1時間〜で読める青空文庫の長編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 道 | 水野仙子 | 1時間〜 | |
一 まだ九月の聲はかゝらぬのに、朝夕のしんめりとした凉しさは、ちようど打水のやうにこの温泉場の俗塵をしづめました。 | |||
| 長塚節歌集 | 長塚節 | 1時間〜 | |
明治三十一年 暮春雨 惜しまるゝ花のこずゑもこの雨の晴れてののちや若葉なるらむ 春哀傷 林子を悼みて ちりしみのうらみや深きみし人のなげきやおほきあたらこの花 海邊鵆 昨日こそうしほあみしか大磯のいそふく風に千鳥なくなり [#改ページ] 明治三十二年 元旦 若水を汲みつゝをれば標はへしふたもと松に日影のぼりぬ 菖蒲 生れしはをのこなるらむ菖蒲草ふきし軒端に幟たて | |||
| 長塚節歌集 | 長塚節 | 1時間〜 | |
明治三十七年 青壺集(二) 郷にかへる歌并短歌 草枕旅のけにして、こがらしのはやも吹ければ、おもゝちを返り見はすと、たましきの京を出でゝ、天さかる夷の長路を、ひた行けど夕かたまけて、うす衾寒くながるゝ、鬼怒川に我行き立てば、なみ立てる桑のしげふは、岸のへになべても散りぬ、鮭捕りの舟のともしは、みなかみに乏しく照りぬ、たち喚ばひあまたもしつゝ、しばらくにわたりは超えて、麥おほす野の | |||
| 癩 | 島木健作 | 1時間〜 | |
1 新しく連れて来られたこの町の丘の上の刑務所に、太田は服役後はじめての真夏を迎えたのであった。 | |||
| 恐怖城 | 佐左木俊郎 | 1時間〜 | |
第一章 1 森谷牧場の無蓋二輪の箱馬車は放牧場のコンクリートの門を出ると、高原地帯の新道路を一直線に走っていった。 | |||
| 世相 | 織田作之助 | 1時間〜 | |
一 凍てついた夜の底を白い風が白く走り、雨戸を敲くのは寒さの音である。 | |||
| 岩石の間 | 島崎藤村 | 1時間〜 | |
懐古園の城門に近く、桑畠の石垣の側で、桜井先生は正木大尉に逢った。 | |||
| 旧主人 | 島崎藤村 | 1時間〜 | |
一 今でこそ私もこんなに肥ってはおりますものの、その時分は瘠ぎすな小作りな女でした。 | |||
| 地球発狂事件 | 海野十三 | 1時間〜 | |
発端 この突拍子もない名称をかぶせられた「地球発狂事件」は、実はその前にもう一つの名称で呼ばれていた。 | |||
| 巡査辞職 | 夢野久作 | 1時間〜 | |
前篇 「草川の旦那さん。大変です。起きて下さい。モシモシ。起きて下さい。私は深良一知です」 暑い暑い七月の末の或る早朝であった。 | |||
| 鰊漁場 | 島木健作 | 1時間〜 | |
一 赤い脚絆がずり下り、右足の雪靴の紐が切れかかっているのをなおそうともしないで、源吉はのろのろとあるいて行った。 | |||
| 創作家の態度 | 夏目漱石 | 1時間〜 | |
演題は「創作家の態度」と云うのであります。 | |||
| 眉かくしの霊 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 木曾街道、奈良井の駅は、中央線起点、飯田町より一五八哩二、海抜三二〇〇尺、と言い出すより、膝栗毛を思う方が手っ取り早く行旅の情を催させる。 | |||
| 吉原新話 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 表二階の次の六畳、階子段の上り口、余り高くない天井で、電燈を捻ってフッと消すと……居合わす十二三人が、皆影法師。 | |||
| 春の潮 | 伊藤左千夫 | 1時間〜 | |
一 隣の家から嫁の荷物が運び返されて三日目だ。 | |||
| 耽溺 | 岩野泡鳴 | 1時間〜 | |
一 僕は一夏を国府津の海岸に送ることになった。 | |||
| 赤耀館事件の真相 | 海野十三 | 1時間〜 | |
