30分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
651-700件 / 全4,258件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 日本の将来 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
しばらく日本をはなれていると、いろいろなことを考えるが、結局のところやはり一番気になるのは、日本の将来という問題である。 | |||
| 雲のいろ/\ | 幸田露伴 | 30分以内 | |
夜の雲 夏より秋にかけての夜、美しさいふばかり無き雲を見ることあり。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「わツ、親分」 まだ明けきらぬ路地を、鐵砲玉のやうに飛んで來たガラツ八の八五郎。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「親分、是非逢ひ度いといふ人があるんだが――」 初冬の日向を追ひ乍ら、退屈しのぎの粉煙草を燻して居る錢形平次の鼻の先に、ガラツ八の八五郎は、神妙らしく膝つ小僧を揃へるのでした。 | |||
| 蛍 | 織田作之助 | 30分以内 | |
登勢は一人娘である。 | |||
| 芥川竜之介を哭す | 佐藤春夫 | 30分以内 | |
最後まで理智を友としたやうに見える芥川龍之介を弔ふためには、故人もこれを厭ふたところの感傷の癖をさけて、評論の形を以てこれを爲すことを、僕の友人の良き靈は宥してくれるだらうと思ふ。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「親分、良い陽氣ですね」 「何んだ、八にしちや、大層お世辭が良いぢやないか。何にか又頼み度い事があるんだらう。金か御馳走か、それとも色の取持か。どつちだ」 錢形平次と八五郎は、斯んな調子で話を始めたのです。 | |||
| 新奇談クラブ | 野村胡堂 | 30分以内 | |
第三の話の選手 「道具立てが奇抜だから話が奇抜だとは限りません。私の秘蔵の奇談は、前半だけ聞くと、あり来りの講釈種の如く平凡ですが、後半を聞くと、聊斎志異か剪灯新話にある、一番不思議な話よりも不思議な積りです。どうぞ、途中で――何んだつまらない――なんて仰しゃらずに、最後の一句までお聴きを願います」 第三の「話の選手」増田晋は、斯う言った調子で始めました。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 兩國橋を中心に、大川の水の上にくり擴げられた夏の夜の大歡樂の中を、龜澤町の家主里見屋吉兵衞の凉み船は、上手へ、上手へと漕いで行きました。 | |||
| 科学の限界 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
今世紀にはいってからの科学の進歩には、まことに目ざましいものがあった。 | |||
| 校長 | 中原中也 | 30分以内 | |
田舎の県立中学で歴史の教師をしてゐた彼が、今度京都の或私立中学の校長を勉めることになつた。 | |||
| 幽香嬰女伝 | 佐藤春夫 | 30分以内 | |
はしがき この稿はもと『群像』三月号に『幽明界なし』と題して発表したものであるが、本誌『大法輪』編輯部がその取材に興味を持ったものか、転載を希望して作者の許可を求めた。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「親分、旅をしませんか、良い陽氣ですぜ」 ガラツ八の八五郎はまた斯んな途方もないことを持込んで來たのです。 | |||
| 世界新秩序の原理 | 西田幾多郎 | 30分以内 | |
世界はそれぞれの時代にそれぞれの課題を有し、その解決を求めて、時代から時代へと動いて行く。 | |||
| 死屍を食う男 | 葉山嘉樹 | 30分以内 | |
いろんなことを知らないほうがいい、と思われることがあなた方にもよくあるでしょう。 | |||
| 汽車で逢つた女 | 室生犀星 | 30分以内 | |
二丁目六十九番地といふのは、二軒の家を三軒にわけたやうな、入口にすぐ階段があつて、二階が上り口の四疊半から見上げられる位置にあつた。 | |||
| 閑山 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
昔、越後之国魚沼の僻地に、閑山寺の六袋和尚といって近隣に徳望高い老僧があった。 | |||
| 結婚 | 中勘助 | 30分以内 | |
姉の死と同時に私のところの家庭はもう久しく予期された行きづまりに到著した。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 錢形平次は久し振りに田舍祭を見物に出かけました。 | |||
| 動物界における善と悪 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
善とは何か、悪とは何か、善はなにゆえになすべきか、悪はなにゆえになすべからざるか等の問題は、すでに二千何百年も前のギリシア時代から今日にいたるまで、大勢の人々の論じたところであるが、昔の賢人の説いたところも、今の学者の論ずるところも、みな万物の霊たる人間についてのことばかりで、他の動物一般に関したことはほとんど皆無のようであるから、この点について日ごろ心に浮かんだことを試みに短くここに述べてみよう | |||
| 台湾の姿態 | 豊島与志雄 | 30分以内 | |
台湾の印象は、まず山と川から来る。 | |||
| 曽我の暴れん坊 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
出家の代り元服して勘当のこと ある朝、曾我の太郎が庭へでてみると、大切にしている桜の若木がスッポリ切られている。 | |||
| 木枯の酒倉から | 坂口安吾 | 30分以内 | |
発端 木枯の荒れ狂う一日、僕は今度武蔵野に居を卜そうと、ただ一人村から村を歩いていたのです。 | |||
| 押入れ随筆 | 吉川英治 | 30分以内 | |
持ちもの嫌い ひとにはバカげていても、自分にはゆるせない潔癖がたれにもある。 | |||
| 人馬のにひ妻 | ロード・ダンセイニ | 30分以内 | |
