30分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 久保田米斎君の思い出 | 岡本綺堂 | 30分以内 | |
久保田米斎君の事に就て何か話せということですが、本職の画の方の事は私にはわかりませんから、主として芝居の方の事だけ御話するようになりましょう。 | |||
| 島原の夢 | 岡本綺堂 | 30分以内 | |
『戯場訓蒙図彙』や『東都歳事記』や、さてはもろもろの浮世絵にみる江戸の歌舞伎の世界は、たといそれがいかばかり懐かしいものであっても、所詮は遠い昔の夢の夢であって、それに引かれ寄ろうとするにはあまりに縁が遠い。 | |||
| 十番雑記 | 岡本綺堂 | 30分以内 | |
昭和十二年八月三十一日、火曜日。 | |||
| 火に追われて | 岡本綺堂 | 30分以内 | |
なんだか頭がまだほんとうに落ちつかないので、まとまったことは書けそうもない。 | |||
| 薬前薬後 | 岡本綺堂 | 30分以内 | |
草花と果物 盂蘭盆の迎い火を焚くという七月十三日のゆう方に、わたしは突然に強い差込みに襲われて仆れた。 | |||
| 役者の顔 | 木村荘八 | 30分以内 | |
羽左衛門を失ったことを転機として――戦争を転機としてと云えば早いが、それではニベも無い――俳優の「顔」も変ったと思います。 | |||
| 眼 | 徳永直 | 30分以内 | |
「ね、あんた、今のうち、尾久の家(親類)へでも、行っちゃったがいいと思うんだけど……」 女房のお初が、利平の枕許でしきりと、口説きたてる。 | |||
| 麦の芽 | 徳永直 | 30分以内 | |
一 善ニョムさんは、息子達夫婦が、肥料を馬の背につけて野良へ出ていってしまう間、尻骨の痛い寝床の中で、眼を瞑って我慢していた。 | |||
| イプセン百年祭講演 | 久保栄 | 30分以内 | |
来る三月二十日は、近代劇の父と仰がれるヘンリック・イプセンの生誕百年の記念日に相当いたします。 | |||
| 枯尾花 | 関根黙庵 | 30分以内 | |
◎北千住に今も有る何んとか云う小間物屋の以前の営業は寄席であったが、亭主が或る娼妓に精神をぬかし、子まである本妻を虐待して死に至らしめた、その怨念が残ったのか、それからと云うものはこの家に奇しい事が度々あって驚ろかされた芸人も却々多いとの事であるが、或時素人連の女芝居を興行した際、座頭の某が急に腹痛を起し、雪隠へはいっているとも知らず、席亭の主人が便所へ出掛けて行く、中の役者が戸を明て出る機会、そ | |||
| 長谷川辰之助 | 森鴎外 | 30分以内 | |
逢ひたくて逢はずにしまふ人は澤山ある。 | |||
| 二面の箏 | 鈴木鼓村 | 30分以内 | |
自分の京都時代にあった咄をしよう。 | |||
| チェーホフの短篇に就いて | 神西清 | 30分以内 | |
先日、カサリン・マンスフィールドの短篇集を読む機会があって大変たのしかった。 | |||
| 野口雨情民謡叢書 第一篇 | 野口雨情 | 30分以内 | |
田舎乙女 おまへは田舎の 乙女さま お馬で朝草 刈りにゆく 山ほととぎすが 山で啼きや お馬もお耳を たてて聞く 山ほととぎすは 渡り鳥 あの山渡つて どこへゆく 土蜂 草を刈ろとて 鎌研ぎしてりや 蜂がとんで来た 土蜂が 蜂を見てたりや 鎌で指切つた 指を見せたりや 蜂ア逃げた 窓 山を眺めたが 山は物言はぬ 空を眺めたが 空も物言はぬ さうよ、ほんとに | |||
| 沙上の夢 | 野口雨情 | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] なつかしいのは、故郷の土である。 | |||
| おさんだいしよさま | 野口雨情 | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] おさんだいしよさまは、常陸地方の方言、 三台星のことなり。 | |||
| 豚肉 桃 りんご | 片山広子 | 30分以内 | |
軽井沢の家でY夫人から教へて頂いた豚肉のおそうざい料理はさぞおいしいだらうと思ひながら、まだ一度も試食したことがない。 | |||
