作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されている岸田国士の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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二つの戯曲時代 | 岸田国士 | 1時間〜 | |
すべての革新運動と同様に、演劇の革新運動も亦、精神と形式とがつねに相伴ふものとは限らない。 | |||
野上君の処女戯曲 | 岸田国士 | 5分以内 | |
「夢を喰ふ女」は野上彰君の最初の戯曲だといふことだが、私は作者自身に朗読してもらひ、第一幕ですでにその凡手でないことを感じ、ところどころ散漫な部分はあるにはあるが、ともかく、最後まで楽しんで聴くことができた。 | |||
文学座『夢を喰ふ女』を演出して | 岸田国士 | 5分以内 | |
野上彰君の「夢を喰ふ女」の戯曲としての新しさは、現代の生活風景の中から、家族としてもつとも崩壊しやすい条件を持つている人間群をとらえて、それを心理的、もしくは思想的角度からではなく、一種の感覚的角度で、それらの人物個々の生態を描いていることと、戯曲の定石としての構成を無視して、人物の絵模様のリズミカルな動きを、そのまま投げ出していることとの二つにあると思う。 | |||
横光君といふ人 | 岸田国士 | 10分以内 | |
「文芸時代」が創刊されて間もなく、私がたしか第二作の「チロルの秋」を発表した直後、菅忠雄君から同人にならぬかといふ勧誘をうけ、会場はどこだつたか覚えてゐないが、その同人会といふのにはじめて出席した。 | |||
横光君の文学 | 岸田国士 | 5分以内 | |
横光君は疑ひもなく天才的な作家である。 | |||
S夫人への手紙 | 岸田国士 | 60分以内 | |
これから毎月一回あなたに手紙を書こうと思いたちました。 | |||
S夫人への手紙[別稿] | 岸田国士 | 10分以内 | |
四書斎を転々と方々にうつしてゐる私を、あなたはおわらひになり、また放浪癖がはじまつたとおつしやるのですが、たしかに、さういふところもないではないでせう。 | |||
田口竹男君のこと | 岸田国士 | 5分以内 | |
第一次「劇作」同人として田口君に最初会つたのは随分以前のことであつたが、「翁家」とか「京都三条通り」とかいふ作品について私は直接君になんにも言つたことはないと思ふ。 | |||
感想 | 岸田国士 | 30分以内 | |
最近は芝居も映画もあまり見ない。 | |||
いわゆる「反省」は我々を救うか | 岸田国士 | 30分以内 | |
十四五歳の頃、私は陸軍幼年学校の生徒であつたが、そういう学校へなぜはいつたか、その理由はここでは述べないことにして、とにかく、将来軍人として身を立てる覚悟で、おおむねドイツ式を採り入れたこの学校の寮生活をつづけていたのである。 | |||
人間カザノヴァの輪郭 | 岸田国士 | 30分以内 | |
カザノヴァの回想録を訳しはじめてみると、いろいろな問題が自分にも起こつて来るし、この書物の解説といふやうなものが同時になくてはならぬといふ気がするので、既に世にあらはれている文献をできるだけ探す一方、自分自身のメモもひと通り作つておきたいと思つてゐる。 | |||
横光君の印象 | 岸田国士 | 10分以内 | |
さて、横光君の死後、いろいろなひとが、この稀有な才能と人物とについて書いてゐるのを読んだが、それぞれに私にも思ひあたるところがあつて、五十歳を生きた一作家の全貌は、なかなか複雑なものだと感じるほかなかつた。 | |||
『跫音』の序にかへて | 岸田国士 | 5分以内 | |
ラジオ・ドラマといふものはなかなかむつかしいものである。 | |||
辻久一著「夜の芸術」 | 岸田国士 | 5分以内 | |
