60分以内で読める青空文庫の中編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 貧乏な少年の話 | 新美南吉 | 60分以内 | |
一 六年生の加藤大作君が、人通りのない道を歩いてくると、キャラメルの箱が一つ落ちていた。 | |||
| 姫たちばな | 室生犀星 | 60分以内 | |
はじめのほどは橘も何か嬉しかった。 | |||
| マル及ムレについて | 木暮理太郎 | 60分以内 | |
本稿は昭和十一年十一月十五日霧の旅会で催した集会の席上に於て述べたもので、謂わば私の物ずきな地名穿鑿の際にふと思い付いた考に過ぎないのであるが、山名や地名などを考証する場合、時としてはこうした方面も考慮に入れて然る可きではあるまいかと思うので、本誌に掲載して読者の一粲を博することにした、何かの御参考ともなれば幸である。 | |||
| 託児所をつくれ | 小熊秀雄 | 60分以内 | |
一 この長詩を書くための材料に 本棚を熱心にかきまはしたが 探す本は発見らない 黒表紙で五十頁余りの 吉田りん子といふ詩人の 『酒場の窓』といふ詩集だ、 捨て難いものがあつて 時々本棚の整理で本を売り飛ばす時も 傍に除けてをくのだから 何処かにまぎれ込んでゐるに相違ない 私は彼女を『奇蹟の女王』と名づけてゐる。 | |||
| 平塚明子論 | 伊藤野枝 | 60分以内 | |
最近の我国婦人解放運動の第一人者として常に注目されつゝあるらいてう平塚明氏に就いて、これ迄公にされたものは可なり多い、或は氏の事業に就いて、或はその私生活について思想について人となりについて。 | |||
| 小さな王国 | 谷崎潤一郎 | 60分以内 | |
貝島昌吉がG県のM市の小学校へ転任したのは、今から二年ばかり前、ちょうど彼が三十六歳の時である。 | |||
| 人魚の嘆き | 谷崎潤一郎 | 60分以内 | |
むかし/\、まだ愛親覚羅氏の王朝が、六月の牡丹のやうに栄え耀いて居た時分、支那の大都の南京に孟世※と云ふ、うら若い貴公子が住んで居ました。 | |||
| 御馬印拝借 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 土田源七郎が来たという取次をきいて、三村勘兵衛はうんと頷きながら口をへの字なりにひき結んだ。 | |||
| 笠折半九郎 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
失火 一 喧嘩は理窟ではない、多くはその時のはずみである、理窟のあるものならどうにか納りもつくが、無条理にはじまるものは手がつけられない、笠折半九郎と畔田小次郎との喧嘩がその例であった。 | |||
| 菊月夜 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「珍しい到来物があったのでね。茶を淹れてきましたよ」 若いはしたに茶道具を持たせて、そういいながらはいって来た母親のようすを見たとき、信三郎はすぐになにかはなしが出るなと思った。 | |||
| 主計は忙しい | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 持って生れた性分というやつは面白い。 | |||
| 紅梅月毛 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 慶長十年二月はじめの或る日、伊勢のくに桑名城のあるじ本多中務大輔忠勝の家中で、馬術に堪能といわれる者ばかり十六人が城へ呼ばれた。 | |||
| 三十二刻 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「到頭はじめました」 「そうか」 「長門どのでも疋田でも互いに一族を集めております。大手の木戸を打ちましたし、両家の付近では町人共が立退きを始めています」 「ではわしはすぐ登城しよう」 「いやただ今お触令がございまして、何分の知らせをするまで家から出ぬようにとのことです。騒動が拡がってはならぬという思召でしょう。しかし用意だけはいたしておきます」 父と兄とが口早に話している隣の部屋から、娘 | |||
| 秋風不帰 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「ねえお侍さん、乗っておくれよ」 「しようのない奴だな」 狩谷夏雄は苦笑しながら振返って、 「何度も云う通り拙者は城下まで行くのだ、ここはもう柳繩手の町外れではないか、ここから馬に乗ってどうするのだ」 「それでも、……ねえ乗って下さいよ、……じゃなければ草鞋を一足買っておくんなさい、お侍さんのは、もう緒が切れそうだよ」 年は十六か七であろう、まっ黒に日焼けのした顔に似合わず、頬冠りの下か | |||
| 粗忽評判記 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 苅田久之進は粗忽者という評判である。 | |||
| だだら団兵衛 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 雨もよいの生温い風が吹いている。 | |||
| 土佐の国柱 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「高閑さま、召されます」 「…………」 「高閑さま、高閑さま」 連日のお伽の疲れで、坐ったまま仮睡をしていた高閑斧兵衛は、二度めの呼声ではっと眼をさました。 | |||
| 壺 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 寛永十二年十一月の或る日、紀伊のくに新宮の町の万字屋という宿に、木村外記となのる中年の武士が来て草鞋をぬいだ。 | |||
| 夏草戦記 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 慶長五年(一六〇〇)六月のある日の昏れがたに、岩代のくに白河郡の東をはしる山峡のけわしい道を越えてきた一隊百二十余人のみしらぬ武者たちが竹置という小さな谷あいの部落へはいって野営をした。 | |||
| 抜打ち獅子兵衛 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 賭け勝負(木剣真剣望み次第) 試合は一本 申込みは金一枚 うち勝つ者には金十枚呈上 中国浪人天下無敵 ぬきうち獅子兵衛 横二尺に縦五尺ほどの杉板へ、墨も黒々と筆太に書いた高札が立っている。 | |||
| 鉢の木 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 そのような運命が一夜のうちにめぐって来ようとは思いも及ばぬことであった。 | |||