彼の二百五十歳の朝、人馬シエッペラアクは人馬の族の宝物の在る黄金の櫃に行って、その櫃に納められた護身符を取り出した。 | |||
| 旅人 | 林芙美子 | 30分以内 | |
斷崖絶壁の山道を往復四十里して、吉野川の下流、白地の村まで下つて來ると、恍惚の景色にも大分辟易して來てゐて、乘合自動車もろとも、河の中へ眞逆さまに落ちこんでしまひたくなつてゐる。 | |||
| 無法な火葬 | 小泉八雲 | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] 一八七四年十一月九日 エンクワイヤラア紙上に社會面記事として執筆せしもの。 | |||
| くづれた土手 | 田山花袋 | 30分以内 | |
一 一夜すさまじく荒れた颱風の朝、Kはいつもよりも少し遅れて家を出た。 | |||
| 面 | 富田常雄 | 30分以内 | |
巣鴨の拘置所から、戦犯容疑者としての嫌疑が晴れて釈放されたわしが、久しぶりに大磯の「圓月荘」の扁額をかけた萱門の戸摺石の上に立った時、最初に、耳ばかりでなく、体全体に響き渡る様に聞えたのは波の音であった。 | |||
| 災難雑考 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
大垣の女学校の生徒が修学旅行で箱根へ来て一泊した翌朝、出発の間ぎわに監督の先生が記念の写真をとるというので、おおぜいの生徒が渓流に架したつり橋の上に並んだ。 | |||
| 死の舞踏 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「珍らしい事があるものだネ、東京の佐良井から手紙が来たよ」 「幽香子さんからですか」 「イヤ、あの厭な亭主野郎からだ」 「まあ」 愛子は、その可愛らしい眼を一杯にあけて、非難するような、だけど、少し道化たような表情を私に見せるのでした。 | |||
| 沙漠の美姫 | 国枝史郎 | 30分以内 | |
一 「君は王昭君をどう思うね?」 私は李白にこうきいてみた。 | |||
| 私の青年時代 | 山之口貘 | 30分以内 | |
人間は、生れてしばらくの間を赤ん坊と言われ、そのうちに幼年、少年、青年、壮年、老年という順を経て、墓場に永住することになるわけである。 | |||
| 新憲法の解説 | 日本国 | 30分以内 | |
日本國民は、正當に選擧された國會における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸國民との協和による成果と、わが國全土にわたつて自由のもたらす惠澤を確保し、政府の行爲によつて再び戰爭の慘禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主權が國民に存することを宣言し、この憲法を確定する。 | |||
| 猪鹿蝶 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
いつお帰りになって? 昨夜? よかったわ、間にあって……ちょいと咲子さん、昨日、大阪から久能志貴子がやってきたの。 | |||
| 放心教授 | 森於菟 | 30分以内 | |
「先達ては老生の面倒なる御願に対し早速御調査詳細の御回答下され難有存候。然る所貴文中○○大学教授○○○○氏現存の如く御認め有之候も同博士は××大学教授にしてたしかに昨年中物故せられ居候。賢弟も愈々完全なる Zerstreuter Professor になられたるものと感服仕候。呵々。」これは永年ドイツに滞在している親戚のH教授から私への書信の一節である。 | |||
| 銀鼎 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 汽車は寂しかつた。 | |||
| 情状酌量 | モーリス・ルヴェル | 30分以内 | |
フランソアズは倅が捕縛されたということを新聞で読んでぎょっとした。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「親分、お早やうございます。――お玉ヶ池の邊に、妙な泥棒がはやるさうですね」 ガラツ八の八五郎は、朝の挨拶と一緒に、斯うニユースを持つて來るのが、長い間の習慣でした。 | |||
| 大阪の反逆 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
将棋の升田七段が木村名人に三連勝以来、大阪の反逆といふやうなことが、時々新聞雑誌に現れはじめた。 | |||
| 万葉集のなり立ち | 折口信夫 | 30分以内 | |
一 奈良の宮の御代 万葉集一部の、大体出来上つたのは何時か。 | |||
| 諜報部秘話 | フレッド・M・ホワイト | 30分以内 | |
[#改ページ] 「獄悶絶死、獄悶絶死、獄悶絶死、獄悶絶死、新郎新婦、新郎新婦、獄悶絶死、獄悶絶死、獄悶絶死、獄悶絶死、新郎新婦、新郎新婦」 こんな狂気の繰り言がニュートン・ムーアの脳にこびりついたのはガタゴト突っ走る長距離鉄道のせい。 | |||
| 山椒魚 | 岡本綺堂 | 30分以内 | |
K君は語る。 | |||
| 北村透谷の短き一生 | 島崎藤村 | 30分以内 | |
北村透谷君の事に就ては、これまでに折がある毎に少しずつ自分の意見を発表してあるから、私の見た北村君というものの大体の輪廓は、已に世に紹介した積りである。 | |||
| 身上話 | 森鴎外 | 30分以内 | |
「御勉強。」 障子の外から、小聲で云ふのである。 | |||
| 日本探偵小説界寸評 | 国枝史郎 | 30分以内 | |
一 二十八歳で博士号を得た、不木小酒井光次氏は、素晴らしい秀才といわざるを得ない。 | |||
| 漁師の娘 | 徳冨蘆花 | 30分以内 | |
一 常陸の国霞が浦の南に、浮島と云って、周囲三里の細長い島がある。 | |||
| 映画界・小言幸兵衛 | 小津安二郎 | 30分以内 | |
阿呆が監督しても客は来る 蟻を見るたびに感心する。 | |||
| 彼 第二 | 芥川竜之介 | 30分以内 | |
一 彼は若い愛蘭土人だった。 | |||
| 怪夢 | 夢野久作 | 30分以内 | |
工場 厳かに明るくなって行く鉄工場の霜朝である。 | |||
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