| 東北の家 | 片山広子 | 30分以内 | |
東北に子の住む家を見にくれば白き仔猫が鈴振りゐたり 東京に生れて東京にそだち東京で縁づいたFが、はじめて仙台に住むことになつたのは昭和十六年の夏であつた。 | |||
| 大へび小へび | 片山広子 | 30分以内 | |
日本では蛇の昔ばなしがたくさんあるが、アイルランドの伝説にも蛇が多いやうである。 | |||
| プロレタリア童謡の活用に関する覚書 | 槙本楠郎 | 30分以内 | |
一、プロレタリア童謠は如何に活用され得る性質のものであるか? 無論、「煽×、宣×、組織の言葉」を標語とするプロレタリア詩の一分化であるから、當然プロレタリア[#「プロレタリア」は底本では「プロレリタア」]童謠はプロレツト・カルトに役立つべきものである。 | |||
| アンナ、パブロオナ | 田山花袋 | 30分以内 | |
一 「そんなにして遊んでゐて好いのかね?」 「大丈夫よ」 Bは笑つて、「旦那に見られては困るんぢやないか?」 「そんなこと心配ないの……見つかつて、いやだつて言つたら、よして了ふばかりですもの」 飽きも飽かれもせずに別れた時子とハルピンのホテルでさうした一夜を送らうとはBは思ひもかけなかつた。 | |||
| 草みち | 田山花袋 | 30分以内 | |
一 『此方の方に来たことはあつて?』 『いゝえ』 『でも、小さい時には遊びに来たことはあるでせう? そら上水の岸で、つばなや何か取つたことがあるぢやないの?』 『さうだつたかしら?』 妹の種子は考へるやうにして言つた。 | |||
| 草道 | 田山花袋 | 30分以内 | |
一 「とてもあんなところには泊れやしないね、あんなところに泊らうもんなら何をされるかわかりやしない」かうBが言つたのは、その深い草道を半里ほどこつちに来てからであつた。 | |||
| 犬 | 田山花袋 | 30分以内 | |
「馬鹿に鳴くね。大きな犬らしいね」Bを見送りに来たMが言ふと、すぐ傍の籐椅子に腰をかけてゐたT氏は、 「H領事の犬だらう? 先生方も今日立つ筈だからね」 その犬の悲鳴する声は、甲板の下のハツチのあたりから絶えずきこえて来た。 | |||
| 写真と思ひ出 | 南部修太郎 | 30分以内 | |
◇ 寫眞も、この頃は猫も杓子もやるといふ風な、はやり物になつて、それに趣味を持つなどゝいふのが變に當たり前過ぎる感じで、却て氣がひけるやうなことにさへなつてしまつた。 | |||
| 親子の愛の完成 | 羽仁もと子 | 30分以内 | |
一 人は結婚して夫婦になれば、だれでもどうしたら二人のあいだがつねに幸福に結びついてゆかれるだろうかと考えて、できるだけの努力をしようと思わない人はないでしょう。 | |||
| おさなごを発見せよ | 羽仁もと子 | 30分以内 | |
おさなごは、子宝のなかのさらに貴い宝です。 | |||
| おさなご | 羽仁もと子 | 30分以内 | |
かわいいおさなご、幼児はいまもむかしも世界に充満しているけれど、そうして愛らしい意味でも、手のかかる意味でも、私たちの注意をその身のまわりにひきつけずにはおかない彼らだけれど、幼児というものをほんとうに知った人は、むかしから幾人いたでしょう。 | |||
| 追憶 | 素木しづ | 30分以内 | |
また秋になつて、まち子夫婦は去年とおなじやうに子供の寢てる時の食後などは、しみ/″\と故郷の追憶にふけるのであつた。 | |||
| 私の洋画経歴 | 小野佐世男 | 30分以内 | |
幼少七歳の頃なりし、ジゴマなる探偵映画当時は活動大写真を見て、動く写真と、その白いコルセットのスカートをながくひきずる令嬢がすごい顔をした大悪漢に、いまやあわやという大危険に小さな心臓を震るわし本気になって心配をし、ニック・カーターという名探偵が現われてこれを救うという大スリルに心を踊らしたのが、そもそも泰西活動大写真を見た最初であった。 | |||
| 常磐の山水 | 大町桂月 | 30分以内 | |
一 利根川 千住の名物、鮒の雀燒をさかなに、車中に微醉を買ふ。 | |||
| 焔 | 原民喜 | 30分以内 | |
雪が溶けて、しぶきが虹になった。 | |||
