30分以内で読める寺田寅彦の短編作品
青空文庫で公開されている寺田寅彦の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
101-133件 / 全133件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
---|---|---|---|
ラジオ雑感 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
宅のラジオ受信機は去年の七月からかれこれ半年ほどの間絶対沈黙の状態に陥ったままで、茶の間の茶箪笥の上に乗っかったきりになっていた。 | |||
喫煙四十年 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
はじめて煙草を吸ったのは十五、六歳頃の中学時代であった。 | |||
札幌まで | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
九月二十九日。 | |||
雑記帳より(Ⅱ) | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
今年の春の花の頃に一日用があって上野の山内へ出かけて行った。 | |||
初冬の日記から | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
一年に二度ずつ自分の関係している某研究所の研究成績発表講演会といったようなものが開かれる。 | |||
猫の穴掘り | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
猫が庭へ出て用を便じようとしてまず前脚で土を引っかき小さな穴を掘起こして、そこへしゃがんで体の後端部をあてがう。 | |||
箱根熱海バス紀行 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
朝食の食卓で偶然箱根行の話が持上がって、大急ぎで支度をして東京駅にかけつけ、九時五十五分の網代行に間に合った。 | |||
電車と風呂 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
電車の中で試みに同乗の人々の顔を注意して見渡してみると、あまり感じの好い愉快な顔はめったに見当らない。 | |||
科学上における権威の価値と弊害 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
科学上における権威の効能はほとんど論ずる必要はないほど明白なものである。 | |||
学位について | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
「学位売買事件」というあまり目出度からぬ名前の事件が新聞社会欄の賑(にぎ)やかで無味な空虚の中に振り播(ま)かれた胡椒(こしょう)のごとく世間の耳目を刺戟した。 | |||
西鶴と科学 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
西鶴の作品についてはつい近年までわずかな知識さえも持合せなかった。 | |||
自然現象の予報 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
自然現象の科学的予報については、学者と世俗との間に意志の疎通を欠くため、往々に種々の物議を醸す事あり。 | |||
物質とエネルギー | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
物には必ず物理がある。 | |||
物理学実験の教授について | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
理化学の進歩が国運の発展に緊要であるという事は永い間一部の識者によって唱えられていたが、時機の熟せなかったため一向に世間には顧みられなかった。 | |||
文学の中の科学的要素 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
同一の事象に対する科学的の見方と芸術的の見方との分れる点はどこにあるだろう。 | |||
方則について | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
科学の方則は物質界における複雑な事象の中に認められる普遍的な連絡を簡単な言葉で総括したものである。 | |||
漫画と科学 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
漫画とは何かという問に対して明確なる定義を下す事は困難であろう。 | |||
言葉の不思議 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
「鉄塔」第一号所載木村房吉氏の「ほとけ」の中に、自分が先年「思想」に書いた言語の統計的研究方法(万華鏡所載)に関する論文のことが引き合いに出ていたので、これを機縁にして思いついた事を少し書いてみる。 | |||
耳と目 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
耳も目も、いずれも二つずつ、われわれの頭の頂上からほぼ同じ距離だけ下がった所に開いている。 | |||
工学博士末広恭二君 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
昭和七年四月九日工学博士末広恭二君の死によって我国の学界は容易に補給し難い大きな損失を受けた。 | |||
地震雑感 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
地震の概念地震というものの概念は人々によってずいぶん著しくちがっている。 | |||
烏瓜の花と蛾 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
今年は庭の烏瓜(からすうり)がずいぶん勢いよく繁殖した。 | |||
KからQまで | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
電車停留場のプラットフォームに「安全地帯」と書いた建札が立っている。 | |||
チューインガム | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
銀座を歩いていたら、派手な洋装をした若い女が二人、ハイヒールの足並を揃えて遊弋していた。 | |||
徒然草の鑑賞 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
『文学』の編輯者から『徒然草』についての「鑑賞と批評」に関して何か述べよという試問を受けた。 | |||
マーカス・ショーとレビュー式教育 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
アメリカのレビュー団マーカス・ショーが日本劇場で開演して満都の人気を収集しているようであった。 | |||
映画雑感(Ⅵ) | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
パーロの嫁取り北極探検家として有名なクヌート・ラスムッセンが自ら脚色監督したもので、グリーンランドにおけるエスキモーの生活の実写に重きをおいたものらしいので、そうした点で興味の深い映画である。 | |||
教育映画について | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
教育資料としての映画の価値の多大なことは誰でも認めてはいるようであるが、しかしこの問題については、少なくも我邦では、まだあまり十分に研究されていないか、ともかくも一般的興味の対象とはなっていないようである。 | |||
帝展を見ざるの記 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
夏休みが終って残暑の幾日かが続いた後、一日二日強い雨でも降って、そしてからりと晴れたような朝、清冽な空気が鼻腔から頭へ滲み入ると同時に「秋」の心像が一度に意識の地平線上に湧き上がる。 | |||
二科展院展急行瞥見 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
九月三日は朝方荒い雨が降った、やがて止んだが重苦しい蒸暑さがじりじりと襲って来た。 | |||
ある日の経験 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
上野の近くに人を尋ねたついでに、帝国美術院の展覧会を見に行った。 | |||
PROFESSOR TAKEMATU OKADA | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
Prof. Takematu Okada was born on August 17, 1874, In Husa of Tiba Prefecture, a sunny and peaceful riverside town of the Great Ton※, within forty kilometres of the Pacific coast. When attending the Imperial University of Tokyo as a student of the... | |||
歳時記新註 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
稲妻晴れた夜、地平線上の空が光るのをいう。 |
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。