「赤耀館事件」と言えば、昨年起った泰山鳴動して鼠一匹といった風の、一見詰らない事件であった。 | |||
| 空襲葬送曲 | 海野十三 | 1時間〜 | |
父の誕生日に瓦斯マスクの贈物 「やあ、くたびれた、くたびれた」家中に響きわたるような大声をあげて、大旦那の長造が帰って来た。 | |||
| 赤外線男 | 海野十三 | 1時間〜 | |
1 この奇怪極まる探偵事件に、主人公を勤める「赤外線男」なるものは、一体全体何者であるか? それはまたどうした風変りの人間なのであるか? 恐らくこの世に於て、いまだ曾て認識されたことのなかった「赤外線男」という不思議な存在――それを説明する前に筆者は是非とも、ついこのあいだ東都に起って、もう既に市民の記憶から消えようとしている一迷宮事件について述べなければならない。 | |||
| 恐怖の口笛 | 海野十三 | 1時間〜 | |
逢う魔が時刻 秋も十一月に入って、お天気はようやく崩れはじめた。 | |||
| 地中魔 | 海野十三 | 1時間〜 | |
少年探偵三浦三吉 永く降りつづいた雨がやっとやんで、半月ぶりにカラリと空が晴れわたった。 | |||
| 食魔 | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
菊萵苣と和名はついているが、原名のアンディーヴと呼ぶ方が食通の間には通りがよいようである。 | |||
| 母子叙情 | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
かの女は、一足さきに玄関まえの庭に出て、主人逸作の出て来るのを待ち受けていた。 | |||
| 鶴は病みき | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
白梅の咲く頃となると、葉子はどうも麻川荘之介氏を想い出していけない。 | |||
| 河明り | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
私が、いま書き続けている物語の中の主要人物の娘の性格に、何か物足りないものがあるので、これはいっそのこと環境を移して、雰囲気でも変えたらと思いつくと、大川の満ち干の潮がひたひたと窓近く感じられる河沿いの家を、私の心は頻りに望んで来るのであった。 | |||
| 雛妓 | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
なに事も夢のようである。 | |||
| 半七捕物帳 | 岡本綺堂 | 1時間〜 | |
一 四月なかばの土曜日の宵である。 | |||
| 三浦老人昔話 | 岡本綺堂 | 1時間〜 | |
桐畑の太夫 一 今から二十年あまりの昔である。 | |||
| 権三と助十 | 岡本綺堂 | 1時間〜 | |
登場人物 駕籠かき 權三 權三の女房 おかん 駕籠かき 助十 助十の弟 助八 家主 六郎兵衞 小間物屋 彦兵衞 彦兵衞のせがれ 彦三郎 左官屋 勘太郎 猿まはし 與助 願人坊主 雲哲 おなじく 願哲 石子伴作 ほかに長屋の男 女 娘 子供 捕方 駕籠舁など 第一幕 享保時代。 | |||
| 小熊秀雄全集-13 | 小熊秀雄 | 1時間〜 | |
●目次 ◆未収録詩篇(1936~1940) 性別の谷 一つの太陽と二つの現実 パドマ 雪の伝説を探るには 右手と左手 或る旦那の生活 寓話的な詩二篇 温和しい強盗 猿と臭い栗 国民の臍を代表して さあ・練習始め 芝居は順序よくいつてゐる 日比谷附近 多少の埃は 平民と愛 愛と衝動と叡智 文学の大根役者に与ふ 転落 インテリの硬直 喜怒哀楽の歌 怖ろしい言葉を 訴訟狂のやうに カミナリ 小説家は | |||
| 猿飛佐助 | 織田作之助 | 1時間〜 | |
火遁巻 千曲川に河童が棲んでいた昔の話である。 | |||
