10分以内で読める岸田国士の短編作品
青空文庫で公開されている岸田国士の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
51-100件 / 全104件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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通俗性・大衆性・普遍性 | 岸田国士 | 10分以内 | |
演劇に限らず、芸術作品の通俗性とか大衆性とかが問題になつてゐる。 | |||
日記について | 岸田国士 | 10分以内 | |
私は日記をつけない。 | |||
わが演劇文化の水準 | 岸田国士 | 10分以内 | |
アカデミイなき悲哀現代日本の各種文化部門を通じて、最も混沌たる状態を示してゐるのは、人々によつて多少見るところも違ふであらうが、恐らく、明治維新の一転機にも拘らず、かの封建的伝統を最も執拗に、かつ濃厚に継承し来たつて、これに代るべき新時代の要求を未だ明確に反映し得ない、ある若干の部門に限られてゐるやうである。 | |||
俳優志望者メンタルテスト | 岸田国士 | 10分以内 | |
私。 | |||
巴里で観たイプセン劇 | 岸田国士 | 10分以内 | |
私は夙に近代劇の研究はイプセンから始めなければならぬと教えられてゐた。 | |||
アトリエの印象 | 岸田国士 | 10分以内 | |
私は巴里滞在中、二三の画家諸君と識り合ひになり、ちよいちよいアトリエを訪ねるやうなこともあつたが、いつでもその仕事振り、生活振りに多大の興味を惹かれた。 | |||
サン・ジョルジュ・ド・ブウエリエについて | 岸田国士 | 10分以内 | |
「わたくしは、ただ、自分の欲求に従ひ、只管霊感に耳を傾けて、劇作の筆を取り始めました。 | |||
「悲劇喜劇」の編輯者として | 岸田国士 | 10分以内 | |
今日までかういふ種類の雑誌があつたかどうか、いはゆる「公器」としては、あまりに個人本位であり、いはゆる「同人雑誌」としては、あまりに門戸開放に過ぎると思はれる、一雑誌の存在は、当今、少しく時代錯誤の観がないでもないが、流行は必ずしも一世の識者を悉く眩惑し去るものではないと思ふから、私は、好んで自分の立場を守ることにした。 | |||
文功章 | 岸田国士 | 10分以内 | |
こんなことを問題にする必要もないが、二三の新聞雑誌から意見を求められ、一々それに答へる手数を省いたから、ここで一言感想を述べておく。 | |||
舞台の笑顔 | 岸田国士 | 10分以内 | |
此の標題は少し曖昧だが、俳優の笑顔を指してゐるのではない。 | |||
戯曲の翻訳 | 岸田国士 | 10分以内 | |
自分の好きな作品、何遍も読み返した作品を、ゆつくり、丹念に翻訳することができたら、愉快であると同時に、結果もよからうと思ふが、今までは、なかなか、さう誂へ向きな仕事はできなかつた。 | |||
ある村の素人劇団 | 岸田国士 | 10分以内 | |
僕はこの夏、ある山間の温泉宿で、たまたまその村の青年諸君によつて組織されてゐる一新劇団の試演を見物する機会を得た。 | |||
風邪一束 | 岸田国士 | 10分以内 | |
年久しくその名を聞き、常に身辺にそれらしいものゝ影を見ながら、未だ嘗てその正体をしかと捉へることの出来ないものに、風邪がある。 | |||
ジャック・コポオの印象 | 岸田国士 | 10分以内 | |
人を訪ねるといふことが非常に憶劫なたちなので、コポオに会ひたいと思ひながら、いよいよその方法を講じる決心をつけるまで凡そ半年もかかつてゐる。 | |||
演劇より文学を排除すべきか | 岸田国士 | 10分以内 | |
かういふ標題で、最近のヌウヴェル・リテレエルは、リュシアン・デカアヴの興味ある調査を掲げてゐる。 | |||
これからの戯曲 | 岸田国士 | 10分以内 | |
文学の一部門たる戯曲が文学の大勢に従はない訳はない。 | |||
懐疑的宣言 | 岸田国士 | 10分以内 | |
