5分以内で読める青空文庫の短編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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青空文庫の作品を人気順に表示
作品名著者読了時間文字数人気書き出し
学問の独立正宗白鳥5分以内975

明治三十年代だが、私が早稻田に學んでゐた時分、「學問の獨立」がこの學園の標語であるやうに、折に觸れて學校經營者から聞かされてゐた。

明治三十年代だが、私が早稻田に學んでゐた時分、「學問の獨立」がこの學園の標語であるやうに、折に觸れて學校經營者から聞かされてゐた。

愚言二十七箇条国枝史郎5分以内1,874

探偵小説の人生は、日常茶碗の人生とは違う。

探偵小説の人生は、日常茶碗の人生とは違う。

窓古賀春江5分以内198

沢山な窓のある家、 一つ一つの窓から顔が出てゐる。

沢山な窓のある家、 一つ一つの窓から顔が出てゐる。

レイモンドの『農民』田山花袋5分以内1,288

第一に私の気に入つたのは、この作が何等の傾向も、思想も、宣伝も持つてゐないことだつた。

第一に私の気に入つたのは、この作が何等の傾向も、思想も、宣伝も持つてゐないことだつた。

一国の首都田山花袋5分以内219

『一國の主都』と言ふ大きな繪入の書籍を十年前にある處で見たことがある。

『一國の主都』と言ふ大きな繪入の書籍を十年前にある處で見たことがある。

わたしの好きな女優 淡島千景さん金森徳次郎5分以内450

最近はほとんど映画を見てないんで、好きな女優といわれても困るね。

最近はほとんど映画を見てないんで、好きな女優といわれても困るね。

休養を取る日を浅沼稲次郎5分以内385

もう銀婚式をあげる時がきている。

もう銀婚式をあげる時がきている。

修道院の月三木露風5分以内1,443

たぐひ稀なうつくしい光をはなつ今宵の月よ。

たぐひ稀なうつくしい光をはなつ今宵の月よ。

立秋三好達治5分以内63

この一隅に秋立つ日 楓の幹を蟻が上る 急げ 急げ 夕立がくる 鳴神は隈取りをして 灰色の兩手を擴げて ――軒端を蜂が飛んでゐる

この一隅に秋立つ日 楓の幹を蟻が上る 急げ 急げ 夕立がくる 鳴神は隈取りをして 灰色の兩手を擴げて ――軒端を蜂が飛んでゐる

汽船の改良寺田寅彦5分以内1,777

船に酔わぬ人に云わせると航海ほど愉快なものはない。

船に酔わぬ人に云わせると航海ほど愉快なものはない。

地極の天使中原中也5分以内394

われ星に甘え、われ太陽に傲岸ならん時、人々自らを死物と観念してあらんことを! われは御身等を呪ふ。

われ星に甘え、われ太陽に傲岸ならん時、人々自らを死物と観念してあらんことを! われは御身等を呪ふ。

花田清輝論坂口安吾5分以内1,412

花田清輝の名は読者は知らないに相違ない。

花田清輝の名は読者は知らないに相違ない。

「ぴ・い・ぷ・る」芥川紗織5分以内241

※民話を描く※この一年の間に随分沢山の日本の民話を読みあさりました。

※民話を描く※この一年の間に随分沢山の日本の民話を読みあさりました。

橋岡本かの子5分以内1,966

こどものときから妙に橋というものが好きだった。

こどものときから妙に橋というものが好きだった。

最近の犯罪の傾向に就て野村胡堂5分以内1,027

支那の詐偽、及び犯罪に関するいろいろな徴候を見ると、非常に緻密な組織になっている。

支那の詐偽、及び犯罪に関するいろいろな徴候を見ると、非常に緻密な組織になっている。

国防と科学中谷宇吉郎5分以内602

近代戦では国防と科学とは切り離し得ぬものと一般に信ぜられているようであるが、自分の考えは少し違う。

近代戦では国防と科学とは切り離し得ぬものと一般に信ぜられているようであるが、自分の考えは少し違う。

勘中谷宇吉郎5分以内1,039

勘というものは、不思議なものである。

勘というものは、不思議なものである。

美味論語北大路魯山人5分以内1,064

「まずいものを、なんとかしてうまく食う方法を教えてくれ」という注文がときどぎ[#「ときどぎ」はママ]来るが、まずいものをうまくする……そんな秘法は絶対にない。

「まずいものを、なんとかしてうまく食う方法を教えてくれ」という注文がときどぎ[#「ときどぎ」はママ]来るが、まずいものをうまくする……そんな秘法は絶対にない。

寒い夜の自我像中原中也5分以内589

1 きらびやかでもないけれど、 この一本の手綱をはなさず この陰暗の地域をすぎる! その志明かなれば 冬の夜を、われは嘆かず、 人々の憔燥のみの悲しみや 憧れに引廻される女等の鼻唄を、 我が瑣細なる罰と感じ そが、わが皮膚を刺すにまかす。

