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一九五〇年の殺人

海野十三

『一九五〇年の殺人』は青空文庫で公開されている海野十三の短編作品。2,466文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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10分以内
2,466文字
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書出

「旦那人殺しでがすよ」 「ナニ人殺しだって? 何処だッ、誰が殺されたのだッ、原稿の頁が無いのだ、早く云え」 「そッそんなに急いでも駄目です。場所は向うの橋の下ですよ。手足がバラバラになっていまさあ、いわゆるバラバラ事件というやつでナ」 「被害者の人相に見覚えは無いかネ」 「ああバラバラじゃ、人相は判りっこなしでさあ」 「じゃ直ぐに行ってみよう。さあ急げッ」  捜査課は総出で、現場へ急行した。

初出「モダン日本」1934(昭和9)年7月号
底本海野十三全集 第5巻 浮かぶ飛行島
表記
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