60分以内で読める青空文庫の中編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 詩語としての日本語 | 折口信夫 | 60分以内 | |
銘酊船 さてわれらこの日より星を注ぎて乳汁色の 海原の詩に浴しつゝ緑なす瑠璃を啖ひ行けば こゝ吃水線は恍惚として蒼ぐもり 折から水死人のたゞ一人想ひに沈み降り行く 見よその蒼色忽然として色を染め 金紅色の日の下にわれを忘れし揺蕩は 酒精よりもなほ強く汝が立琴も歌ひえぬ 愛執の苦き赤痣を醸すなり アルチュル・ランボオ 小林秀雄 この援用文は、幸福な美しい引例として、短い私の論文の最初にかか | |||
| 役者の一生 | 折口信夫 | 60分以内 | |
一 沢村源之助の亡くなったのは昭和十一年の四月であったと思う。 | |||
| 山越しの阿弥陀像の画因 | 折口信夫 | 60分以内 | |
極楽の東門に 向ふ難波の西の海 入り日の影も 舞ふとかや 渡来文化が、渡来当時の姿をさながら持ち伝えていると思われながら、いつか内容は、我が国生得のものと入りかわっている。 | |||
| 蒼馬を見たり | 林芙美子 | 60分以内 | |
自序 あゝ二十五の女心の痛みかな! 細々と海の色透きて見ゆる 黍畑に立ちたり二十五の女は 玉蜀黍よ玉蜀黍! かくばかり胸の痛むかな 廿五の女は海を眺めて 只呆然となり果てぬ。 | |||
| 貸家を探す話 | 高田保 | 60分以内 | |
私はいま伊豆の温泉宿にゐて、のんびりした恰好で海を眺めてゐる。 | |||
| 死剣と生縄 | 江見水蔭 | 60分以内 | |
一 武士の魂。 | |||
| ウンベルト夫人の財産 | 牧逸馬 | 60分以内 | |
1 重苦しい八月の太陽が巴里を押しつけていた。 | |||
| 都会の類人猿 | 牧逸馬 | 60分以内 | |
1 一九二六年二月十四日に、桑港サタア街一一三七番居住の Miss Clara Newman という六十三歳になる独身の老婆が、表て通りの窓に、「貸間あり」の紙札を出した。 | |||
| 肉屋に化けた人鬼 | 牧逸馬 | 60分以内 | |
1 「こら、何故お前はそんな所に寝ているんだ」 フリッツ・ハアルマンが斯う声を掛けると、古着を叩き付けたように腰掛けに長くなって眠っていた子供が、むっくり起き上った。 | |||
| 放浪作家の冒険 | 西尾正 | 60分以内 | |
私が或る特殊な縁故を辿りつつ、雑司ヶ谷鬼子母神裏陋屋の放浪詩人樹庵次郎蔵の間借部屋を訪れたのは、恰も秋は酣、鬼子母神の祭礼で、平常は真暗な境内にさまざまの見世物小屋が立ち並び、嵐のような参詣者や信者の群の跫音話声と共に耳を聾するばかりの、どんつくどんどんつくつくと鳴る太鼓の音が空低しとばかりに響き渡る、殷賑を極めた夜であった。 | |||
| 斧を持った夫人の像 | 牧逸馬 | 60分以内 | |
1 「求縁――インデアナ州ラ・ポウト郡の風光明媚なる地域に、収穫多き農園を経営する美貌の寡婦、最も便宜なる近き将来において財産と人生を併合する意思の下に、相当以上の資財ある紳士との御交際を求む。文書の御照会は自由なるも、時日を約して自身御来談の誠意あるに非ざれば、当方も真剣に考慮する能わず――姓名在社」 個人欄の広告である。 | |||
| 海妖 | 牧逸馬 | 60分以内 | |
1 有名な巴里の新聞マタン紙の創設者の一人に、アルフレッド・エドワルドという富豪がある。 | |||
| カラブウ内親王殿下 | 牧逸馬 | 60分以内 | |
1 食卓の人々は、つと顔を見合わせた。 | |||
| 怪異黒姫おろし | 江見水蔭 | 60分以内 | |
一 熊! 熊! 荒熊。 | |||
| 悪因縁の怨 | 江見水蔭 | 60分以内 | |
一 天保銭の出来た時代と今と比べると、なんでも大変に相違しているが、地理でも非常に変化している。 | |||
| 抱茗荷の説 | 山本禾太郎 | 60分以内 | |
女は名を田所君子といった。 | |||
