「悲劇喜劇」の編輯者として
岸田国士
『「悲劇喜劇」の編輯者として』は青空文庫で公開されている岸田国士の短編作品。2,956文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 2,956文字 |
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書き出し書出 | 今日までかういふ種類の雑誌があつたかどうか、いはゆる「公器」としては、あまりに個人本位であり、いはゆる「同人雑誌」としては、あまりに門戸開放に過ぎると思はれる、一雑誌の存在は、当今、少しく時代錯誤の観がないでもないが、流行は必ずしも一世の識者を悉く眩惑し去るものではないと思ふから、私は、好んで自分の立場を守ることにした。 |
初出 | 「東京日日新聞」1928(昭和3)年8月21、23日 |
底本 | 岸田國士全集21 |
表記 | 新字旧仮名 |
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