5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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和歌一 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
先日申てあげたかしらん世の中の事をよめるさてもよににつゝもあるか大井川くだすいかだのはやきとしつき恋きゑやらぬ思ひのさらにうぢ川の川瀬にすだく螢のみかはみじか夜をあかずも啼てあかしつる心かたるなやまほととぎす。 | |||
和歌三 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
秋の暮れ嵐山夕べ淋しく鳴る鐘にこぼれそめてし木々の紅葉桂小五郎揮亳を需めける時示すとてゆく春も心やすげに見ゆるかな花なき里の夕暮の空○こゝろからのどけくもあるか野辺ハ猶雪げながらの春風ぞ吹○丸くとも一かどあれや人心あまりまろきはころびやすきぞ奈良崎将作に逢ひし夢見て面影の見えつる君が言の葉をかし... | |||
和歌二 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
○文開く衣の袖はぬれにけり海より深き君が美心世の人はわれをなにともゆはゞいへわがなすことはわれのみぞしる春くれて五月まつ間のほととぎす初音をしのべ深山べの里湊川にて月と日のむかしをしのぶみなと川流れて清き菊の下水明石にてうき事を独明しの旅磯うつ浪もあわれとぞ聞○人心けふやきのふとかわる世に独なげきのます鏡哉。 | |||
船中八策 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
一、天下ノ政権ヲ朝廷ニ奉還セシメ、政令宜シク朝廷ヨリ出ヅベキ事。 | |||
新しい女 | 大杉栄 | 5分以内 | |
僕はいわゆる新しい女に対して、半ば同感すると同時に、また半ば反感する。 | |||
断腸亭日乗 | 永井荷風 | 5分以内 | |
此断腸亭日記は初大正六年九月十六日より翌七年の春ころまで折※鉛筆もて手帳にかき捨て置きしものなりしがやがて二三月のころより改めて日日欠くことなく筆とらむと思定めし時前年の記を第一巻となしこの罫帋本に写直せしなり以後年と共に巻の数もかさなりて今茲昭和八年の春には十七巻となりぬかぞへ見る日記の巻や古火桶五十有五歳荷風老人書。 | |||
鰯 | 岩本素白 | 5分以内 | |
越生と書いておごせという。 | |||
菓子の譜 | 岩本素白 | 5分以内 | |
いま生きて居れば、すくなくとも百ちかい年の人であらう。 | |||
麺くひ | 桂三木助 | 5分以内 | |
私の母が蕎麦好きだった故?私も大変蕎麦好きです。 | |||
藍微塵の衣服 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
これは東京の芝区にあった話である。 | |||
鼓の音 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
柳橋の船宿の主翁は、二階の梯子段をあがりながら、他家のようであるがどうも我家らしいぞ、と思った。 | |||
机の抽斗 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
ハワイのヒロはホノルルに次ぐ都会であるが、そのヒロに某と云う商店があって、賃銀の関係から支那人や日本人を事務員に使っていた。 | |||
人のいない飛行機 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
航空兵少佐の某君が遭遇した実話である。 | |||
飛行機に乗る怪しい紳士 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
A操縦士とT機関士はその日も旅客機を操って朝鮮海峡の空を飛んでいた。 | |||
男の顔 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
季節は何時であったか聞きもらしたが、市ヶ谷八幡の境内で、壮い男と女が話していた。 | |||
車屋の小供 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
明治も初めの方で、背後に武者絵などのついた人力車が東京市中を往来している比のことであった。 | |||
海嘯のあと | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
壮い漁師は隣村へ用たしに往って、夜おそくなって帰っていた。 | |||
追っかけて来る飛行機 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
昭和六年の夏の夜のことであった。 | |||
女の姿 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
明治三十年比のことであったらしい。 | |||
唖娘 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
伊井蓉峰の弟子に石井孝三郎と云う女形があった。 | |||
公孫樹 | 石川啄木 | 5分以内 | |
