30分以内で読める林不忘の短編作品

青空文庫で公開されている林不忘の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1-10件 / 全10件

作品名	著者	読了時間	文字数	書き出し
寛永相合傘	林不忘	30分以内	8,488	つまらないことから、えて大喧嘩になる。
つまらないことから、えて大喧嘩になる。
口笛を吹く武士	林不忘	30分以内	11,857	無双連子「ちょっと密談――こっちへ寄ってくれ。
無双連子「ちょっと密談――こっちへ寄ってくれ。
仇討たれ戯作	林不忘	30分以内	11,514	六樹園石川雅望は、このごろいつも不愉快な顔をして、四谷内藤新宿の家に引き籠って額に深い竪皺を刻んでいた。
六樹園石川雅望は、このごろいつも不愉快な顔をして、四谷内藤新宿の家に引き籠って額に深い竪皺を刻んでいた。
釘抜藤吉捕物覚書	林不忘	30分以内	10,105	早いのが飛鳥山。
早いのが飛鳥山。
早耳三次捕物聞書	林不忘	30分以内	6,362	いやもう、いまから考えると途方もないようだが、元治元年といえば御維新の四年前で、蛤御門の変、長州征伐、おまけに英米仏蘭四カ国の聯合艦隊が下関を砲撃するなど、とかく人心が動揺している。
いやもう、いまから考えると途方もないようだが、元治元年といえば御維新の四年前で、蛤御門の変、長州征伐、おまけに英米仏蘭四カ国の聯合艦隊が下関を砲撃するなど、とかく人心が動揺している。
早耳三次捕物聞書	林不忘	30分以内	10,643	第一話四谷の菱屋横町に、安政のころ豆店という棟割長屋の一廓があった。
第一話四谷の菱屋横町に、安政のころ豆店という棟割長屋の一廓があった。
早耳三次捕物聞書	林不忘	30分以内	11,200	人影が動いた、と思ったら、すうっと消えた。
人影が動いた、と思ったら、すうっと消えた。
早耳三次捕物聞書	林不忘	30分以内	11,675	友人の書家の家で、私は経師屋の恒さんと相識になったが、恒さんの祖父なる人がまだ生きていて、湘南のある町の寺に間借りの楽隠居をしていると知ったので、だんだん聞いてみると、このお爺さんこそ安政の末から万延、文久、元治、慶応へかけて江戸花川戸で早耳の三次と謳われた捕物の名人であることがわかった。
友人の書家の家で、私は経師屋の恒さんと相識になったが、恒さんの祖父なる人がまだ生きていて、湘南のある町の寺に間借りの楽隠居をしていると知ったので、だんだん聞いてみると、このお爺さんこそ安政の末から万延、文久、元治、慶応へかけて江戸花川戸で早耳の三次と謳われた捕物の名人であることがわかった。
釘抜藤吉捕物覚書	林不忘	30分以内	10,969	「はいっ。
「はいっ。
釘抜藤吉捕物覚書	林不忘	30分以内	11,339	土蔵破りで江戸中を騒がし長い草鞋を穿いていた卍（まんじ）の富五郎という荒事の稼人、相州鎌倉は扇が谷在の刀鍛冶不動坊祐貞方へ押し入って召捕られ、伝馬町へ差立てということになったのが、それが鶴見の夜泊りで獄口を蹴って軍鶏籠抜けという早業を見せ、宿役人の三人も殺めた後、どうやらまたぞろお膝下へ舞い戻ったらしいとの噂とりどり。
土蔵破りで江戸中を騒がし長い草鞋を穿いていた卍（まんじ）の富五郎という荒事の稼人、相州鎌倉は扇が谷在の刀鍛冶不動坊祐貞方へ押し入って召捕られ、伝馬町へ差立てということになったのが、それが鶴見の夜泊りで獄口を蹴って軍鶏籠抜けという早業を見せ、宿役人の三人も殺めた後、どうやらまたぞろお膝下へ舞い戻ったらしいとの噂とりどり。