演劇は黄昏に、映画は未明にある、という意味で、この書の題はわが意を得ている。 | |||
劇文学は何処へ行くか | 岸田国士 | 30分以内 | |
私が戯曲を書きだしてからもう二十五年になる。 | |||
新劇の黎明 | 岸田国士 | 30分以内 | |
劇文学の夜は永く続いた。 | |||
生活の美しさについて | 岸田国士 | 10分以内 | |
この雑誌の前の号で、私は坪田譲治さんの文章を読み、いろいろな感慨にふけつた。 | |||
内村直也の戯曲 | 岸田国士 | 5分以内 | |
内村直也の劇作家としての出発は「秋水嶺」だと言つていい。 | |||
速水女塾に就ての雑談 | 岸田国士 | 5分以内 | |
去年の一月、久しぶりで文学座の公演をみていろいろ感慨にふけつた。 | |||
清潔な文章を買ふ | 岸田国士 | 10分以内 | |
この雑誌の前の号で、私は坪田譲治さんの文章を読み、いろいろな感慨にふけつた。 | |||
軌道(黙劇) | 岸田国士 | 10分以内 | |
人物女。 | |||
ゼンマイの戯れ(映画脚本) | 岸田国士 | 60分以内 | |
主なる人物笠原平造四十六才妻たけ子四十二才長男政二十三才娘富子二十才次男圭次八才北野良作四十五才安田某二十六才此の「物語」は、特別の指定以外、どの部分を画面で表し、どの部分を字幕で、また、どの部分を「説明」で補はうとも、それは監督の自由である。 | |||
驟雨(一幕) | 岸田国士 | 60分以内 | |
人物朋子譲恒子家政婦時六月の午後所洋風の客間を兼ねた書斎[#改ページ]朋子が割烹着を脱ぎながら、慌ただしくはひつて来る。 | |||
屋上庭園 | 岸田国士 | 30分以内 | |
人物並木その妻三輪その妻所或るデパアトメントストアの屋上庭園時九月半ばの午後[#改ページ]二組の夫婦が一団になつて、雑談を交してゐる。 | |||
村で一番の栗の木(五場) | 岸田国士 | 1時間〜 | |
亮太郎あや子その他無言の人物数人[#改ページ]第一場山間の小駅――待合室真夏の払暁。 | |||
賢婦人の一例(一幕) | 岸田国士 | 30分以内 | |
橋本夫人渥美登静間氏静間弓子女中東京の郊外――初冬――午後二時頃。 | |||
温室の前 | 岸田国士 | 60分以内 | |
大里貢同牧子高尾より江西原敏夫東京近郊である。 | |||
遂に「知らん」文六(三場) | 岸田国士 | 60分以内 | |
河津文六妻おせい倅廉太娘おちか梶本京作お園其他亡者、鬼など大勢時――大正×××年一月三十二日処――大都会の場末[#改ページ]第一場舞台は麺麭屋の店に続いた茶の間であるが、正面は障子の心もちにて全体に白幕。 | |||
百三十二番地の貸家 | 岸田国士 | 60分以内 | |
人物宍戸第三毛谷啓同京子目羅冥同宮子甲斐加代子婦人[#改ページ]第一場東京近郊の住宅地――かの三間か四間ぐらゐの、棟の低い瓦家――「貸家」と肉太に書いた紙札が、形ばかりの門柱を隔てて、玄関の戸に麗々しく貼つてある。 | |||
可児君の面会日 | 岸田国士 | 60分以内 | |
可児君可児夫人女中織部木暮妙鳥居冬駒井毛利泊斎田[#改ページ]一月十二日午後――極めて平凡な客間兼書斎可児君今日こそゆつくり寝てゝもよかつたんだ。 | |||
落葉日記(三場) | 岸田国士 | 1時間〜 | |
東京の近郊――雑木林を背にしたヴイラのテラス老婦人収アンリエツト弘秋の午後――[#改ページ]長椅子が二つ、その一方に老婦人、もう一方に青年が倚りかかつてゐる。 | |||
ヂアロオグ・プランタニエ(対話) | 岸田国士 | 30分以内 | |
由美子このごろ、町田さん、あなたのお宅へ、たび/\いらつしやるんですつて?奈緒子えゝ、あなたのおうちへいらつしやるやうにね。 | |||
新年狂想曲 | 岸田国士 | 10分以内 | |
