青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 初恋 | 中原中也 | 5分以内 | |
最も弱いものは 弱いもの―― 最も強いものは 強いもの―― タバコの灰は 霧の不平―― 燈心は 決闘―― 最も弱いものが 最も強いものに―― タバコの灰が 燈心に―― 霧の不平が 決闘に 嘗てみえたことはありませんでしたか? ――それは初恋です | |||
| 冬至の南瓜 | 窪田空穂 | 10分以内 | |
十二月二十二日、冬日ざしが眩しく照つてはゐるが、めつきりと寒くなつた日の午後、A君といふ、青年と中年の中間年輩の人が、用足しに来た。 | |||
| 進化論より見たる沖縄の廃藩置県 | 伊波普猷 | 10分以内 | |
沖縄在来の豚は小さいが、この頃舶来したバークシャーは大きい。 | |||
| 八戒に遭った話 | 中谷宇吉郎 | 10分以内 | |
もう十年昔の話になるが、学士院賞を貰った時に、その金で『東瀛珠光』と『西域画聚成』とを買ったことがある。 | |||
| 乞食の名誉 | 伊藤野枝 | 60分以内 | |
一 深い悩みが、其の夜も、とし子を強く捉へてゐた。 | |||
| 新婚旅行 | 正宗白鳥 | 30分以内 | |
新婚旅行 例年の如く、晩秋のこの頃は、黄ろい葉や紅い葉で色取られて、箱根の山は美しい。 | |||
| 六甲山上の夏 | 九条武子 | 5分以内 | |
薄紫の可憐な松虫草は、大空の星が落した花のような塵にもまみれず、爽やかな夏の朝を、高原のそこここに咲いていた。 | |||
| 妖怪学講義 | 井上円了 | 5分以内 | |
余は、数年来研究せる四百余種の妖怪を八大部門に分かち、一昨年一年間を期して講述し、一時その筆記を印刷して有志諸氏に配布したりしが、その後、四方より続々購読を望まるるものありとて、書肆より切に再版を請求しきたれるをもって、ここに旧稿のまま再び印刷に付することとなす。 | |||
| 徹底的な浜尾君 | 甲賀三郎 | 5分以内 | |
浜尾四郎君は鋭い頭の持主であった。 | |||
| 艶容万年若衆 | 三上於菟吉 | 1時間〜 | |
呉羽之介、露月と不忍池畔に奇遇の事 揺るぎ無い御代は枝を吹く風の音も静かに明け暮れて、徳川の深い流れに根をひたした江戸文明の巨木には、豪華艶美を極めた花房が、今をさかりに咲き盛かり、散って萎れる末の世のかなしみの気配をば、まだこればかりも見せぬ元禄時代の、さる年の晩春初夏に、この長物語ははじまります。 | |||
| 冬の夜がたり | 永井荷風 | 30分以内 | |
何歳ごろの事であつたか、はつきりとは思返すことができないのであるが、然し其時の記憶は半世紀あまりを過ぎた今日に至るまで、かすかながら心の奥に残されてゐる。 | |||
| 海辺の窓 | 三好達治 | 10分以内 | |
破風をもる煙かすかに 水をくむ音はをりふし この庵に人はすめども 日もすがら窓をとざせり 自らかう歌つた私の家の海にむかつた窓はその前に藤棚のたふれたのがいつまでもたふれたままで、それが新らしく芽をふき蔓をのばし、白き花房が気ままに咲き乱れる時分になつても、めつたに雨戸を繰つて開け放たれたことがない。 | |||
| ケシの花 | 三好達治 | 5分以内 | |
ケシの花はマリー・ロランサンの絵を思はしめる。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 「親分、東両国にたいそうな小屋が建ちましたね。あッしは人に誘われて二三度覗きましたが、いや、その綺麗さというものは」 八五郎は相変らず江戸中のニュースを掻き集めて、親分の銭形平次のところへ持って来るのでした。 | |||
| 死ね! | 豊島与志雄 | 30分以内 | |
私と彼とは切っても切れない縁故があるのだが、逢うことはそう屡々ではない。 | |||