| 備前天一坊 | 江見水蔭 | 60分以内 | |
一 徳川八代の将軍吉宗の時代(享保十四年)その落胤と名乗って源氏坊天一が出た。 | |||
| 怪異暗闇祭 | 江見水蔭 | 60分以内 | |
一 天保の頃、江戸に神影流の達人として勇名を轟かしていた長沼正兵衛、その門人に小机源八郎というのがあった。 | |||
| 頼襄を論ず | 山路愛山 | 60分以内 | |
文章即ち事業なり。 | |||
| 愛の為めに | 甲賀三郎 | 60分以内 | |
夫の手記 私はさっきから自動車を待つ人混みの中で、一人の婦人に眼を惹かれていた。 | |||
| P丘の殺人事件 | 松本泰 | 60分以内 | |
一 火曜日の晩、八時過ぎであった。 | |||
| 楢ノ木大学士の野宿 | 宮沢賢治 | 60分以内 | |
楢ノ木大学士は宝石学の専門だ。 | |||
| 黄昏の告白 | 浜尾四郎 | 60分以内 | |
沈み行く夕陽の最後の光が、窓硝子を通して室内を覗き込んでいる。 | |||
| 平賀源内捕物帳 | 久生十蘭 | 60分以内 | |
十六日の朝景色 薄い靄の中に、応挙風の朱盆のような旭がのぼり、いかにもお正月らしいのどかな朝ぼらけ。 | |||
| 平賀源内捕物帳 | 久生十蘭 | 60分以内 | |
普賢菩薩のお白象 チャッチャッチキチ、チャッチキチ、 ヒイヤラヒイヤラ、テテドンドン…… 「夏祭だ」 「夏祭だ」 「天下祭でい」 「御用祭だ」 「練って来た、練って来た。あれが名代の諫鼓鶏……」 「お次は南伝馬町の猿の山車」 「日吉鷲平の猿の面。あの山鉾ひとつで四千五百両とは豪勢なものでござります」 ……三番は、平河町の騎射人形、……四番は、山王町の剣に水車、……八番は、駿河町の春日龍神、 | |||
| 平賀源内捕物帳 | 久生十蘭 | 60分以内 | |
朱房銀※の匕首 源内先生は旅姿である。 | |||
| 「太平洋漏水孔」漂流記 | 小栗虫太郎 | 60分以内 | |
竜宮から来た孤児 前作「天母峯」で活躍した折竹孫七の名を、読者諸君はお忘れではないと思う。 | |||
| 書記官 | 川上眉山 | 60分以内 | |
一 笆に媚ぶる野萩の下露もはや秋の色なり。 | |||
| 空家 | 宮崎湖処子 | 60分以内 | |
上 麑島謀反の急報は巻き来たる狂瀾のごとく九州の極より極に打てり、物騒なる風説、一たびは熊本城落ちんとするの噂となり、二たびは到るところの不平士族賊軍に呼応して、天下再び乱れんとするの杞憂となり、ついには朝廷御危しとの恐怖となり、世間はみずから想像してみずから驚愕せり、ただ生活に窮せる士族、病人に棄てられたる医者、信用なき商人、市井の無頼らが命の価を得んとて戦場に赴くあるのみ、他は皆南方の風に | |||
| 緑衣の女 | 松本泰 | 60分以内 | |
一 夏の夕暮であった。 | |||
| 「マリー・ロオジェ事件」の研究 | 小酒井不木 | 60分以内 | |
一、序言 ポオの探偵小説「マリー・ロオジェ事件」は、言う迄もなく、一八四一年七月、紐育を騒がせたメリー・ロオジャース殺害事件を、パリーに起った出来事として物語に綴り、オーギュスト・ヂュパンをして、その迷宮入りの事件に、明快なる解決を与えさせたものである。 | |||
| 岩魚 | 佐藤垢石 | 60分以内 | |
一 石坂家は、大利根川と榛名山と浅間火山との間に刻む渓谷に水源を持つ烏川とが合流する上州佐波郡芝根村沼之上の三角州の上に、先祖代々農を営む大地主である。 | |||
| わが童心 | 佐藤垢石 | 60分以内 | |
二、三日前、紀州熊野の山奥に住む旧友から、久し振りに手紙がきた。 | |||
| 瀞 | 佐藤垢石 | 60分以内 | |
一 南紀の熊野川で、はじめて鮎の友釣りを試みたのは、昭和十五年の六月初旬であった。 | |||
| 哲学はどう学んでゆくか | 三木清 | 60分以内 | |
哲學はどう學んでゆくかといふ問は、私のしばしば出會ふ問である。 | |||
| かへらじと | 岸田国士 | 60分以内 | |
