5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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簡潔の美 | 上村松園 | 5分以内 | |
能楽の幽微で高雅な動作、その装束から来る色彩の動き、重なり、線の曲折、声曲から発する豪壮沈痛な諧律、こんなものが一緒になって、観る人の心を打つのです。 | |||
「草紙洗」を描いて | 上村松園 | 5分以内 | |
○わたくしの夢幻の国、思慕の華、それはつねにこの世の芸術の極致の境にひろがっている能楽です。 | |||
あゝ二十年 | 上村松園 | 5分以内 | |
雪とうとう二十年来の肩の重荷をおろしましてほっといたしました。 | |||
絵だけ | 上村松園 | 5分以内 | |
ほかのことはテンとあきまへん。 | |||
幼き頃の想い出 | 上村松園 | 5分以内 | |
古ぼけた美東京と違って、京都は展覧会を観る機会も数も少のうございますが、私は書画や骨董の売立のようなものでも、出来るだけ見逃さないようにして、そうした不足を満たすように心掛けて居ます。 | |||
軽女 | 上村松園 | 5分以内 | |
数多い忠臣義士物語の中に出てくる女性のうちで、お軽ほど美しい哀れな運命をになった女性は他にないであろう。 | |||
屏風祭 | 上村松園 | 5分以内 | |
京都という町ほど祭の多いところも全国ですくないだろう。 | |||
雷同性に富む現代女流画家 | 上村松園 | 5分以内 | |
現時の画界は未だ根本の方針が定まっているということは出来ません。 | |||
山の湯の旅 | 上村松園 | 5分以内 | |
○信州に発甫という珍らしい地名の温泉地があります。 | |||
無表情の表情 | 上村松園 | 5分以内 | |
◇私は前かたから謡曲を何よりの楽しみにして居りまして、唯今では家内中一統で稽古して居ります。 | |||
帝展の美人画 | 上村松園 | 5分以内 | |
内緒でこっそりと東京まで帝展を見に行って来ました。 | |||
双語 | 上村松園 | 5分以内 | |
又兵衛の展観が大阪にあったように聞きましたが、私は見ずにしまいました。 | |||
縮図帖 | 上村松園 | 5分以内 | |
縮図は絵の習いたてからとっており、今でも博物館あたりへ通って縮図して来ることがある。 | |||
四条通附近 | 上村松園 | 5分以内 | |
四条柳馬場の角に「金定」という絹糸問屋があって、そこに「おらいさん」というお嫁さんがいた。 | |||
税所敦子孝養図 | 上村松園 | 5分以内 | |
日露戦争が終ってから間もなくのことであった。 | |||
苦楽 | 上村松園 | 5分以内 | |
画の作家が、画をつくることについて、ある作家は、これを苦しみだと言います、それからある作家は、楽しみだと言います。 | |||
怪談会 序 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
傳(つた)ふる處(ところ)の怪異の書、多くは徳育のために、訓戒のために、寓意を談じて、勸懲の資となすに過ぎず。 | |||
糸繰沼 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
湖、青森あたりだとききました、越中から出る薬売りが、蓴菜が一ぱい浮いて、まっ蒼(さお)に水銹の深い湖のほとりで午寐をしていると、急に水の中へ沈んでゆくような心地がしだしたので、変だと思っていると、何処でか幽かに糸車を廻す音がきこえたともうします。 | |||
人魂火 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
これは私の父が、幼いころの気味の悪るかったことという、談話のおりにききましたことです。 | |||
東の渚 | 伊藤野枝 | 5分以内 | |
東の磯の離れ岩、その褐色の岩の背に、今日もとまつたケエツブロウよ、何故にお前はそのやうにかなしい声してお泣きやる。 | |||
大川ばた | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
大川は、東京下町を兩斷して、まつすぐに流れてゐる。 | |||
お灸 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
お灸(きう)ずきの祖母が日に二三度づつお灸をすゑる。 | |||
おとづれ | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
十五夜の宵だつた。 | |||
銀座の柳 | 木村荘八 | 5分以内 | |
昔の面影を偲ぶやうな今の東京の材料をとの意向だが、存外はづれの「淀橋」といつたやうなところにその「昔の面影」があるやうである。 | |||
傘 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
秋雨のうすく降る夕方だつた。 | |||