1 きらびやかでもないけれど、 この一本の手綱をはなさず この陰暗の地域をすぎる! その志明かなれば 冬の夜を、われは嘆かず、 人々の憔燥のみの悲しみや 憧れに引廻される女等の鼻唄を、 我が瑣細なる罰と感じ そが、わが皮膚を刺すにまかす。

智恵子の紙絵高村光太郎5分以内1,145

精神病者に簡単な手工をすすめるのはいいときいてゐたので、智恵子が病院に入院して、半年もたち、昂奮がやや鎮静した頃、私は智恵子の平常好きだつた千代紙を持つていつた。

精神病者に簡単な手工をすすめるのはいいときいてゐたので、智恵子が病院に入院して、半年もたち、昂奮がやや鎮静した頃、私は智恵子の平常好きだつた千代紙を持つていつた。

怪談牡丹灯籠坪内逍遥5分以内541

およそありの儘に思う情を言顕わし得る者は知らず/\いと巧妙なる文をものして自然に美辞の法に称うと士班釵の翁はいいけり真なるかな此の言葉や此のごろ詼談師三遊亭の叟が口演せる牡丹灯籠となん呼做したる仮作譚を速記という法を用いてそのまゝに謄写しとりて草紙となしたるを見侍るに通篇俚言俗語の語のみを用いてさまで華あるものとも覚えぬものから句ごとに文ごとにうたゝ活動する趣ありて宛然まのあたり萩原某に面合わする

およそありの儘に思う情を言顕わし得る者は知らず/\いと巧妙なる文をものして自然に美辞の法に称うと士班釵の翁はいいけり真なるかな此の言葉や此のごろ詼談師三遊亭の叟が口演せる牡丹灯籠となん呼做したる仮作譚を速記という法を用いてそのまゝに謄写しとりて草紙となしたるを見侍るに通篇俚言俗語の語のみを用いてさまで華あるものとも覚えぬものから句ごとに文ごとにうたゝ活動する趣ありて宛然まのあたり萩原某に面合わする

既成宗教の外与謝野晶子5分以内1,814

人間の思慮の及ぶ所には限度がある。

人間の思慮の及ぶ所には限度がある。

美食と人生北大路魯山人5分以内1,553

今さら事新しく問題にするのも、チトおかしいようだが、料理も考え方によっては、こんなことが言えるかも知れない。

今さら事新しく問題にするのも、チトおかしいようだが、料理も考え方によっては、こんなことが言えるかも知れない。

ハワイの雪中谷宇吉郎5分以内1,079

常夏の国のハワイにも雪が降ることがあるというと、たいていの人は、冗談と思われるであろう。

常夏の国のハワイにも雪が降ることがあるというと、たいていの人は、冗談と思われるであろう。

歩哨戦今村恒夫5分以内821

悪検閲制度をぶっ潰せ 検閲制度改正期成同盟万歳 労働者農民万歳 残虐の限りを尽し暴圧の嵐は絶えず吹き続け 遂に俺達の言葉迄奪った奴等 哀れな奴等の迫害だ 哀れな奴等の猿轡だ 首を締めつける彼奴等の顔へ憫笑の一瞥を投げて 野火の如く囂々と拡がり行くではないか 俺達の火の手 真赤な火の手 虫けらの如く無残にも抹殺され 空しく屍を曝す幾千の言葉 血潮の憤激戦闘の伴侶敵を斃す俺達の鋭利な武器 奴等

悪検閲制度をぶっ潰せ 検閲制度改正期成同盟万歳 労働者農民万歳 残虐の限りを尽し暴圧の嵐は絶えず吹き続け 遂に俺達の言葉迄奪った奴等 哀れな奴等の迫害だ 哀れな奴等の猿轡だ 首を締めつける彼奴等の顔へ憫笑の一瞥を投げて 野火の如く囂々と拡がり行くではないか 俺達の火の手 真赤な火の手 虫けらの如く無残にも抹殺され 空しく屍を曝す幾千の言葉 血潮の憤激戦闘の伴侶敵を斃す俺達の鋭利な武器 奴等