この二三年来、私の読んだもののうちで、ジユウル・ルナアルの日記ほど、私の心を動かしたものはない。 | |||
クロムランクとベルナアルに就いて | 岸田国士 | 10分以内 | |
欧洲大戦後、即ち千九百二十年から二十三年にかけて、仏蘭西の劇壇は空前の開花期を現出し、その間に、有為な新作家が相次いで「問題になる作品」を発表した。 | |||
『シラノ』雑感 | 岸田国士 | 10分以内 | |
二月の帝劇で左団次一派が『シラノ・ド・ベルジユラツク』を出すといふ、先年沢田正二郎が翻案白野弁十郎を演つた時、原作の面影がどれほど伝へられたかは知らぬが、今度は時間の関係で多少のカツトをする外大体、辰野、鈴木両君の定評ある名訳によるとのことであるから、左団次の演技次第で、かのポルト・サンマルタン座初演の当時をしのぶことが出来るかも知れない。 | |||
異性間の友情と恋愛 | 岸田国士 | 10分以内 | |
一体、友情といふものは、それ自身甚だ曖昧なもので、同性間の友情でさへ、様々な動機によつて、様々な形態を取るものである。 | |||
紀州人 | 岸田国士 | 10分以内 | |
子供のころ、故郷といふ課題で作文を作つたことを覚えてゐる。 | |||
明治大学文芸科に演劇映画科を新設する件 | 岸田国士 | 10分以内 | |
私はかねがね日本の現状からみて、演劇映画の仕事に携はるものが、単に実務による経験のみを頼らず、系統だつた基礎知識と、良い意味でのアカデミツクな修業とを身につけてから、それぞれ職業的な部門につくやうにしなければ、将来この方面における人的要素の充実は困難であらうといふ見透しをつけてゐた。 | |||
三保寮を訪ふ | 岸田国士 | 10分以内 | |
夏前からの約束で、私はこの三日に、静岡県三保海岸にある国際学友会のサンマーハウスを訪れた。 | |||
或る風潮について | 岸田国士 | 10分以内 | |
日本人が日本人に向つて日本のことを褒めて話すといふ風潮が近頃目立つやうであるが、これは現在の日本に於いてはたしかにその必要があるからだと思ふけれども、そこにちよつと微妙な呼吸があつて、それほど変でないものと、妙にくすぐつたい、もうやめてくれと云ひたくなるやうなものとがある。 | |||
支那人研究 | 岸田国士 | 10分以内 | |
私は近頃支那人について語られてゐる文章を読む機会が多いのであるが、やはり永く支那にゐて親しく彼地の人々と接した経験が土台になつてゐるやうな意見には、なかなか傾聴すべきものが多い。 | |||
新聞小説とは | 岸田国士 | 10分以内 | |
「新聞小説」についての感想を書けといふ注文である。 | |||
新文化建設の方向 | 岸田国士 | 10分以内 | |
私はこの度、大政翼賛会文化部の仕事を引受けることになつたのであるが、引受けてみて、さて驚いたことは、「文化」といふ言葉がそれぞれの方面でいかに違つた意味にとられてゐるかといふことである。 | |||
文化政策展開の方向 | 岸田国士 | 10分以内 | |
文化政策といふ言葉は範囲のたいへん広い言葉である。 | |||
文化とはどういふことか | 岸田国士 | 10分以内 | |
国民が発揮するいろいろな力といふものは悉くその国民の有つ文化が土台になつてゐる誤つて使はれる「文化」文化といふ言葉は今日では誰でも使つてをりますし、また到る処にこの言葉が拡つてをります。 | |||
一つの試案 | 岸田国士 | 10分以内 | |
先ごろから、魚屋、八百屋、菓子屋などの店先き、多くの主婦たちが一列に並んで順の来るのを待つてゐる買物風景は、どこへ行つても見ないといふわけにはゆかない。 | |||
『美しい話』まへがき | 岸田国士 | 10分以内 | |
「美しい」ものを「美しい」と感じる心は誰にでもあるはずだが、「ほんたうに美しい」ものと「みかけだけ美しい」ものとの区別がつかなくなつてゐる人はずいぶん多い。 | |||
『日本人とはなにか』まへがき | 岸田国士 | 10分以内 | |
雑誌「玄想」の創刊号から十回に亙つて毎号「宛名のない手紙」といふ題で発表した文章をこゝに一冊の本として出すことにした。 | |||