河風 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
江東水の江村の、あのおびただしい蓮が、東京灣の潮がさして枯れさうだといふ、お米も枯れてしまつたといふ、葛飾の水郷もさうして、だん/″\と工場町になるのだらう。 | |||
こんな二人 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
一人は太古からかれない泥沼の底の主、山椒の魚でありたいといひ、ひとりは、夕暮、または曉に、淡く、ほの白い、小さな水藻の花でありたいと言ふ、こんな二人。 | |||
住居 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
松岡映丘畫伯の晩年の作によく見えた丘の段々畑。 | |||
煎薬 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
腸を拂ふと欝血散じ、手足も暖まり頭輕く、肩張りなんぞ飛んでゆくと、三上の友人が漢方醫を同道されて、藥効神のごとしといふ煎藥をすすめてゆかれたので、わたしはそれを一服、ちよつと失禮して見た。 | |||
菜の花 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
水油なくて寢る夜や窓の月(芭蕉)の句は、現代のものには、ちよつとわかりにくいほど、その時代、またその前々代の、古い人間生活と、菜の花との緊密なつながりを語つてゐる。 | |||
水 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
趣味とは、眺めてゐるものと、觸(さ)はつて見るもの、觸(ふ)れなければ堪能できないものと、心に養つてゐるものとがある。 | |||
桃 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
桃。 | |||
吾が愛誦句 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
六歳のをり、寺小屋式の小學校へはいりまして、その年の暮か、または一二年たつてかのお席書きに、「南山壽」といふのを覺えました。 | |||
私の顔 | 長谷川時雨 | 5分以内 | |
寫眞を出して並べたわたくしの顏は、どれもこれも、みんな違つてゐる。 | |||
沖縄舞踊に見る三要素 | 折口信夫 | 5分以内 | |
沖縄の舞踊は、全体に、今常識的に、まひと称してゐるものと、をどりと称してゐるものとを兼ね備へてゐる。 | |||
神楽記 | 折口信夫 | 5分以内 | |
神楽と言ふ名は、近代では、神事に関した音楽舞踊の類を、漠然とさす語のやうに考へてゐる。 | |||
神賑ひ一般 | 折口信夫 | 5分以内 | |
静かな秋冬が来る。 | |||
草相撲の話 | 折口信夫 | 5分以内 | |
我々には、相撲と言へば、春場所・夏場所の感じだけしかなくなつたが、誹諧の季題では、これが秋の部に這入つて居る。 | |||
黒川能・観点の置き所 | 折口信夫 | 5分以内 | |
山形県には、秋田県へかけて、室町時代の芸能に関した民俗芸術が多く残つて居ります。 | |||
獅子舞と石橋 | 折口信夫 | 5分以内 | |
能楽の獅子舞には、本式に、赤頭に獅子口の面をつけて出る石橋と、望月や内外詣のやうに、仮面の代りに扇をかづき、赤頭をつけるのとがある。 | |||
薪能と呪師走の翁 | 折口信夫 | 5分以内 | |
久しく絶えてゐた薪能が復活して、こゝに再、恒例の行事となつたのは、近年のことである。 | |||
同胞沖縄の芸能の為に | 折口信夫 | 5分以内 | |
渡嘉敷守良君が戦争中を無事でゐたことは、何にしても、琉球芸能にとつて幸であつたと思ふ。 | |||
長唄のために | 折口信夫 | 5分以内 | |
私どもの様に大阪の町の中に育つた者にとつては、江戸長唄は生れだちから縁が少かつた。 | |||
数寄屋橋夜景 | 木村荘八 | 5分以内 | |
僕の描いたこの絵は果して非常に「東京」の感じがするのかどうか、ぼくにはわからない。 | |||
立見の金網について | 木村荘八 | 5分以内 | |
立見の金網図は「木下杢太郎」こと太田正雄氏の写生画を借りるものであるが(小生模写)、遺憾のことには画中に日附もなければ、場所のかき入れもない。 | |||
日本の郷土芸能の為に | 折口信夫 | 5分以内 | |
日本は、美しく清らかな郷土芸能の国である。 | |||
人形の起源 | 折口信夫 | 5分以内 | |
人形は古くは雛と言つた。 | |||
舞ひと踊りと | 折口信夫 | 5分以内 | |
日本の芸能には古代からまひとをどりとが厳重に別れてゐた。 | |||
三河の山村 | 折口信夫 | 5分以内 | |
早川(孝太郎)さんが遠慮をして居りますから私が代つて御話申し上げます。 | |||
村で見た黒川能 | 折口信夫 | 5分以内 | |
黒川能東京公演に先だつこと二个月、私は偶然あの村(黒川村)に行き合はせて能及び狂言を見ることが出来た。 |