| 鹿野山 | 大町桂月 | 30分以内 | |
一 鹿野山二十咏 大正二年の夏、上總の鹿野山に遊びて、鹿野山二十詠を作る。 | |||
| 房州の一夏 | 大町桂月 | 30分以内 | |
一 沼村 面白かりしは、房州に於ける一夏。 | |||
| 光籃 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
田舎の娘であらう。 | |||
| 黒壁 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 席上の各々方、今や予が物語すべき順番の来りしまでに、諸君が語給いし種々の怪談は、いずれも驚魂奪魄の価値なきにあらず。 | |||
| 印度更紗 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 「鸚鵡さん、しばらくね……」 と真紅へ、ほんのりと霞をかけて、新しい火の※[#「火+發」、123-4]と移る、棟瓦が夕舂日を噛んだ状なる瓦斯暖炉の前へ、長椅子を斜に、ト裳を床。 | |||
| 別後 | 野口雨情 | 30分以内 | |
別後 別後 逢ひは しませぬ 見もしま せぬに わしの この村を 馬に乗つて 通つた 馬も嘶く わたしも泣いた 逢はれないのに 逢ふ気で来てる。 | |||
| 刑余の叔父 | 石川啄木 | 30分以内 | |
一 一年三百六十五日、投網打の帰途に岩鼻の崖から川中へ転げ落ちて、したたか腰骨を痛めて三日寝た、その三日だけは、流石に、盃を手にしなかつたさうなと不審がられた程の大酒呑、酒の次には博奕が所好で、血醒い噂に其名の出ぬ事はない。 | |||
| 誓之巻 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
団欒 石段 菊の露 秀を忘れよ 東枕 誓 [#改ページ] 団欒 後の日のまどいは楽しかりき。 | |||
| 一景話題 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
夫人堂 神戸にある知友、西本氏、頃日、摂津国摩耶山の絵葉書を送らる、その音信に、 なき母のこいしさに、二里の山路をかけのぼり候。 | |||
| 春の郊外 | 大町桂月 | 30分以内 | |
桃花の散らぬ程にと、越ヶ谷さして、兩國橋より、東武線の鐵道に乘る。 | |||
| モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ | 堀辰雄 | 30分以内 | |
Maurice de Gu※rin はラングドックのシャトオ・ド・ケエラに一八一〇年八月五日に生れた。 | |||
| 行乞記 | 種田山頭火 | 30分以内 | |
八月廿八日 星晴れの空はうつくしかつた、朝露の道がすが/\しい、歩いてゐるうちに六時のサイレンが鳴つた、庵に放つたらかしいおいた樹明君はどうしたか知ら! 駄菓子のお婆さんが、よびとめて駄菓子を下さつた。 | |||
| 真間の手古奈 | 国枝史郎 | 30分以内 | |
一 一人の年老いた人相見が、三河の国の碧海郡の、八ツ橋のあたりに立っている古風な家を訪れました。 | |||
| 東京の近郊 | 大町桂月 | 30分以内 | |
日本橋より四方五六里内外、徒歩して往復の出來る範圍内の地を、こゝに東京の近郊と稱す。 | |||
| 国府台 | 大町桂月 | 30分以内 | |
烟分二遠樹一幾層横。 | |||
| 行乞記 | 種田山頭火 | 30分以内 | |
七月十四日 ずゐぶん早く起きて仕度をしたけれど、あれこれと手間取つて七時出立、小郡の街はづれから行乞しはじめる。 | |||
| 『鉢の子』から『其中庵』まで | 種田山頭火 | 30分以内 | |
この一篇は、たいへんおそくなりましたけれど、結庵報告書ともいうべきものであります。 | |||
| 行乞記 | 種田山頭火 | 30分以内 | |
六月三日 (北九州行乞) 一年ぶりに北九州を歩きまはるべく出立した、明けたばかりの天地はすが/\しかつた、靄のふかい空、それがだん/\晴れて雲のない空となつた、私は大股に歩調正しく歩いていつた。 | |||