横光君といふ人 | 岸田国士 | 10分以内 | |
「文芸時代」が創刊されて間もなく、私がたしか第二作の「チロルの秋」を発表した直後、菅忠雄君から同人にならぬかといふ勧誘をうけ、会場はどこだつたか覚えてゐないが、その同人会といふのにはじめて出席した。 | |||
S夫人への手紙[別稿] | 岸田国士 | 10分以内 | |
四書斎を転々と方々にうつしてゐる私を、あなたはおわらひになり、また放浪癖がはじまつたとおつしやるのですが、たしかに、さういふところもないではないでせう。 | |||
横光君の印象 | 岸田国士 | 10分以内 | |
さて、横光君の死後、いろいろなひとが、この稀有な才能と人物とについて書いてゐるのを読んだが、それぞれに私にも思ひあたるところがあつて、五十歳を生きた一作家の全貌は、なかなか複雑なものだと感じるほかなかつた。 | |||
生活の美しさについて | 岸田国士 | 10分以内 | |
この雑誌の前の号で、私は坪田譲治さんの文章を読み、いろいろな感慨にふけつた。 | |||
清潔な文章を買ふ | 岸田国士 | 10分以内 | |
この雑誌の前の号で、私は坪田譲治さんの文章を読み、いろいろな感慨にふけつた。 | |||
軌道(黙劇) | 岸田国士 | 10分以内 | |
人物女。 | |||
新年狂想曲 | 岸田国士 | 10分以内 | |
登場人物緑衣の男紫衣の女白衣の少年黒衣の老人舞台闇黒――やがて、遠景に弧形の地平線が現れ、その上部は次第に白光を放ち、幕の閉ぢる前には、舞台全体が暁の色に包まれる。 | |||
福田恆存君の「キティ颱風」 | 岸田国士 | 10分以内 | |
福田恆存君の戯曲「キティ颱風」を読んで非常に面白かつた。 | |||
岩田夫人の死を悼む | 岸田国士 | 10分以内 | |
本誌の読者は「夫婦百景」の筆者獅子文六が、同時に岩田豊雄であることぐらいはご承知であろう。 | |||
コポオの弟子たち | 岸田国士 | 10分以内 | |
今の日本ではさういふことはあるまいけれど、私が三十年前にパリへ出掛けた頃は、仏蘭西に於ける新しい演劇界の消息といふものは、かいもく見当がつかぬ有様であつた。 | |||
雲の会 | 岸田国士 | 10分以内 | |
新しい演劇の芽は、どういふところに発生し、その芽はどうすれば健全に伸び育つかといふことを、私はこの二十年絶えず考へつゞけて来た。 | |||
北海道の性格 | 岸田国士 | 10分以内 | |
私が最初に北海道の土を踏んだのは、今から四十いく年か前のことで、たしか十六か十七の時であった。 | |||
ルイ・ジュウヴェの魅力 | 岸田国士 | 10分以内 | |
およそ俳優の芸術ぐらゐ、その「人間」が直接に、そして、むきだしに示される芸術はないであらう。 | |||
演劇への入口 | 岸田国士 | 10分以内 | |
演劇について語るということは、演劇のある部分について語るということではない。 | |||
ラジオ・ドラマ私見 | 岸田国士 | 10分以内 | |
ラジオ文学という新しい様式について、私は常に興味をもち、なにか、原理的なものを発見しようと心掛けているのだが、放送局との関係も、別にそのために特殊な便宜を与えられているわけではないから、なかなか思うように研究もできないでいる。 | |||
映画のダイアローグについて | 岸田国士 | 10分以内 | |
ある映画のダイアローグが、面白いか、面白くないかといふことを特に取りたてて論じてみたところで、それはあまり意味のないことである。 | |||
女優の親 | 岸田国士 | 10分以内 | |
三島由紀夫君の戯曲『夜の向日葵』を読んだときには、これを、文学座の本公演でやるのは、ちよつと無理じやないか、観客がついて来ないのじやないかと心配した。 | |||
「葡萄畑の葡萄作り」後記 | 岸田国士 | 10分以内 | |
私はこの書物を大正十四年の一月に訳了し、同年四月に出版した。 |
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