ブンゴウサーチ

煎薬

長谷川時雨

『煎薬』は青空文庫で公開されている長谷川時雨の短編作品。1,940文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
1,940文字
人気
0PV
書出

腸を拂ふと欝血散じ、手足も暖まり頭輕く、肩張りなんぞ飛んでゆくと、三上の友人が漢方醫を同道されて、藥効神のごとしといふ煎藥をすすめてゆかれたので、わたしはそれを一服、ちよつと失禮して見た。

初出「あらくれ」1936(昭和11)年10月2日
底本随筆 きもの
表記
旧字旧仮名
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。