| 漱石の人物 | 和辻哲郎 | 30分以内 | |
私が漱石と直接に接触したのは、漱石晩年の満三個年の間だけである。 | |||
| 人間生活の矛盾 | 丘浅次郎 | 60分以内 | |
一 今日の世の中ほど人間のすることが互いに矛盾した時代はかつてあったであろうか。 | |||
| オルゴール | 三好達治 | 30分以内 | |
人形のをぢさん守屋三郎さんは、支那文学の奥野信太郎さんと漫画家の横山隆一さんとの丁度中間位の恰幅であつて、容貌はどこやらそのお二人に似てゐる。 | |||
| 寝たらぬ日記 | 横光利一 | 5分以内 | |
櫻草が雨に濡れたまま圓陣を造つてゐる。 | |||
| 島からの帰途 | 田山花袋 | 30分以内 | |
KとBとは並んで歩きながら、 『向うから見たのとは、感じがまた丸で違ふね?』 『本当だね……』 『第一、こんな大きな、いろいろなもののあるところとは思はなかつた。 | |||
| 飯坂ゆき | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 旅は此だから可い――陽氣も好と、私は熟として立つて視て居た。 | |||
| 泡鳴五部作 | 岩野泡鳴 | 1時間〜 | |
一 「おい、あの婆アさんが靈感を得て來たやうだぜ。」 「れいかんツて――?」 「云つて見りやア、まア、神さまのお告げを感づく力、さ。」 「そんな阿呆らしいことツて、ない。」 「けれど、ね、さうでも云はなけりやア、お前達のやうな者にやア分らない。――どうせ、神なんて、耶蘇教で云ふやうな存在としてはあるものぢやアない。從つて、神のお告げなどもないのだから、さう云つたところで、人間がその奧ぶかいところ | |||
| 心の王者 | 太宰治 | 10分以内 | |
先日、三田の、小さい学生さんが二人、私の家に参りました。 | |||
| 雑感 | 折口信夫 | 30分以内 | |
一 へるまあの喜劇「人形の家」 久しぶりで又、「人形の家」が、町の話題に上つてゐる。 | |||
| リップ・ヴァン・ウィンクル | ワシントン・アーヴィング | 60分以内 | |
水曜日の名が由来した、 サクソン人の神ウォーデンに 誓って言う。 | |||
| 老苦 | 徳田秋声 | 30分以内 | |
「ではお父さんは三ちやんと一緒に寝台自動車に乗つて行つて下さい。僕は電車で行きますから。」 「あら、さう。」 「病院までは僕も一緒に乗つて行きますから。」 「よし/\。」 「T老院長は患者に愛著をもつてゐます。どうしても癒さうとしてゐます。あの海岸の療養所にこの夏一杯もゐたら、づつと快くなるでせう。費用もかけさせないやうにと、心配してくれてゐるんです。あゝ云ふ患者が、一家のうちに一人出ると、中産階 | |||
| 書狼書豚 | 辰野隆 | 30分以内 | |
古は渇して盗泉の水を飲まず、今は盗泉の名を改めて飲む。 | |||
| 傷心 | ワシントン・アーヴィング | 30分以内 | |
わたしは聞いたことがない 悩みのないまことの愛というものを。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 「親分、大変な野郎が来ましたぜ」 ガラッ八の八五郎は、拇指で自分の肩越しに指しながら、入口の方へ顎をしゃくってみせます。 | |||
| 塩の風趣 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
戦争前の話であるが、京橋のあたりに、K鮨という鮨屋があった。 | |||
| 田原坂合戦 | 菊池寛 | 30分以内 | |
西郷降盛が兵を率いて鹿児島を発したときの軍容は次の通りである。 | |||
| 春 | 太宰治 | 5分以内 | |
もう、三十七歳になります。 | |||
| 『蒲団』を書いた頃 | 田山花袋 | 10分以内 | |
