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60分以内で読める青空文庫の中編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
西瓜岡本綺堂
60分以内
一  これはM君の話である。
雲母集北原白秋
60分以内
[#ページの左右中央] きらら。
ロマンスと縁談佐々木邦
60分以内
大海に釣らん  会社に勤めること三年余、僕も少し世の中が分って来たような心持がする。
特許多腕人間方式海野十三
60分以内
1  ×月×日 雨。
予言久生十蘭
60分以内
安部忠良の家は十五銀行の破産でやられ、母堂と二人で、四谷谷町の陽あたりの悪い二間きりのボロ借家に逼塞していた。
日本に於ける支那学の使命津田左右吉
60分以内
こんどの支那事変が起ってからたれしも深く感ずることは、支那についての日本人の知識があまりにも足りなさすぎるということであろう。
銭形平次捕物控野村胡堂
60分以内
一  新吉は眼の前が真っ闇になるような心持でした。
生者と死者堀辰雄
60分以内
[#ページの左右中央] 閑古鳥 [#改ページ]  或る夏、一つのさるすべりの木が私を魅してゐた。
人工心臓小酒井不木
60分以内
一  私が人工心臓の発明を思い立った抑ものはじまりは、医科大学一年級のとき、生理学総論の講義で、「人工アメーバ」、「人工心臓」の名を聞いた時でした。
中味と形式夏目漱石
60分以内
私はこの地方にいるものではありません、東京の方に平生住っております。
ある女の裁判伊藤野枝
60分以内
一  ああ! 漸く、ほんとにやうやく、今日もまた今のびのびと体を投げ出すことの出来る時が来ました。
猫八岩野泡鳴
60分以内
一 「おい、大将」と呼びかけられて、猫八は今まで熱心に読み耽ってた講談倶楽部から目をその方に転じた。
応仁の乱に就て内藤湖南
60分以内
私は應仁の亂に就て申上げることになつて居りますが、私がこんな事をお話するのは一體他流試合と申すもので、一寸も私の專門に關係のないことであります、が大分若い時に本を何といふことなしに無暗に讀んだ時分に、いろいろ此時代のものを讀んだ事がありますので、それを思ひ出して少しばかり申上げることに致しました。
遺稿泉鏡花
60分以内
この無題の小説は、泉先生逝去後、机辺の篋底に、夫人の見出されしものにして、いつ頃書かれしものか、これにて完結のものか、はたまた未完結のものか、今はあきらかにする術なきものなり。
銭形平次捕物控野村胡堂
60分以内
一 「親分、松が取れたばかりのところへ、こんな話を持込んじゃ気の毒だが、玉屋にとっては、この上もない大難、――聴いてやっちゃ下さるまいか」  町人ながら諸大名の御用達を勤め、苗字帯刀まで許されている玉屋金兵衛は、五十がらみの分別顔を心持翳らせてこう切出しました。
銭形平次捕物控野村胡堂
60分以内
一  元日の昼下り、八丁堀町御組屋敷の年始廻りをした銭形平次と子分の八五郎は、海賊橋を渡って、青物町へ入ろうというところでヒョイと立止りました。
銭形平次捕物控野村胡堂
60分以内
一 「旦那よ――たしかに旦那よ」 「――」  盲鬼になつた年増藝妓のお勢は、板倉屋伴三郎の袖を掴んで、斯う言ふのでした。
スフィンクス(覚書)横光利一
60分以内
愛を言葉に出して表現するということは日本人には難しい。
監獄挿話 面会人控所伊藤野枝
60分以内
一 静かな読書生活  受附の看守が指した直ぐ向側の『面会人控所』の扉は重く閉されてゐた。
武士を夷ということの考喜田貞吉
60分以内
一 緒言  国史地理学上、本邦の種族調査の一部として、さきに「夷俘・俘囚の考」と「東人考」とを発表したる余輩の研究は、ここに中世において武士を夷と称したることの理由を説明すべき順序となれり。
室生犀星
60分以内
齒醫者への出がけに、ななえが來た。
日本精神について津田左右吉
60分以内
「日本精神」という語が何時から世に現われたのか、確かには知らぬが、それがひどく流行したのは最近のことのようであり、いわゆる「非常時」の声に伴って急激に弘まったものらしく思われる。
銭形平次捕物控野村胡堂
60分以内
一 「親分、泥棒は物を盗るのが商売でしょう」  八五郎のガラッ八はまた変なことを言い出しました。
愛と月の犬リチャード・ミルトン・マッケナ
60分以内
「真の犬は、マダム、大元を辿ると  ゴールデン・ジャッカル、Canis aureus だったのです……  彼は愛し愛されねばなりません。  さもなければ死んでしまいます。」 「ロシア犬、生きたまま月に到着」ドラッグストアの店先に山積みになった新聞にヘッドラインが踊っていた。