新しい女大杉栄5分以内511

僕はいわゆる新しい女に対して、半ば同感すると同時に、また半ば反感する。

僕はいわゆる新しい女に対して、半ば同感すると同時に、また半ば反感する。

人形の起源折口信夫5分以内650

人形は古くは雛と言つた。

人形は古くは雛と言つた。

芸術としての探偵小説野村胡堂5分以内835

捕物作家である私は探偵小説のファンとしての立場から、探偵小説に対する私見を述べてみたいと思う。

捕物作家である私は探偵小説のファンとしての立場から、探偵小説に対する私見を述べてみたいと思う。

宗十郎を悼む折口信夫5分以内1,541

播州姫路といへば、沢村一家と因縁のありさうな土地である。

播州姫路といへば、沢村一家と因縁のありさうな土地である。

料理は道理を料るもの北大路魯山人5分以内1,216

日本料理の革新を叫んで星岡を始めたころ、私が板場へ降りて仕事をしだすと、料理材料のゴミが三分の一しか出ないと、ある料理人から言われた。

日本料理の革新を叫んで星岡を始めたころ、私が板場へ降りて仕事をしだすと、料理材料のゴミが三分の一しか出ないと、ある料理人から言われた。

海から昇る太陽三好達治5分以内326

ああ海から昇る太陽 太陽 今しののめの 藍と薔薇との混沌を 蹴破つて昇る太陽 かの紅の かのまるく大きなる かの重たげなるもの 虚空のうちを押渡る かのまぶしきもの かの團々たる 黄金光の聖母胎 ああかの 今わが涙にまで そのほのかなる暖かみもてもの言ひかくるもの 太陽 おお太陽 海から昇る太陽 われ永く おん身の朝ごとにそこに在りて かくまるく 大きく 赤く われらが遊星の空高くはるばると さし

ああ海から昇る太陽 太陽 今しののめの 藍と薔薇との混沌を 蹴破つて昇る太陽 かの紅の かのまるく大きなる かの重たげなるもの 虚空のうちを押渡る かのまぶしきもの かの團々たる 黄金光の聖母胎 ああかの 今わが涙にまで そのほのかなる暖かみもてもの言ひかくるもの 太陽 おお太陽 海から昇る太陽 われ永く おん身の朝ごとにそこに在りて かくまるく 大きく 赤く われらが遊星の空高くはるばると さし

訪西行庵記島崎藤村5分以内1,245

はらからと袂を分ち、むつましきかぎりに別れをつげて、たゞ/\ものくるはしき一筋にうかれそめ、難波西海のあたりをさまよふこと二月あまり、菅笠の破れたるをいたゞき、身には合羽のふりたるを着し、おもくるしき旅の調度ども前後に背負ひたるさま、まことに怪しき姿して、ことし三月十四日吉野山西行庵に上人の木像を驚かす。

はらからと袂を分ち、むつましきかぎりに別れをつげて、たゞ/\ものくるはしき一筋にうかれそめ、難波西海のあたりをさまよふこと二月あまり、菅笠の破れたるをいたゞき、身には合羽のふりたるを着し、おもくるしき旅の調度ども前後に背負ひたるさま、まことに怪しき姿して、ことし三月十四日吉野山西行庵に上人の木像を驚かす。

備前焼北大路魯山人5分以内469

陶器は絵の描かれたものが大部分である。

陶器は絵の描かれたものが大部分である。

初恋中原中也5分以内124

最も弱いものは 弱いもの―― 最も強いものは 強いもの―― タバコの灰は 霧の不平―― 燈心は 決闘―― 最も弱いものが 最も強いものに―― タバコの灰が 燈心に―― 霧の不平が 決闘に 嘗てみえたことはありませんでしたか? ――それは初恋です

最も弱いものは 弱いもの―― 最も強いものは 強いもの―― タバコの灰は 霧の不平―― 燈心は 決闘―― 最も弱いものが 最も強いものに―― タバコの灰が 燈心に―― 霧の不平が 決闘に 嘗てみえたことはありませんでしたか? ――それは初恋です