| 近時政論考 | 陸羯南 | 1時間〜 | |
序 モンテスキューいわく、「予の校を去るや数巻の法書を手にせり、しかしてただその精神を尋繹せり」と。 | |||
| 天主閣の音 | 国枝史郎 | 1時間〜 | |
一 元文年間の物語。 | |||
| 血の文字 | 黒岩涙香 | 1時間〜 | |
前置(著者の) 「あア/\斯うも警察のお手が能く行届き、何うしても逃れぬ事が出来ぬと知たら、決して悪事は働かぬ所だッたのに」とは或罪人が己れの悪事露見して判事の前に引据られし時の懺悔の言葉なりとかや、余は此言葉を聞き此記録を書綴る心を起しぬ、此記録を読むものは何人も悪事を働きては間職に合わぬことを覚り、算盤珠に掛けても正直に暮すほど利益な事は無きを知らん、殊に今日は鉄道も有り電信も有る世界にて警 | |||
| 武装せる市街 | 黒島伝治 | 1時間〜 | |
一 五六台の一輪車が追手に帆をあげた。 | |||
| 支倉事件 | 甲賀三郎 | 1時間〜 | |
呪の手紙 硝子戸越しにホカ/\する日光を受けた縁側へ、夥しい書類をぶち撒けたように敷散らして其中で、庄司利喜太郎氏は舌打をしながらセカ/\と何か探していた。 | |||
| 黄鳥の嘆き | 甲賀三郎 | 1時間〜 | |
一 秘密の上にも秘密にやった事だったが、新聞記者にかゝっちゃ敵わない、すぐ嗅ぎつけられて終った。 | |||
| 旗本退屈男 | 佐々木味津三 | 1時間〜 | |
一 その第十一話です。 | |||
| 旗本退屈男 | 佐々木味津三 | 1時間〜 | |
一 ――その第八話です。 | |||
| 家 | 島崎藤村 | 1時間〜 | |
一 橋本の正太は、叔父を訪ねようとして、両側に樹木の多い郊外の道路へ出た。 | |||
| 砂がき | 竹久夢二 | 1時間〜 | |
十字架 ”神は彼を罰して 一人の女性の手に わたし給へり” ああ、 わが負へる 白き十字架。 | |||
| 春の枯葉 | 太宰治 | 1時間〜 | |
人物。 | |||
| 道綱の母 | 田山花袋 | 1時間〜 | |
一 呉葉は瓜の出來る川ぞひの狛の里から、十の時に出て來て、それからずつと長く兵衞佐の家に仕へた。 | |||
| うつり香 | 近松秋江 | 1時間〜 | |
そうして、それとともにやる瀬のない、悔しい、無念の涙がはらはらと溢れて、夕暮の寒い風に乾いて総毛立った私の痩せた頬に熱く流れた。 | |||
| 狂乱 | 近松秋江 | 1時間〜 | |
一 二人の男の写真は仏壇の中から発見されたのである。 | |||
| 霜凍る宵 | 近松秋江 | 1時間〜 | |
一 それからまた懊悩と失望とに毎日欝ぎ込みながらなすこともなく日を過していたが、もし京都の地にもう女がいないとすれば、去年の春以来帰らぬ東京に一度帰ってみようかなどと思いながら、それもならず日を送るうち一月の中旬を過ぎたある日のことであった。 | |||
| 旅日記から | 寺田寅彦 | 1時間〜 | |
一 シャンハイ 四月一日 朝のうちには緑色をしていた海がだんだんに黄みを帯びて来ておしまいにはまっ黄色くなってしまった。 | |||
| 仮装人物 | 徳田秋声 | 1時間〜 | |
一 庸三はその後、ふとしたことから踊り場なぞへ入ることになって、クリスマスの仮装舞踏会へも幾度か出たが、ある時のダンス・パアティの幹事から否応なしにサンタクロオスの仮面を被せられて当惑しながら、煙草を吸おうとして面から顎を少し出して、ふとマッチを摺ると、その火が髯の綿毛に移って、めらめらと燃えあがったことがあった。 | |||
| 足迹 | 徳田秋声 | 1時間〜 | |
一 お庄の一家が東京へ移住したとき、お庄はやっと十一か二であった。 | |||
| 爛 | 徳田秋声 | 1時間〜 | |
一 最初におかれた下谷の家から、お増が麹町の方へ移って来たのはその年の秋のころであった。 | |||