秋風死ぬる夕べの入日の映のひと時、ものみな息をひそめて、さびしさ深く流るる。 | |||
日光の紅葉 | 正岡子規 | 5分以内 | |
春の花は見るが野暮なり、秋の紅葉は見ぬが野暮なりと独り諺をこしらへて其言ひわけに今年は日光の紅葉狩にと思ひ付きぬ。 | |||
大植物図鑑 | 本多静六 | 5分以内 | |
著者村越君が訪問されて本書の批判を余に請はれた。 | |||
大植物図鑑 | 松村任三 | 5分以内 | |
近來科學知識が一般に歡迎せられつゝあるは喜ぶ可き現象である。 | |||
大植物図鑑 | 丹波敬三 | 5分以内 | |
自然界に棲息する人間に取つて、自然の觀察は決して忽にならない。 | |||
浅草を食べる | 古川緑波 | 5分以内 | |
十二階があったころの浅草、といえば、震災前のこと。 | |||
氷屋ぞめき | 古川緑波 | 5分以内 | |
近頃では、アイスクリームなんてものは、年がら年中、どこででも売っている。 | |||
八の字づくし | 古川緑波 | 5分以内 | |
名古屋ってとこ、戦前から戦争中にかけて、僕は好きじゃなかった。 | |||
随筆 藪柑子 | 土井晩翠 | 5分以内 | |
「仙臺の方言」と「土佐の方言」へはそれぞれ斯道の大家の序を頂戴したが、今度の隨筆集の序はどなたに御願ひしようかと出版者に相談した處、御良人がいゝでせうと曰はれました、どうかよろしくとの申出である。 | |||
随筆 藪柑子 | 小川正子 | 5分以内 | |
土井晩翠先生夫人に、初めてお目に懸つたのは、夫人が長島に御出でになられた昭和十年の秋であつたが、其の頃は私はまだ御目見得以下であつたので、直接に御話を伺つたり御接待に出たりしたのではなかつた。 | |||
忙ノ説 | 成島柳北 | 5分以内 | |
※上子性甚ダ閑ヲ好ム。 | |||
魚服記に就て | 太宰治 | 5分以内 | |
魚服記といふのは支那の古い書物にをさめられてゐる短かい物語の題ださうです。 | |||
先生三人 | 太宰治 | 5分以内 | |
けさ新聞紙上にて、文壇師弟間の、むかしながらのスパルタ的なる鞭の訓練ちらと垣覗きして、あれではお弟子が可愛さうだと、清潔の義憤、しかも、酸鼻といふ言葉に據つて辛くも表現できる一種凌壯の感覺に突き刺されて、あ、と小さい呼び聲、女の作家、中條百合子氏の、いちいち汚れなき抗議の文字、「文學に、何ぞ、この封建ふうの徒弟氣質、――」云々の、お言葉に接して、いまは猶豫の時に非ず、良き師持ちたるこの身の幸福を、すこしも早う、いちぶいちりんあやまちなく、はつきり、お教へしなければならぬ、たのしき義務をさ... | |||
人物に就いて | 太宰治 | 5分以内 | |
ちかごろ、歴史的人物で興ふかきは、やはり、乃木大將である。 | |||
「人間キリスト記」その他 | 太宰治 | 5分以内 | |
山岸外史氏の「人間キリスト記」を、もつと、たくさんの人に讀んでもらひたい、と思つてゐる。 | |||
諸君の位置 | 太宰治 | 5分以内 | |
世の中の、どこに立つて居るのか、どこに腰掛けて居るのか、甚だ曖昧なので、學生たちは困つて居る。 | |||
檀君の近業について | 太宰治 | 5分以内 | |
檀君の仕事の性格は、あまり人々に通じてゐない。 | |||
ラロシフコー | 太宰治 | 5分以内 | |
その高橋五郎といふ人は、他にどんな仕事をした人か、私は知らない。 | |||
リシダス | ジョン・ミルトン | 5分以内 | |
今一たびは、あはれ桂よ。 | |||
さしあげた腕 | レミ・ドゥ・グルモン | 5分以内 | |
見渡すかぎり、一面に頭の海である。 | |||
わるい花 | レミ・ドゥ・グルモン | 5分以内 | |
花屋の前を通り過ぎた。 | |||
子供たちへの責任 | 小川未明 | 5分以内 | |
最近小さな子供の行状などを見ていると胸をうたれる。 | |||
三国志 | 吉川英治 | 5分以内 | |
三国志は、いうまでもなく、今から約千八百年前の古典であるが、三国志の中に活躍している登場人物は、現在でも中国大陸の至る所にそのまま居るような気がする。 | |||
義務 | 太宰治 | 5分以内 | |
義務の遂行とは、並たいていの事では無い。 | |||
国技館 | 太宰治 | 5分以内 | |
生れてはじめて本場所といふものを、見せてもらつたわけであります。 | |||
「明治のおもかげ」序にかえて | 喜多村緑郎 | 5分以内 | |
大阪にて喜多村緑郎『明治のおもかげ』という随筆を書いたから、序文を書け、という手紙を留守宅から回送して来たのだが、日も迫っているし、旅にいる身の、内容を知るすべもない。 | |||
『お話の木』を主宰するに当たりて宣言す | 小川未明 | 5分以内 | |
次の時代を建設する者が、今日の子供達であると知る時、私達は、未来への希望と理想を子供達に対して持たないであろうか。 | |||
貪婪禍 | 太宰治 | 5分以内 | |
七月三日から南伊豆の或る山村に來てゐるのだが、勿論ここは、深山幽谷でも何でもない。 | |||
文盲自嘲 | 太宰治 | 5分以内 | |
先夜、音樂學校の古川といふ人が、お見えになり、その御持參の鞄から葛原しげる氏の原稿を取り出し、私に讀ませたのですが、生れつき小心な私は、讀みながら、ひどく手先が震へて困りました。 | |||
青塚ノ説 | 成島柳北 | 5分以内 | |
佳人ノ薄命古今何ゾ限リ有ラン。 |