一 『何うして、あんな「蒲団」のやうな作が歓迎されたでせうな?』かうある人が言つたが、作者自身でも、何うしてあんな作が今でも売れてゐるかと思はれるほどである。 | |||
| 沼津千本松原 | 若山牧水 | 10分以内 | |
私が沼津に越して来ていつか七年経つた。 | |||
| 雪の障子 | 島崎藤村 | 5分以内 | |
めずらしいものが降った。 | |||
| 現代学生立身方法 | 大隈重信 | 5分以内 | |
まず的確なる目的を定めよ 現今多数の青年の各自に志すところは十人十色、種々多様であろう。 | |||
| 芥川竜之介論 | 堀辰雄 | 1時間〜 | |
1 芥川龍之介を論ずるのは僕にとつて困難であります。 | |||
| ひとつのパラソル | 田山花袋 | 30分以内 | |
一 大学生のKが春の休みに帰つてからもう三日になつた。 | |||
| 空手道の起原と其の沿革 | 島袋源一郎 | 5分以内 | |
拙著沖縄案内、風俗の章に「唐手」の一項を掲げて置いたが、之はカラ手に関する文献や資料に乏しき為め、首里に於て発表せられた一部人士の研究を参考にして書いたので妥当を欠くが故に此に之を訂正して置く。 | |||
| モンテーニュ随想録 | ミシェル・エケム・ド・モンテーニュ | 1時間〜 | |
第一章 人さまざまの方法によって同じ結果に達すること このエッセーは開巻第一に置かれているけれども、それは決して最初期に属するからではない。 | |||
| 伊良湖岬 | 田山花袋 | 30分以内 | |
一 豊橋から田原に行く間は、さう大してすぐれたところもなかつたけれども――馬上に氷る影法師と芭蕉が詠んだあまつ縄手が長くつゞいてゐるばかりであつたけれども、田原が近くなると、江山の姿が次第に凡でなくなつて来た。 | |||
| 墓の上に墓 | 田山花袋 | 30分以内 | |
銘々に、代り代り人生の舞台に出て行く形が面白いではないか。 | |||
| 我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか | 大隈重信 | 10分以内 | |
なぜ世人は直ぐ衰えるのか 人間は百二十五歳までの寿命をもっておるというのが我輩予ての説である。 | |||
| 運命と人 | 有島武郎 | 10分以内 | |
○ 運命は現象を支配する、丁度物体が影を支配するやうに。 | |||
| 碧蹄館の戦 | 菊池寛 | 60分以内 | |
鶏林八道蹂躙之事 対馬の宗義智が、いやがる朝鮮の使者を無理に勧説して連れて来たのは天正十八年七月である。 | |||
| ランボオ詩集≪学校時代の詩≫ | ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー | 30分以内 | |
1 Ver erat 春であつた、オルビリウスは羅馬で病ひに苦しんでゐた 彼は身動きも出来なかつた、無情な教師、彼の剣術は中止されてゐた その打合ひの音は、我が耳を聾さなかつた 木刀は、打続く痛みを以つて我が四肢をいためることをやめてゐた。 | |||
| 特殊部落の人口増殖 | 喜田貞吉 | 30分以内 | |
1 特殊部落人口増殖の事実 我が国には古え天益人の語があって、人口が日々増加しつつあることは、太古以来既に認められておった。 | |||
| 余はベンメイす | 坂口安吾 | 30分以内 | |
先日朝日評論のO氏現れ、開口一番、舟橋聖一のところには日に三人の暴力団が参上する由だが、こちらはどうですか、と言う。 | |||
| 大雨の前日 | 伊藤左千夫 | 10分以内 | |
此頃は実に不快な天候が続く。 | |||
| 父 | モーリス・ルヴェル | 30分以内 | |
最後の一耘の土を墓穴へかぶせてしまって、お終いの挨拶がすむと、父子はゆったりした歩調で家の方へ帰って行ったが、その一歩一歩がひどく大儀そうであった。 | |||