| 武家草鞋 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「あの方はたいそう疲れていらっしゃるのですね、お祖父さま、きっとずいぶんお辛い旅が続いたのでしょう、わたくしあの方のお顔を拝見したときすぐにそう思いました」若いむすめの艶やかな声が、秋の午後のひっそりとした庭のほうから聞えてくる、「……並なみのご苦労ではないのですよ、あのお眼の色でしんそこ疲れきっていらっしゃるのがわかります、わたくし胸が痛くなりました、本当にここのところが痛くなりましたの、 | |||
| 武道無門 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 宮部小弥太は臆病者であった。 | |||
| 孫七とずんど | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 烈風と豪雨の夜だった。 | |||
| 水戸梅譜 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 寛文五年の秋のある日、徳川光圀の水戸の館へ、貧しげなひとりの浪人ものが、仕官をたのむためにおとずれた。 | |||
| 蜜柑 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「大夫がお呼びなさる?」 源四郎はいぶかしげに問いかえした。 | |||
| 水の下の石 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「おそろしく暗いな……如法闇夜とはこんな晩のことをいうのだろうな」列の五六人さきでそう云うこえがした、だがそれに答える者はなかった。 | |||
| めおと鎧 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 香田孫兵衛が飛竜を斬ったのは、「犬」といういきものが嫌いだったからではない。 | |||
| ゆだん大敵 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 老田久之助が殿の御秘蔵人だということは、長岡藩で知らぬ者はなかった。 | |||
| 三たび東方の平和を論ず | 大隈重信 | 60分以内 | |
一 極端より極端に移る対支政策 我輩の東方平和論は、本誌に於ては今度を初めてとするが、前後を通じてこれで三度である。 | |||
| 歔欷く仁王像 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 ――まあ、なんて清吉は色が白いのだろう。 | |||
| 親方子方 | 柳田国男 | 60分以内 | |
第一 親といふ漢字を以て代表させて居るけれども、日本のオヤは以前は今よりもずつと廣い内容をもち、之に對してコといふ語も、亦決して兒又は子だけに限られて居なかつた樣に思ふ。 | |||
| 葬制沿革史料 | 柳田国男 | 60分以内 | |
緒言 前代日本人の後生觀念、乃至亡靈の去來に關する思想については、記録文獻の偏倚と乏少の爲に、從來可なり大雜把な、甲乙兩立し得ない推斷を許して居たが、是には未だ試みられざる一つの方法が殘つて居た。 | |||
| 葬制の沿革について | 柳田国男 | 60分以内 | |
一 會員としての我々の經驗から言ふと、學會が榮えるといふことは、必ずしも精透の研究を以て、後代の目標を打立てる迄の重要論文が、連續して出現することを意味しては居なかつたやうである。 | |||
| 農村家族制度と慣習 | 柳田国男 | 60分以内 | |
第一節 家族制度と勞働組織 一 序論 農業にはもと賃銀の要らない勞働組織があつた。 | |||
| 「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」 | ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム | 60分以内 | |
むかしむかし、ひとりの仕立屋さんがおりました。 | |||
| ドミノのお告げ | 久坂葉子 | 60分以内 | |
或る日。 | |||
| 過酸化マンガン水の夢 | 谷崎潤一郎 | 60分以内 | |
八月八日朝いでゆにて上京。 | |||
| 矢押の樋 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 「あれはなんだ、衣類のようではないか」 外村重太夫は扇子で陽を除けながら、立停って顎をしゃくった。 | |||
| 竜と虎 | 山本周五郎 | 60分以内 | |
一 性が合わぬというのはふしぎなものである。 | |||
| 私 | 谷崎潤一郎 | 60分以内 | |
もう何年か前、私が一高の寄宿寮に居た当時の話。 | |||
| 正直な泥棒 | フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー | 60分以内 | |
ある朝、わたしが役所へ行こうと思って、すっかり支度をしてしまったところへ、アグラフェーナが部屋へ入って来た。 | |||
| 観潮楼始末記 | 森於菟 | 60分以内 | |
これは父鴎外が観潮楼を本郷区駒込千駄木町二十一番地、団子坂上に新築してから、その命を終る日までの大部分をここに過した記録を私の思い出す順序に書きとどめ、さらに父の死後私が台北帝国大学に赴任した留守に、二階建の楼が失火で焼け落ちたまでのことをつづったのを、彼の地の「台湾時報」という雑誌に寄稿したものであった。 | |||
| 文芸家の生活を論ず | 佐藤春夫 | 60分以内 | |
先々月の新潮合評会席上で、作家の稿料の事などに就いて僕が簡単に発言したところ、今月号の二三の雑誌に多少の反響があつた。 | |||
| 爪 | 大下宇陀児 | 60分以内 | |
一 沖野鳳亭が何故竹中格之進を殺さねばならなかったか、その根本の理由に就いては、出来るだけ簡単に述べて置く。 | |||
| 毒 | 大下宇陀児 | 60分以内 | |
一 小野村伯太郎には、まだ何一つ分ってはいなかった。 | |||
| 童貞 | 夢野久作 | 60分以内 | |
「俺はここで死ぬのかな……」 そう思いつつ昂作はヒョロヒョロと立ち止まった。 | |||
| 国訳史記列伝 | 司馬遷 | 60分以内 | |
箭内亙による譯 伍子胥は楚の人也。 | |||
| 実験室 | 有島武郎 | 60分以内 | |
兄と彼れとは又同じ事を繰返して云ひ合つてゐるのに氣がついて、二人とも申合せたやうに押默つてしまつた。 | |||
| 平凡人の手紙 | 有島武郎 | 60分以内 | |
もう一年になつた。 | |||