登場人物緑衣の男紫衣の女白衣の少年黒衣の老人舞台闇黒――やがて、遠景に弧形の地平線が現れ、その上部は次第に白光を放ち、幕の閉ぢる前には、舞台全体が暁の色に包まれる。 | |||
対話 | 岸田国士 | 1時間〜 | |
これは雑誌「悲劇喜劇」が、現在の演劇に対する種々の質問を読者から蒐め、同誌編集部がそれを要約して提出した問題に対して感想を述べたものである。 | |||
俳優と現代人の生活(対話Ⅴ) | 岸田国士 | 30分以内 | |
A(編集者)先月、日本の俳優は、芝居するという目先のことにとらわれすぎて、演技にフクラミがない、というようなお話がありましたが、これはやはり歌舞伎なんかのやり方と関係があるでしようか……。 | |||
『物言う術』の序に代へて | 岸田国士 | 5分以内 | |
われわれが昔からその実体をもたぬわけではないのに、それがひとつの概念として規定されず、従つて、それを指し示す共通の言葉が生れなかつた、といふ例は、枚挙にいとまがない。 | |||
福田恆存君の「キティ颱風」 | 岸田国士 | 10分以内 | |
福田恆存君の戯曲「キティ颱風」を読んで非常に面白かつた。 | |||
中村伸郎 | 岸田国士 | 5分以内 | |
近代俳優の特色が、いはゆる限られた役柄をもたぬところにあるとすれば、中村伸郎はまさに、さういふ俳優の一人である。 | |||
「娼婦マヤ」評 | 岸田国士 | 5分以内 | |
ギャンチヨンの戯曲「マヤ」は、もう、フランス劇壇の独占物ではなく、世界の舞台の演目のなかに数へられる傑作の一つとなつた。 | |||
選後に | 岸田国士 | 5分以内 | |
今度は読みごたへのある作品が多く、だいたい粒がそろつてゐて、たいへん張り合ひがあつた。 | |||
秘伝の名訳 | 岸田国士 | 5分以内 | |
外国作品の翻訳を思いたつのには、いろいろの名目と動機があり、また、その翻訳の態度にもさまざまな流儀と型がある。 | |||
岩田夫人の死を悼む | 岸田国士 | 10分以内 | |
本誌の読者は「夫婦百景」の筆者獅子文六が、同時に岩田豊雄であることぐらいはご承知であろう。 | |||
先駆者小山内薫 | 岸田国士 | 30分以内 | |
演劇の分野において、明治時代は真に革新と名づけられるやうな芸術運動も、啓蒙事業も殆ど企てられてゐない。 | |||
棄権 | 岸田国士 | 5分以内 | |
今度の芥川賞の銓衡には、私は選者としての任務を果すことができなかつた。 | |||
コポオの弟子たち | 岸田国士 | 10分以内 | |
今の日本ではさういふことはあるまいけれど、私が三十年前にパリへ出掛けた頃は、仏蘭西に於ける新しい演劇界の消息といふものは、かいもく見当がつかぬ有様であつた。 | |||
雲の会 | 岸田国士 | 10分以内 | |
新しい演劇の芽は、どういふところに発生し、その芽はどうすれば健全に伸び育つかといふことを、私はこの二十年絶えず考へつゞけて来た。 | |||
一言(「道遠からん」について) | 岸田国士 | 5分以内 | |
わたくしは劇作といふ仕事を通じて、現代における、「喜劇」の存在理由をますます強く感じるやうになり、その精神の探究と、形式の確立のために、おぼつかない努力をしつづけて来た。 | |||
生活から学ぶ | 岸田国士 | 5分以内 | |
わたくしが子供の頃から身につけた習慣といえば、一般日本人なみの習慣以外になにもこれといつて取り立てて言うほどのことはない。 | |||
『えり子とともに』の序に代へて | 岸田国士 | 5分以内 | |
内村直也の名は、いまや天下の知るところで、私の序文はこの書物になにものも附け足すことにはならぬが、需められるまゝに、「えり子とともに」の作者について、私の観るところを少し語ることにしよう。 | |||
述懐 | 岸田国士 | 30分以内 | |
真夜なかにふと眼が覚めた。 |