時 昭和十四年初夏より同年の晩秋にかけて 処 関東地方の小さな町 人 志岐行一 二十五 ふく 二十 行一の妹 きぬ 四十五 行一の母 大坪参弐 二十四 大五 六十 参弐の父 飯田虎松 四十二 町長代理 角崎九蔵 三十八 在郷軍人分会長 北野守男 四十五 国民学校々長 上島 通 二十五 農事試験場技手 結城正敏 四十二 予備陸軍少佐 小菅三郎 二十五 郵便局員 柏原 茂 | |||
| 雅俗貧困譜 | 岸田国士 | 60分以内 | |
人物 押川 進 三十一 妻なる子 二十四 持山六郎 三十二 妻なぞえ 二十五 陽々軒女将 三十五 摺沢 六十 紙屋 二十五 印刷屋 十八 製本屋 四十五 彦 十六 場所 東京の裏街の二階家。 | |||
| 秘密の代償 | 岸田国士 | 60分以内 | |
人物 生田 是則 四十九 妻 数子 四十六 息子 是守 二十五 小間使てる 二十一 七月の半ば過ぎである。 | |||
| 風俗時評 | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 医院 医師 どうも不思議だねえ。 | |||
| 医術の進歩 | 岸田国士 | 60分以内 | |
榊 卯一郎 新案炊事手袋製造業 同 とま子 その妻 今田末子 親戚の女 津幡 直 医師 乙竹外雄 外交員 きぬ 女中 三木 小僧 松原延蔵 医師 [#改ページ] 榊卯一郎の住宅兼工場。 | |||
| 運を主義にまかす男 | 岸田国士 | 60分以内 | |
底野(又はカマボコ) 飛田(又はトンビ) こよ 以前の下宿の娘 口髭を生やした行商人 癈兵と称する押売 鶯を飼ふ老人 宇部家の小間使 [#改ページ] 一 底野、飛田の両人が共同で借りてゐる郊外の小住宅。 | |||
| 顔 | 岸田国士 | 60分以内 | |
男 女 菅沼るい 京野精一 土屋園子 ある海浜の寂れたホテル 四月のはじめ。 | |||
| 喧嘩上手 | 岸田国士 | 60分以内 | |
人物(画面に現はれる順) 春日珠枝 更子の弟子 天城更子 映画女優 老婢よし 武部 日の出新報記者 横川 更子のパトロン 嬉野 弁護士 三堂微々 漫画家 加治わたる 同右 中根六遍 同右 新聞記者A 同B 同C 運転手 監督 高見 「トオケウトオキイ」支配人 社員 女優A 男優B 女優C 女優D 家庭倶楽部記者 客A┐ 客B├雑誌記者 客C┘ 宝石屋の番頭 女給 | |||
| 世帯休業 | 岸田国士 | 60分以内 | |
人物 夫 渋谷八十一 妻 詩人 鳥羽 妻の母 君い女 かも子 夫の友人 茶木 八百や [#改ページ] 第一場 舞台は、すべて戸締りをした家の内部。 | |||
| 豆腐買い | 岡本かの子 | 60分以内 | |
おもて門の潜戸を勇んで開けた。 | |||
| 取返し物語 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
前がき いつぞやだいぶ前に、比叡の山登りして阪本へ下り、琵琶湖の岸を彼方此方見めぐるうち、両願寺と言ったか長等寺と言ったか、一つの寺に『源兵衛の髑髏』なるものがあって、説明者が殉教の因縁を語った。 | |||
| ドーヴィル物語 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
一 日本留学生小田島春作は女友イベットに呼び寄せられ、前夜晩く巴里を発ち、未明にドーヴィル、ノルマンジーホテルに着いた。 | |||
| 古代民謡の研究 | 折口信夫 | 60分以内 | |
一 おもしろき野をば 勿焼きそ。 | |||
| 叙景詩の発生 | 折口信夫 | 60分以内 | |
一 私の此短い論文は、日本人の自然美観の発生から、ある固定を示す時期までを、とり扱ふのであるから、自然同行の諸前輩の文章の序説とも、概論ともなる順序である。 | |||
| 椎茸と雄弁 | 岸田国士 | 60分以内 | |
舞台は全体を通じ黒無地の幕を背景とし、人物の動きを規定する最小限の小道具を暗示的に配置する。 | |||