の國都で、先般燉煌及支那の西陲から發見されて、一時斯學界を賑はした、漢代の木簡、及び※に書いた漢人の尺牘、六朝及び唐代の舊抄卷子本やら、且つ古抄本の一部を筆録して歸つた。
世界に於ける印度松本文三郎
60分以内
昨日は印度人の行に就てお話し致しましたが、印度人は苦行を以て宗教上大切な勤と看做したのであります、後世では他の宗教に於ても是を尚ぶに至りましたが、印度が一番古い、而して他の宗教に於ける苦行の事は皆印度が元になつて傳はつて來たものと考へられる、印度に於ては昨日もお話し致しました通り如何なる宗派のものと雖も皆苦行をやる、中には隨分非常な方法を以て苦行をなすのであります、何故に苦行を以て宗教上の大切なことと爲すに至つたかと申すことは、昨日もお話申した如く印度バラモンは其人生を四段に分けまして、先...
昨日・今日・明日織田作之助
60分以内
昨日当時の言い方に従えば、○○県の○○海岸にある第○○高射砲隊のイ隊長は、連日酒をくらって、部下を相手にくだを巻き、○○名の部下は一人残らず軍隊ぎらいになってしまった。
神経織田作之助
60分以内
今年の正月、私は一歩も外へ出なかった。
花の話折口信夫
60分以内
茲には主として、神事に使はれた花の事を概括して、話して見たいと思ふ。
組踊り以前折口信夫
60分以内
親友としての感情が、どうかすれば、先輩といふ敬意を凌ぎがちになつてゐる程睦しい、私の友伊波さんの「組み踊り」の研究に、口状役を勤めろ、勤めようと約束してから、やがて、足かけ三年になる。
智恵子の半生高村光太郎
60分以内
妻智恵子が南品川ゼームス坂病院の十五号室で精神分裂症患者として粟粒性肺結核で死んでから旬日で満二年になる。
美の日本的源泉高村光太郎
60分以内
民族の持つ美の源泉は実に深く、遠い。
歌の円寂する時折口信夫
60分以内
われさへや竟(つひ)に来ざらむ。
詩語としての日本語折口信夫
60分以内
銘酊船さてわれらこの日より星を注ぎて乳汁色の海原の詩に浴しつゝ緑なす瑠璃を啖(くら)ひ行けばこゝ吃水線は恍惚として蒼ぐもり折から水死人のたゞ一人想ひに沈み降り行く見よその蒼色忽然として色を染め金紅色の日の下にわれを忘れし揺蕩は酒精よりもなほ強く汝(なれ)が立琴も歌ひえぬ愛執の苦き赤痣を醸すなりアルチュル・ランボオ小林秀雄この援用文は、幸福な美しい引例として、短い私の論文の最初にかかげ...
役者の一生折口信夫
60分以内
沢村源之助の亡くなったのは昭和十一年の四月であったと思う。
山越しの阿弥陀像の画因折口信夫
60分以内
極楽の東門に向ふ難波の西の海入り日の影も舞ふとかや渡来文化が、渡来当時の姿をさながら持ち伝えていると思われながら、いつか内容は、我が国生得のものと入りかわっている。
蒼馬を見たり林芙美子
60分以内
自あゝ二十五の女心の痛みかな!細々と海の色透きて見ゆる黍畑に立ちたり二十五の女は玉蜀黍よ玉蜀黍!かくばかり胸の痛むかな廿五の女は海を眺めて只呆然となり果てぬ。
貸家を探す話高田保
60分以内
私はいま伊豆の温泉宿にゐて、のんびりした恰好で海を眺めてゐる。
沈黙の水平線牧逸馬
60分以内
嘗つてそんな船は存在もしていなかったように、何らの手懸りもなく、船全体から乗客、乗組員の全部が、そっくり其の儘、海洋という千古の大神秘に呑まれ去った例は、古来、かなりある。
死剣と生縄江見水蔭
60分以内
武士の魂。
五右衛門と新左国枝史郎
60分以内
「大分世の中が静かになったな」こう秀吉が徳善院へ云った。
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