老獣医伊藤左千夫
60分以内
一  糟谷獣医は、去年の暮れ押しつまってから、この外手町へ越してきた。
恋をしに行く(「女体」につゞく)坂口安吾
60分以内
谷村は駅前まで行つて引返してきた。
果樹水上滝太郎
60分以内
相原新吉夫婦が玉窓寺の離家を借りて入ったのは九月の末だった。
銭形平次捕物控野村胡堂
60分以内
一 「あッ危ねえ」  銭形の平次は辛くも間に合いました。
古城の真昼野村胡堂
60分以内
一 「ああ退屈だ。こう世間が無事ではやり切れないなア」  文学士碧海賛平は、鼻眼鏡をゆすり上げながら、女の子のように気取った欠伸をいたしました。
銭形平次捕物控野村胡堂
60分以内
一 「あツ、ヒ、人殺しツ」  宵闇を劈く若い女の聲は、雜司ヶ谷の靜まり返つた空氣を、一瞬、※えこぼれるほど掻き立てました。
九州の学生とともに小泉八雲
60分以内
1  官立の高等中学校(a)の学生たちは、かろうじて少年と呼べるくらいであろう。
乞食の名誉伊藤野枝
60分以内
一  深い悩みが、其の夜も、とし子を強く捉へてゐた。
銭形平次捕物控野村胡堂
60分以内
一 「親分、東両国にたいそうな小屋が建ちましたね。あッしは人に誘われて二三度覗きましたが、いや、その綺麗さというものは」  八五郎は相変らず江戸中のニュースを掻き集めて、親分の銭形平次のところへ持って来るのでした。
人間生活の矛盾丘浅次郎
60分以内
一  今日の世の中ほど人間のすることが互いに矛盾した時代はかつてあったであろうか。
リップ・ヴァン・ウィンクルワシントン・アーヴィング
60分以内
水曜日の名が由来した、 サクソン人の神ウォーデンに 誓って言う。
銭形平次捕物控野村胡堂
60分以内
一 「親分、大変な野郎が来ましたぜ」  ガラッ八の八五郎は、拇指で自分の肩越しに指しながら、入口の方へ顎をしゃくってみせます。
碧蹄館の戦菊池寛
60分以内
鶏林八道蹂躙之事  対馬の宗義智が、いやがる朝鮮の使者を無理に勧説して連れて来たのは天正十八年七月である。
伊藤左千夫
60分以内
一  朝霧がうすらいでくる。
神経質に対する余の特殊療法森田正馬
60分以内
最初に先づ余が此の療法を用ふるに至つた由來を一寸述べて見よう。
お末の死有島武郎
60分以内
一  お末はその頃誰から習ひ覚えたともなく、不景気と云ふ言葉を云ひ/\した。
十和田湖大町桂月
60分以内
一 五戸 本州の北に盡きむとする處、八甲田山崛起し、その山脈南に延びて、南部と津輕とを分ち、更に南下して、東海道と北陸とを分ち、なほ更に西に曲りて、山陽道と山陰道とを分つ。
青君の追跡ギルバート・キース・チェスタートン
60分以内
よく晴れた午後の海辺の遊歩場を、マグルトン(だまされやすいアホウ者という意味)という気のめいるような名前の持主がその名にふさわしく憂欝そうに歩いていた。
悦しき知識深瀬基寛
60分以内
まえおき  昨日は老人の日でした。
ある幸福パウル・トーマス・マン
60分以内
静かに! ある魂の中をのぞいて見ようと思うのだ。
黒い手帳久生十蘭
60分以内
黒いモロッコ皮の表紙をつけた一冊の手帳が薄命なようすで机の上に載っている。
地異印象記和辻哲郎
60分以内
(大正十二年九月) 一  大正十二年ごろ関東地方に大地震がある、ということをある権威ある地震学者が予言したと仮定する。
続戦争と一人の女坂口安吾
60分以内
カマキリ親爺は私のことを奥さんと呼んだり姐さんと呼んだりした。
ある日の蓮月尼岡本かの子
60分以内
第一景 (六畳程の部屋。机一つと米櫃一つ置いてある。側は土間になって居る。土間には轆轤台と陶土、出来上った急須や茶碗も五つ六つ並んでいる。 部屋の方にて蓮月尼と無名の青年と対座。) 無名の青年 ――僕はとうとうこの短冊を見付けて来ました。
海蛍の話神田左京
60分以内
一 序言  動物の發光物質の理化學的研究に沒頭してゐるものが、目下世界の學界に僅かに三人ゐる。
黒部川を遡る 木暮理太郎
60分以内
はしがき  我国の一大峡流である黒部川の全貌が完全に世に紹介されるに至ったのは、誰が何と言っても、これは立山後立山両山脈の山々と其抱擁する谷々とに限りなき興味を有し、就中立山連峰と黒部峡谷とを礼讃して措かざる冠君の数年に亘りて惓むことを知らない努力の結果であることは、動かす可からざる事実であり、又よく人の知っている通りである。
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