世界に於ける印度
松本文三郎
『世界に於ける印度』は青空文庫で公開されている松本文三郎の中編作品。19,285文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 19,285文字 |
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書き出し書出 | 昨日は印度人の行に就てお話し致しましたが、印度人は苦行を以て宗教上大切な勤と看做したのであります、後世では他の宗教に於ても是を尚ぶに至りましたが、印度が一番古い、而して他の宗教に於ける苦行の事は皆印度が元になつて傳はつて來たものと考へられる、印度に於ては昨日もお話し致しました通り如何なる宗派のものと雖も皆苦行をやる、中には隨分非常な方法を以て苦行をなすのであります、何故に苦行を以て宗教上の大切なことと爲すに至つたかと申すことは、昨日もお話申した如く印度バラモンは其人生を四段に分けまして、先... |
初出 | 「叡山講演集」大阪朝日新聞社、1907(明治40)年11月 |
底本 | 叡山講演集 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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