六甲山上の夏九条武子5分以内1,294

薄紫の可憐な松虫草は、大空の星が落した花のような塵にもまみれず、爽やかな夏の朝を、高原のそこここに咲いていた。

薄紫の可憐な松虫草は、大空の星が落した花のような塵にもまみれず、爽やかな夏の朝を、高原のそこここに咲いていた。

ケシの花三好達治5分以内1,417

ケシの花はマリー・ロランサンの絵を思はしめる。

ケシの花はマリー・ロランサンの絵を思はしめる。

徹底的な浜尾君甲賀三郎5分以内1,594

浜尾四郎君は鋭い頭の持主であった。

浜尾四郎君は鋭い頭の持主であった。

妖怪学講義井上円了5分以内1,659

余は、数年来研究せる四百余種の妖怪を八大部門に分かち、一昨年一年間を期して講述し、一時その筆記を印刷して有志諸氏に配布したりしが、その後、四方より続々購読を望まるるものありとて、書肆より切に再版を請求しきたれるをもって、ここに旧稿のまま再び印刷に付することとなす。

余は、数年来研究せる四百余種の妖怪を八大部門に分かち、一昨年一年間を期して講述し、一時その筆記を印刷して有志諸氏に配布したりしが、その後、四方より続々購読を望まるるものありとて、書肆より切に再版を請求しきたれるをもって、ここに旧稿のまま再び印刷に付することとなす。

寝たらぬ日記横光利一5分以内1,518

櫻草が雨に濡れたまま圓陣を造つてゐる。

櫻草が雨に濡れたまま圓陣を造つてゐる。

現代学生立身方法大隈重信5分以内1,859

まず的確なる目的を定めよ  現今多数の青年の各自に志すところは十人十色、種々多様であろう。

まず的確なる目的を定めよ  現今多数の青年の各自に志すところは十人十色、種々多様であろう。

雪の障子島崎藤村5分以内1,345

めずらしいものが降った。

めずらしいものが降った。

春太宰治5分以内988

もう、三十七歳になります。

もう、三十七歳になります。

空手道の起原と其の沿革島袋源一郎5分以内1,982

拙著沖縄案内、風俗の章に「唐手」の一項を掲げて置いたが、之はカラ手に関する文献や資料に乏しき為め、首里に於て発表せられた一部人士の研究を参考にして書いたので妥当を欠くが故に此に之を訂正して置く。

拙著沖縄案内、風俗の章に「唐手」の一項を掲げて置いたが、之はカラ手に関する文献や資料に乏しき為め、首里に於て発表せられた一部人士の研究を参考にして書いたので妥当を欠くが故に此に之を訂正して置く。

今日は無事正宗白鳥5分以内1,516

このごろは淺間山もしきりに煙を噴いてゐる。

このごろは淺間山もしきりに煙を噴いてゐる。

カン長谷川伸5分以内799

俳句をむかし少し許りやったことがあるのに、いまだに私は俳句がわからない。

俳句をむかし少し許りやったことがあるのに、いまだに私は俳句がわからない。

将来の日本中江兆民5分以内518

熊本の徳富君猪一郎、さきに一書を著わし、題して『将来の日本』という。

熊本の徳富君猪一郎、さきに一書を著わし、題して『将来の日本』という。

水草久生十蘭5分以内1,297

朝の十時ごろ、俳友の国手石亭が葱とビールをさげてやってきた。

朝の十時ごろ、俳友の国手石亭が葱とビールをさげてやってきた。

「鐵」の字の古体と古代の文化喜田貞吉5分以内1,775

「鐵」の字古く「銕」また「※[#「金+截」、U+496B、262-2]」に作る。

「鐵」の字古く「銕」また「※[#「金+截」、U+496B、262-2]」に作る。

わが愛好する言葉太宰治5分以内91

どうも、みんな、佳い言葉を使い過ぎます。

どうも、みんな、佳い言葉を使い過ぎます。

他界の味其他国枝史郎5分以内1,734

マーテルリンクの諸作、わけても「群盲」や「侵入者」や「タンタジールの死」などには、運命的、象徴的、等々々の味があり、それが凝って、他界的の味となっている。

マーテルリンクの諸作、わけても「群盲」や「侵入者」や「タンタジールの死」などには、運命的、象徴的、等々々の味があり、それが凝って、他界的の味となっている。